非常に暑いです。日本人の小生は今回も現場立ち入り禁止。小生のところの中国人スタッフ(指導する留学生2名)が、華師大の学生を指揮しての観測です。技術的トラブルが起きなければ、出番のないまま上海滞在が終わることでしょう。普段持ち歩きながら筆の進まない執筆が片付きそうです。
曹宝路の光大会展中心に泊まっていますが、非常にラッキーなことに標準房(スタンダード)が満室になったせいで、上客の小生はお部屋がアップグレードになりました。4200元の部屋に700元で泊まれることになり、100平米もあるので持てあましています。ジャグジー付、トイレは2つ、テレビも2台、豪華応接ソファー、麻雀卓まであります。緊急出動に備えてなるべくホテルにいますが、ネットでお仕事+QQ、スポーツジム、プールくらいしかやることがなく、今週はすでに3時間以上泳いでます。
連日の猛暑で、データは完璧のようです。ホテルの裏にある辛いザリガニ(小龍蝦)店のオーナーや常連と意気投合し、おごられっぱなしでした。足浴の店にも夜に連日通いました。25元。
世博会、今回は1日だけ夜に入りました。現地の友人を接待。中南米連合館も並ばずに行けます。
スタッフのL君は夜間から朝までの観測担当だったのですが、開始前の半日、ホテルに帰って休むべきところ、だらだら昼の観測に付き合っていたらしく、22時間連続になったというので、小生はお説教モード。徹夜観測では常識です。「没脳子的行為!」
ホテルへ戻るよう薦めなかった他の学生にもそう戒めました。やはり小生が現場にいないとこういうところがおかしくなるみたい。
L君が帰国した後、L嬢と2人で3人分の大荷物を持っての移動です。重慶(2004-2005)やソウル(2003-2007)の時よりは楽ですが。
2号線とつながる虹橋新駅はとてもきれいですが、一部未完成で、未だにコンクリートを打っています。6時間の乗車に備え、大量の飲料とお菓子を買い込みました。2人とも論文を読んでいたら着いてしまったという感じでしたが、東京博多よりも長時間乗ったのは久しぶりでした。食堂はろくなものがありません。一番豪華なのは30元のトンボーロー弁当。お米は最悪。トイレはきれいです。大きな荷物を置く場所はありますが、十分ではありません。指定なしのおばさんとか、結構あつかましく、予約の乗客に追い出されていました。最高速度は250キロくらい。日本製のCRH2でした。
以前も書きましたが、武漢は人口800万人に対してタクシーがわずかに1万台。4時から6時は運転手が交代するので、市内にもほとんど走っていません。武昌駅で並ぶこと1時間。ようやく大学に向かって走り出しました。割り込みの家族連れや黒車(白タク)の客引きに閉口しましたが、大きな荷物がうまいことブロックになってくれました。
翌日、朝から観測開始。今回は大学村の中なので移動は簡単。すぐさま軌道に乗り、小生は再び無用の存在に。昼寝(ふて寝?)してから、漢口へ買い出し(学生の使い走り?)に。夕方はタクシーがつかまらないので、バス(公交)を使いました。長江の対岸まで10km以上走っている唯一の路線を捕まえ、タクシーなら60元のところを2元。
48時間連続の屋内エネルギー消費観測が終わり、今日から老朽化した長江沿いの市街地で野外気象観測です。学生15人が機材を携えて現場に朝から展開しました。ソウルや重慶での知見がフルに生かされた感じです。最近は民工(出稼ぎ農民)も少ないせいか、ギャラリーは生じませんでした。
赤壁出身のウィグル族美女Jさん。2019年現在は地方自治体で設計技師としてご活躍。魚眼で撮ると、、、
夕方、「唐山大地震」をi-maxシアターで見ました。38元。入場を待っていると、いきなり学生風のカップルから「頼教授!」と呼び止められました。12月に私の講義を聴いていた大学院生のカップルでした。ついに武漢でも変なところをふらふらできないようになってしまったのか、、、。
お涙ちょうだいの映画ですが、一番泣かせそうなところを視聴者の想像に任せて、いきなりその数日後に飛ぶというアイデアはさすがです。中国の映画館は私語が絶えません。ひどい。買い物に出かけたL嬢から、手机(携帯)をなくしました、と新しい手机からメッセージが。ミッションはまだ終わっていないので、油断モードに怒り心頭。
武漢最終日。渋滞を予想して、和諧号(武昌駅ではなく漢口駅)の発車2時間前にチェックアウトしたのだが、予想を上回る大渋滞。運転手が考えもなしに一番混むルートに突進してからあわてて無線で本社に指示を仰ぐ始末。無線のやり取りは武漢語なので、断片的にしか聞き取れない。これにはいらいらする。途中から高速道路で大きく遠回りした結果、タッチの差でアウト。夜行寝台での上海行きを覚悟して駅に入ってみると、電光掲示板に「晩点」の文字が。天は我々を見放しませんでした。その後1時間遅れでの発車となった。仮に乗り遅れても、夕方発の便に無座(指定なし)で乗ればよかったのだ。上海までノンストップの便。4時間半で到着した。行きは6時間半であった。最高速度250キロ。駅弁(23元)も行きより格段においしかった。
虹橋駅から2号線で中山公園へ。そこでL嬢と解散し、小生は体育館近くのホテル(6月と同じ)へ。18時のチェックインには微妙に遅れてしまうので、5分前に電話を入れた。ホテルに着くと、13時に来なかったので14時の段階で予約が取り消されたと、めちゃくちゃなことをいってきた。楽天の予約システムを確認すると、13時~18時に入ればよいとなっている。また、予定時間を過ぎたと思ったのなら、電話してくるのが筋だろう。深圳(2008年3月)の時みたいに。はったりかましていたら、空き部屋があるので、楽天と同じ値段(790元)でどうですか、とのたまう。なら最初からそう言ってくれればいいのに。楽天にはこの件について苦情を入れるしかないであろう。中国語の話せない気弱な日本人なら泣き寝入りしていた場面である。