なんか昨年末あたりに魔女ものがうじゃうじゃ出て、そのときに文倉十のイラストが目についてピックアップ。編集者だって一押しの内容と思わなければ巧いイラストレイターをわざわざ使うまい……くらいの判断というか、作家とタイトルとあらすじで決められなかったらイラスト買いです。小学生・東島恵奈は、ボランティアで訪れた町外れの洋館に住む善良な魔女アボンドから魔法の存在について教えられる。
つい弟子入りしてしまうのだが、それによって《あちら側》と《こちら側》を繋ぐ魔女たちの祖、オリエンテ夫人復活をめぐる争いに巻き込まれてしまう……。
現代の魔女たちの争いに巻き込まれた少女の物語。
表紙イラストと普通の小学生女子が魔女になりました……という導入部から、おジャ魔女どれみみたいな雰囲気かなと思っていたら、魔女狩の人狼が走り回っているわ、吸血だの魂を喰らう悪魔に浸食されるわ、悪い魔女が暗躍するわ、なかなかダークな展開です。
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