黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

墓にまつわる話

2013年03月20日 17時41分22秒 | 日記



      


  昨日昼から御墓の掃除に向かう。近くのスーパーでシキビの切枝と花を買い隣町の(私の生まれた羽ノ浦町)墓地へと向かった。駐車場に車を駐車出来るか心配で有ったが意外と車が少なく2台しか居なかった。此処からエンジンの草刈機と水の入ったバケツとシキビ其の他を持って足場の悪い山道を登る事に、墓地は一番高い所に有るので何時も登り詰めると息が切れるのだが最近は散歩を兼ねて歩いているので休む事無く墓地まで行けたが矢張り呼吸は乱れたので暫し休憩を取った。春に入った処なので草も5cm程度か伸びて居なかったが草刈機のエンジンを駆けザックリと草を刈ったが石が多くて上手く刈れない。そして墓石の周りの部分に成ったが釜を忘れたので横着にも其のまま草刈機で作業をしたら回転刃が時々墓の土台に当たる。多分、中の人は「痛いわ 横着するな!」と怒っているに違い無いと思ったが化けて出てくる事も無いだろうと作業を続けた。


 私は信心深い方では無いが、子供の頃から墓参りは良く来た方、其れには理由が有り私の子供の頃は御先祖さんの御墓が2箇所に分かれていて子供の足では結構遠かったが其の通り道に町筋が有り帰り道には彼岸は「うどん」をお盆には「かき氷」を食べさせてくれたからである。今の様に贅沢な外食店が無い時代、其れも年に、この時期を外すと有るか無いかの回数しか食堂に入る事等無かった時代で楽しみで有った。私は5人兄弟の一番下で、ばあちゃんと寝ていたので其のチャンスを見逃さず上手い事遣っていたのだろう。余り兄弟全員で行った様な記憶が無い。


 この墓地には親爺が作った御先祖の墓が有ったが母親が亡くなった時、兄が父親が山道を登るのは大変だろうと駐車場の横の一等地に立派な御墓を作った。其の為、この墓地が空いた訳だが親爺が生前、「墓地は登記が出来ないが墓石が有り無縁仏に成らない限り末代の使用が出来るが墓石を降ろしてしまうと他人の手に渡るので御前の家も何時は御前が入る墓地も必要だろう新規に購入すると数百万掛かるぞ 如何する?」と聞いて来たので「戴ける物は何でも戴きます。」てな調子で使用権を確保した次第、其の時に親爺に「墓石も有る事だし御墓を作る力が無いので死んだら この墓に入った調度良いと思うわ」と言ったら わしも、その様に思い坊さんに聞いたら「其れはいかん」と言われたらしい、理由はハッキリ言わなかったが どうも仏教的問題で有ろう。「どちらにしても御前が思う様にしたら しかし男が分家して墓が作れん様では情けないなぁ~」と言った後、「其の事により何が有ったとしても其の頃には先に別の世界に行っているので知る由も無いわ」と笑っていた。

 

 しかし其の時、真顔で墓周りや地面をコンクリートで固める事だけはするなと忠告された。 墓の敷地に草木が生えない様な墓地を持つ家は必ず没落する。草木が生えるのが悪いのでは無く生え無い様にすると子孫は只でさえ足遠い墓地に来なく成る。墓地に草が蔓延ると、みっとも無いので如何してもお彼岸や盆に墓掃除に来る様に成る其の事が大切なのだ。特に御前の様な出来そこ無いは心して置けと諭された。まさに仰せの通り、其の後、確実では無いが定期的には行く様に成った。山を降りながらどちらにしても多分この地に眠る事に成るだろうが其の前に私の息子に親爺からの言伝えを教えなければ成らないが其の日も遠い先では無い様な気がした。


 上の写真は帰り道、常会長の初仕事の「花見の開催時期」の確認の為、桜の名所の明見山に開花時期の確認の為登ったときに撮ったもの まだ1本の木に数えられる程度の花びらの数、本格的に咲くのはこの週末辺りからの様子、下手な文章ばかりでは面白く無いと思い彩りとして添えた。 



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