戸隠中社を出て宝光社まで下がると如何も女性達は此処もお参りしたそうな様子であったので、私は取敢えず駐車場に車を停めて女性達は上りの階段の様子を確認に行った。
私は以前に此処を上がった事が在ったので杉に囲まれた小高い丘の上に本殿があり、其処に至るには約270段にも及ぶ石段を登り切る必要がある事を知って居たので、後は女性達が其の現状を見て如何判断すかに任せる事にした。女性達は下から石段を見上げながら暫く話をして居たが、やがて上から降りて来た2人組の女性達と二言~三言、話をしたら車の方に帰って来たので私が「如何しますか?」と聞いたら即座に「今回はパス!」と返事が返って来た。降りて来た方の話では「可也厳しいですよ!」との話で女性達は諦める事にした様子・・・・・・・此れも又、最終的には賢明な判断と成った。
宝光社を出発し鬼無里に至る途中に「大望峠」と云う写真スポットが在るので其方に向かったが現場に着くと以前(2011年)に小原さんに案内された時は早朝だったので下界には雲海が垂れ込んで雰囲気のある写真を撮る事が出来たが、今回は夕方前に立ち寄ったので以前の様な雰囲気は無く、車を停めて周囲を見渡す程度に終わった。其の後は鬼無里支所の前の小さい橋を渡り小川村に至る峠道を登り始めた。此れは2010年に小川村での移動運用地の大洞高原(1004mH)の様子を見る事と其処を少し西側に下がった「星と緑のロマン館」の展望台からの北アルプスの見事な景観を家内に見せる為だったが残念ながら北アルプスのバックには白い雲が立ち込め然も山並みには可也の雪が残って居た事で山の稜線が確りせずに残念な結果に終わった。
人間の目では其れ成りに綺麗に見えたが(コントラストは弱かったが)写真では自分の目で見た感じに程遠い物と成ったし、イメージ・センサーに紛れ込んだ小さい塵が付着して画像に映り込んで居て後で解かったのだが大失敗の巻と成った。
徳島に帰って来て小さい異物を吹き飛ばすカメラ用のゴムポンプ・ブロアーを探し廻って此れを使って今日の夕方に此の問題を解消したが黄昏爺さんの視力も可也落ちて居る事を実感!イメージ・センサーには可也の倍率の天眼鏡で漸く確認出来る程度の異物が付着していた。日頃の撮影時はカメラのモニター画像で確認せずにビュアーで見て確認し写真を撮って居たので結果として気付くのが遅れた。残念だが今更如何しようも無い。
其れから小川村は此処からオリンピック・ロードに至る道中の麓までには桜の名所が沢山点在するのだが今回の旅の戸隠、鬼無里、小川村、白馬村方面では桜の開花全く見られずに蕾も未だ固い状態で花が咲き始める時期が想像出来ない状態であった。