中華製6BQ5パラシングルは、安価な割にはいい音がするので、通常遣いに重宝している。DAC+プリアンプを付けた状態では、ほぼ満足いく音を奏でてくれるのである。

6BQ5は、予備用として4本新品があるのだが、ドライバー用の6N4は予備がない。(メーカーの説明書では6N4を使っているとあるが、球には印字がない。恐らく中華球)
真空管は寿命がある(半導体より遥かに短い)ので、やはり予備の球は1セットは持っていたい。6N4の互換球を調べると、12AX7と出てくる。試しに、手持ちの古い12AX7を挿してみたら動作した。どちらも、双三極管です。
ここで疑問です。
①6N4のヒーター電圧は、規格表によると6.3Vである。
②12AX7はヒーター直列で12.6V , 独立ヒーターだと6.3Vで動作できるように、ヒーターセンターが9番ピンに出ている。

6N4のヒーター電圧が6.3Vと仮定すると、12AX7は半分の電圧で点火したことになる。真空管なので、多少スペックから離れた使い方をしても、すぐに壊れることは少ないし、ヒーターさえ点火できれば、音は出る気がする。(エミッションが少ないので、音量は低下するかもしれないが)
某R天ショップで、12AX7相当の球として、ソ連時代の6N2が格安で売られていたので試しに買ってみました。(6N4も6N2も、12AX7の互換として売られています)
左が6N2(ソ連)で、右が12AX7(NEC)です。

アンプのヒーター電圧を計ってみると、4-5番ピンにDC12.6Vがかかっていました。ということは、ヒーター直列点火していることになります。9番ピンはNC(未接続)です。

12AX7を観察します。9番ピンはヒーターセンターに繋がっているので、規格表通りです。(当然ですね)

【6N2の実験】
6N2を見てみると、9番ピンはプレートに接続されているように見えます。

ヒーター4番5番や、その他のピンアサインは同一なので、差し替えても動作しそうですが、ヒーター電圧だけ異なるので、そのまま差し替えは不可と思われます。異なるのがヒーター電圧だけなので、回路を改造すれば動作は可能でしょう。
6N2のヒーター電圧は、6.3Vです。ネットで拾った規格表頼りなので、一応実験してみます。(12.6Vの6N2かもしれない)←その可能性は低いな。
6N2を挿して電源SWをONにすると、ヒーターが明るく光って音がでました。音は正常ですが、ヒーターの明るさが尋常ではないので、すぐに電源を切ります。(やらない方がいいです)
【結論】
①そのままでは差し替え不可。
②ヒーター電圧さえ合わせれば、差し替えは可能。
③ヒーターが異常に明るい場合は、すぐに電源OFF。
【考察】
アンプのメーカー仕様ではEL84(6BQ5互換)と6N4と謳っていたが、回路のヒーター電圧が12.6Vなので、6N4ではないのではないかという疑問があります。アンプ付属の球を見てみると、9番ピンはヒーターセンターに繋がっているようです。(12AX7と同一構造)
中華製品はあまり信頼がおけないので、買うも使うも自己責任ということは分かって購入したものですが、これは6.3V系の6N4じゃなくて、12.6V系の12AX7(互換)の球なんじゃないかと思います。(何で、6N4と記載したかは不明)
元々、12AX7を使った機器で、ヒーターを6.3V点火した回路の場合、6N2等の球を挿すと9番ピンからの高電圧が回路に流入し、壊滅的な状況に陥る恐れがあります。
【最後に】
メーカーがこのアンプに使っているという、6N4を購入して実験したわけではないので100%そうだとは言えませんが、新規に買った6N4や6N2には差し替えしない方が無難です。また、12.6V系の6N4という球は、調べた範囲ではありませんでした。(そんなものは無いとは思うが)12AX7では問題なく動作します。
恐るべし中華アンプ(いろんな意味で)

6BQ5は、予備用として4本新品があるのだが、ドライバー用の6N4は予備がない。(メーカーの説明書では6N4を使っているとあるが、球には印字がない。恐らく中華球)
真空管は寿命がある(半導体より遥かに短い)ので、やはり予備の球は1セットは持っていたい。6N4の互換球を調べると、12AX7と出てくる。試しに、手持ちの古い12AX7を挿してみたら動作した。どちらも、双三極管です。
ここで疑問です。
①6N4のヒーター電圧は、規格表によると6.3Vである。
②12AX7はヒーター直列で12.6V , 独立ヒーターだと6.3Vで動作できるように、ヒーターセンターが9番ピンに出ている。

6N4のヒーター電圧が6.3Vと仮定すると、12AX7は半分の電圧で点火したことになる。真空管なので、多少スペックから離れた使い方をしても、すぐに壊れることは少ないし、ヒーターさえ点火できれば、音は出る気がする。(エミッションが少ないので、音量は低下するかもしれないが)
某R天ショップで、12AX7相当の球として、ソ連時代の6N2が格安で売られていたので試しに買ってみました。(6N4も6N2も、12AX7の互換として売られています)
左が6N2(ソ連)で、右が12AX7(NEC)です。

アンプのヒーター電圧を計ってみると、4-5番ピンにDC12.6Vがかかっていました。ということは、ヒーター直列点火していることになります。9番ピンはNC(未接続)です。

12AX7を観察します。9番ピンはヒーターセンターに繋がっているので、規格表通りです。(当然ですね)

【6N2の実験】
6N2を見てみると、9番ピンはプレートに接続されているように見えます。

ヒーター4番5番や、その他のピンアサインは同一なので、差し替えても動作しそうですが、ヒーター電圧だけ異なるので、そのまま差し替えは不可と思われます。異なるのがヒーター電圧だけなので、回路を改造すれば動作は可能でしょう。
6N2のヒーター電圧は、6.3Vです。ネットで拾った規格表頼りなので、一応実験してみます。(12.6Vの6N2かもしれない)←その可能性は低いな。
6N2を挿して電源SWをONにすると、ヒーターが明るく光って音がでました。音は正常ですが、ヒーターの明るさが尋常ではないので、すぐに電源を切ります。(やらない方がいいです)
【結論】
①そのままでは差し替え不可。
②ヒーター電圧さえ合わせれば、差し替えは可能。
③ヒーターが異常に明るい場合は、すぐに電源OFF。
【考察】
アンプのメーカー仕様ではEL84(6BQ5互換)と6N4と謳っていたが、回路のヒーター電圧が12.6Vなので、6N4ではないのではないかという疑問があります。アンプ付属の球を見てみると、9番ピンはヒーターセンターに繋がっているようです。(12AX7と同一構造)
中華製品はあまり信頼がおけないので、買うも使うも自己責任ということは分かって購入したものですが、これは6.3V系の6N4じゃなくて、12.6V系の12AX7(互換)の球なんじゃないかと思います。(何で、6N4と記載したかは不明)
元々、12AX7を使った機器で、ヒーターを6.3V点火した回路の場合、6N2等の球を挿すと9番ピンからの高電圧が回路に流入し、壊滅的な状況に陥る恐れがあります。
【最後に】
メーカーがこのアンプに使っているという、6N4を購入して実験したわけではないので100%そうだとは言えませんが、新規に買った6N4や6N2には差し替えしない方が無難です。また、12.6V系の6N4という球は、調べた範囲ではありませんでした。(そんなものは無いとは思うが)12AX7では問題なく動作します。
恐るべし中華アンプ(いろんな意味で)
昔、真空管テレビが家にあり··ずっと使ってました。
あの頃·テレビが壊れると(真空管切れる)夜でも電気屋さんは来てくれてました
『ゴールデンタイムにテレビ無いと淋しいでしょ』と····(感謝)
部品あれば、テレビは永く使える物と言っていた電気屋さんも後··数年で店を閉めるらしくて新しいテレビを購入しました
··テレビ買い換えの時に電気屋さんが
思い出と新しいテレビ購入のお祝いに···と··
『ガラスケースに入った真空管ラジオにしてくれて家に戻って来た』
そのラジオも電気屋さんも辞められて!
真空管切れて?動かなくなりました。
あの淡くオレンジに光るメカメカしい真空管ラジオが懐かしいです。
真空管はオーディオ用には重宝されますが、それ以外はあまり使われなくなって、個人的には寂しい限りです。ヒーターが光ってい様は、生きているようで眺めているだけでわくわくします。