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TOTOウォシュレット「TCF4733S」への換装

2023-06-11 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 もうかれこれ設置後20年以上になろかという我が家のウォシュレットだが、数年前からあまり調子が良くないのである。

①便座ヒーターが適温にならない。(異常に温かくなったり、ならなかったり)
②蓋の開け閉めは自動なのだが、気が向かないと動作しなくなった。(段々頻度が上がって、たまにしか動作しなくなった)

 おしり洗浄などは問題なく動作しているので、緊急ではないがメーカーに問い合わせてみた。

「えっと、①と②の現象が起こるのですが修理とか可能ですか?」
「一度、確認に行きます。修理不能でしたら、費用はかかりません」(それは有難い)

 数日後協力会社の人が来て、現象を確認後・・

「これは壊れてますね。ヒーター関係は危ないので買い替えた方がいいです」
「そうですか、有難うございました」
 
 ものの、数分で終わりました。特に内部を開けてみることもなく、修理不可確定です。多分、内部のコントロール基板の部品が故障しているのだと思うのだが、部品単位での交換修理なんてしないんだろう。

 なんとなくがっかりしたのと、とりあえず使えているのでヒーターを「切」にして使っていた。

 1年くらいたったころ、経年劣化でいつ壊れるかも分からないウォシュレットを使いつづけるのも不安なので、思い切って換装することにしました。再度、メーカーサービスに電話します。

「すいません、現在TCF4131を使っていて修理不可と言われたので、代替品を教えて下さい」(TCF4131は生産終了品)
「タンクの型番は何ですか?」
「SH111BAKです」
「では、TCF4733Sが代替えとなります。交換の場合はTCF4733AMSを指定すると、タンクのモーターユニット※も含まれます。それと大変なので、業者に依頼した方がいいと思います」
「わっかりました」
「いま半導体不足で製品の納期が1ヶ月以上かかるので、ご注意下さい」
「有難うございます」

 ※TCF4733Sに旧TC7131のモーターが使えるか否かは確認しなかったが、経年劣化を考慮すると同時交換が望ましい。

 それから、密林やR空(仮称)などで、目的の品番を探してみたところ、複数ヒットしました。店によって価格差がありますが、納期が短く在庫を持っている店は高そうです。それと、工事費込みでセットになっている店もありますが、自分で行う予定なので除外します。1ヶ月以上かかってもいいので、信頼がありそうで安い店に決めました。

 吟味に吟味を重ねてR空で注文後、忘れたころにウォシュレット到着です。


 水回りの工事はしたことがないのですが、なんとかなるでしょう。(ほんとか?)


 ど素人にも分かるような懇切丁寧な説明書が付属していますが、いま使っているウォシュレットを取り外す時に、構造を覚えておけばその逆に取り付ければいいので大丈夫だろう。(その放漫が命取り)

 これが長年お世話になった、TCF4131さんです。(お勤めご苦労様でした)


 本体は、ワンタッチで取り外すことができます。取付ベースも共通だろうと思いましたが、甘かったです。


 旧ベースを取り外し、付属の取り付けベースを新たに取り付けます。


 言い忘れましたが、換装工事が始まるとトイレは使えませんので、全部出し切っておくことが肝要です。

 本体は、これで取り付け可能なのであまり難しくはありません。水回りの工事をします。元栓を締めてホースを交換するだけだと思ったのですが、甘かったです。ホースの取り付け部分がTCF4131のとは異なっているので、適合する分岐栓が必要なのですが、製品に付属しているので大丈夫です。作業場所が狭いので、スパナやモンキーレンチが思うように使えません。プライヤーなどを駆使して、何とか交換します。


 ここで、問題発生。元栓を開けると、地味に水漏れします。なんでやぁぁぁ!! 袋を良く見ると、パッキンが2つ残っています。オーマイガー!パッキン忘れとるやないかい。2か所にパッキン入れ忘れで、水漏れしていました。ちゃんと施工して、水漏れ対処OKです。

 次に、タンクのモーター交換です。タンク内汚いです。20年物の水垢がびっしりついているので、この際綺麗にしましょう。結構、構造が複雑なのでばらしたはいいのですが、組み立て時に多少迷いました。やはり、組立図を見ないと上手くいきません。


 適当に取り付けた部品は、後から説明書を見ると間違って取り付けているものもあったので、せっかく組み立てたものの取り付け直しのものもありました。(ちゃんと説明書は読んだ方がいい)

 タンク底辺にある栓も同梱されていたので交換を試みますが、玉の形状が異なるためかどうしても取り付けられません。あまり力を入れるとプラスチック製の可動栓を壊しそうなので、交換するのはやめました。特に劣化はしていないので大丈夫でしょう。


 レバーですが、新しいレバーに古い部品をはめてしまったので、サイズが合わず外しにくくなってしまいました。(内部部品が若干大きい)きちんと組み立てが終わっていれば取り外すこともないのですが、部品の組み立て違いが発覚したので、取ろうとしましたが外れません。力を入れてレバーを外したら、内部のねじもそのまま外れてねじ山を削ってしまいました。ペンチを使って内部部品は外したのですが、ねじ山削れはいかんともなりません。仕方がないので、手持ちの若干大きめの木ねじを使って取り付けました。


 ど素人でも、なんとか換装工事はできました。ただし、試行錯誤をしているので都合5時間ほどかかってしまいました。

【必要なもの】
・スパナ・プライヤー・モンキーレンチなど(水回り用)
・プラスドライバ
・雑巾(掃除や水漏れ対処用)
・やる気

【その他】
・既設タンクからのホースは、そのまま使えるのでパッキンは交換していませんが経年劣化が見られるので交換した方がいいかも。
・通常メーカー保証は1年だが、最長10年まで延長できる申込書が添付されていた。(有料)それほど頻繁に壊れるものでもないと思うので、1年保証でいいかな。心配な方は、加入可能です。
・交換の場合は、事前にメーカーのサービスセンターに相談して、適合機種を教えて貰うことをお勧めします。その際は、タンクの型番も必要です。(タンクにより、適合するモーターや部品が異なるため)
・タンク内のプラスチック部品については、驚くほど劣化はしていません。いい材料を使っているのでしょう。品質の高さには感心しました。