讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

DAIWA安定化電源「PS-51XM」の修理

2021-06-13 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 (株)ダイワインダストリは、DAIWAブランドで多くのアマチュア無線周辺機器を作ってきた。今もSWR計や、パワーアンプを所持している。だんだんとアマチュア無線業界からは撤退していき、今も販売しているのはSWR計ぐらいで、ネットワークカメラなどの産業用にシフトしているようです。

 アマチュア関連の製品については、一部の製品をのぞいて、ほぼサポートも受けられないような状況みたいだ。今でも欲しいなというような製品もあったのだが、誠に残念ではある。

 昔の安定化電源PS-51XM(MAX_5A)だが、電圧が不安定になってきた。VRで電圧が設定できるのだが、ガリっているようで、VRを回すと電圧が激しく暴れる。


 VRのガリ取りでもするかと思って、開けてみた。トランス式で、単品のブリッジダイオードではなく、Siダイオードで全波整流回路を組んでいる。めっちゃほこりがたまっていたので、綺麗に掃除した。


 チェックしてみたところ、VRのガリ取りどころではなく、基板上の電解コンデンサ(ケミコン)から液漏れしているではないか。早速、通販でケミコンを注文しました。部品待ちで、しばし待つ。
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 ほぼ1ヶ月待ちで、交換部品が到着しました。

 交換したのは、液漏れしていた25V、3300uFのケミコン2個と、電圧調整用のVR(10KΩのBカーブ)です。VRはガリ取りだけでも良かったのですが、シャフトの部分がつぶれていたことと、安いものなので、ついでに交換することにしました。


 ケミコンの極性だけ間違えなければ、交換は簡単です。最後に、出力電圧とメーター電圧表示が合っているか、チェックします。若干ずれていたので、メーター電圧表示調整用VR(基板上にある)で合わせて完了です。


 これで、しばらく延命できるでしょう。

 難なく修理完了かと思いきや、微妙に電圧が変動する時があります。電圧計を見ていたら、ぴくっぴくっとたまに1Vほど低下します。再度ばらして基板をチェックしたところ、全波整流用ダイオードのはんだ割れと思われる個所があったので修復しました。整流回路は4本のシリコンダイオードで構成されており、そのうちの1本で接触不良が発生し電圧低下が発生したものです。念のため、数か所怪しげな場所の再半田も実施したところ、電圧変動は無くなりました。やはり古い電源なので、あちこち経年劣化は発生しています。
 
 電圧調整用VRで、13.8Vにセットしました。これで電圧変動もなく、快調に動いています。


 トランスドロッパ式の電源は重く、大きさの割には出力電流が大きくとれなかったりとマイナス要素もありますが、スイッチング電源のようなノイズがないので、用途によっては使いやすいので重宝します。
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