黄昏叔父さんの独り言

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当局の無線設備の変遷 アンテナ編 第9回 クリエートの 714X

2016年12月16日 20時02分25秒 | アマチュア無線


    

 



 7MHz帯で使用して居たAFA40の調子がおかしく成って原因を調べる為に一度地上に下ろす事に成った。此のアンテナは14~5年間使用したのでタワー近くの木々が生長した為にアンテナを直接地上に下ろす事が出来ずにタワーの途中まで降ろし後はタワーの途中で分解して地上に降ろした。原因はトラップ部分に問題が有り交換するしかなかった。


 交換部品の購入と修理した場合に又同じ様にタワーの途中で手間隙を掛けて組立上げる作業の事を考えると折角苦労するのに性能的には何ら改良されない事を考えると馬鹿らしくなってアンテナをグレードアップする事を考えた。7MHz帯は3エレ程度のアンテナを物色したが新品だと20万位したのでオークションで出物を探したが直ぐには見付からず半年間くらい探し続けて居たら関東方面の方で714Xのハイパワー用がオークションに出品されたので確か送料込みで5万5000円くらいで落札をした。調度此の頃は娘が県外の大学に進学した頃で遊びや趣味に余りお金を掛けられずに先日のT2-3VX以降は全く新品のアンテナの購入は無く成り全て中古品を使用して居た。何せアンテナ部材は大半がアルミパイプなので磨いてテナコートを塗ればピカピカに成るし無線機器の中古品の様に個々に寄る性能の較差が生じないので自分で確りメンテさえ出来れば殆ど使用上での問題が無い事は解って居たので一年に1~2本しか出て来ないアンテナ型番だったので迷わず購入を決めた。時期的には2004年の終わりの頃であったと記憶して居る。


 東京から届いたアンテナを目視で点検すると痛んだ部分は殆ど見たら無かったが先日のブログに書いた様にクリエート社のアンテナで特にトラップ付きのエレメントは長年風に煽られるとエレメントをブームに固定するエレメントクランプの辺りから「く」の字に曲がる傾向があるので各エレメントの太い順から2番目までのパイプは全て二重管にしてアンテナブームも同程度の物を上下の二段構えに補強した。此の改造の部材は使用しなく成ったCL-20DXの部材を利用したのでオリジナルの重量を大きくオーバーし自重は70Kg近くに成り此れを私一人でタワー上部に持上げる作業は人力では無理で此の作業の為だけに小型の電動ウインチを購入する羽目に成ったが此の道具は其の後のタワー上での作業等で便利だし安全性や作業効率を上げる事に成って今では手離せない道具に成って居る。


 此のアンテナはブーム長10m、最長エレメント14.3m、回転半径8.6mで重量は70Kg有り今まで上げたアンテナとは比較に成らない大きさで有ったが苦労してアンテナマストに固定された姿を下から見上げた時には「長い事アマチュア無線を遣って来たが遂に自分も短縮ながら7MHzの3エレ八木を持つ事が出来た」と凄く感激した。使用面では正直AFA40の性能との違いは良く解らなかったが若干受信は良くなった様に思う。此のアンテナは2005年の5月から稼動し始めたが2~3年前からトラップ部分の接触不良に悩まされたり台風の風で輻射エレメントが金属疲労で破断したり後半に成って結構トラブルが続出して居る「困ったチャン」であるが今年で満11年を迎えた当局の一番大型のアンテナで其の存在感は大きい。



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