黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 今でも時々夢に出て来る受信機DH-8

2016年11月27日 19時29分01秒 | アマチュア無線


    



 昨晩も夢に出て来た小林無線の業務用受信機「DH-8」を私は未だに忘れる事は出来ません。話は随分昔の話で多分1968~9年頃であったと思いますが就職先の大阪から帰省すると我家の兄の無線卓に此の受信機と八重洲無線のFL-50のセットが鎮座して居ました。当時は先進的な局でFL-100BとFR-100BのセットでSSBを運用している局も居ましたが当時は未だA3の電波形式も混在する時代で送信機は兎も角として製造から年数は経って居ましたがアマチュア局に於いてプロ用受信機は憧れの的でましてや其れが小林無線の受信機と成ると格別な物でした。


 私は学生時代に開局して3ヶ月位すると兄が可成り馬鹿でかい(体積はTXー88Dの倍くらい有った)テンのプロ用受信機を手に入れ高校三年生の時期にはTX-88Dと此の受信機で無線局を運用して居ましたが年式が古いタイプで真空管はGT管を使用した物でしたが9R-59や59Dとは比較に成らない性能で結構悦にいって居ましたが此のDH-8の周波数の安定性と此の面構えを見て惚れ惚れしました。此の受信機はA1とAMモードにしか対応して居なかったのでプロダクト検波回路を組み込みSSBを受信して居ましたが十分に満足が行く性能を有して居ました。


 其の後1~2年して大阪の会社を退社して徳島の実家で無線局を再開する段階では其の受信機は無線室から姿を消して居たので其の事を兄に聞いたら私の学校の無線クラブの先輩から「大学に進学し暫くは自宅に居ないので無線機のエージングを兼ねて在学中はお宅でお守りをして下さい」と頼まれてお預かりしたらしく2年程でお返したとの事・・・・


 其の受信機は夏と正月の休暇に私が実家に帰省した時には良く使用して居たので其の性能は十分に知っていたので数年後に持主に兄が「お譲り頂けぬか?」お話したら既にお金持ちの方に売却した後で其の方は「アマチュア無線を楽しむと言う寄り無線機のマニアの方だったので多分手離さないだろう」との事で諦めた経緯が有りました。今から約50年前の其の当時は憧れの受信機でしたが多分現在のトランシーバーと比較すると性能的には劣るかも知れませんが?矢張りプロ用の無線機だけに其の雰囲気は今の無線機には無い物であり且つ今手に入れ難い事も有って自分の気持ちの中で憧れが有るのでしょう時々は此の受信機が未だに夢の中に出て来ます。此の受信機に出会う前後にBC-779やBCー1004CやSP-600JXのOEM生産の受信機を見たり聞いたりする機会は何度も有りましたがメカ機構等には興味は有っても正直言って購入したい意欲は湧きませんでしたが此の受信機だけは今でも手頃な値段の物が有れば是非シャックに於いて時々は短波帯を聞いてみたいと今でも思って居ます。


 私の実家の兄の会社の倉庫には今でも私が使用したテンの受信機やSP-600JXとKWM-2Aが置いて有り甥に「其の無線機をくれ」と言えば喜んで「持って帰って」と言うと思いますが今の私にはガラクタ以外の何者でも無く、全く興味は有りませんが小林無線の業務用の受信機だけは永遠の憧れ物と成って居ます。


 DH-8の受信機の写真は現存せずインターネットの写真を拝借しました申し訳有りません。万一問題がある場合は申し出て頂ければ削除いたします。



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