讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

ALINCO_HFトランシーバー「DX-SR9(50W)」の回り込み対策について

2020-08-23 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 ALINCOのDX-SR9を車に積んでみた。パネル部分と本体は、延長ケーブルでセパレートしている。このトランシーバーは格安なんだけど、メーカーは技適をとっていないので、TSSかJARDにブロックダイヤグラムと共に申請書を提出し、保証認定を受けて免許となる。申請に必要な情報は、取扱説明書に掲載されているので、ちょっと面倒だが正式に免許がおりる。


車はハイブリッドなので、きれいなサイン波ではないがAC100Vが出力されるので、同じアルインコ社のスイッチング電源を使い、DC13.8Vを得ている。わが愛車はハイブリッド車にもかかわらず、ナローフィルタを用いてCW運用する分には、ハイブリッドノイズは気にならないほど少ないので助かっている。ちなみにDX-SR9にはCWフィルターが実装されていないので、フィルター用基板とコリンズのクリスタルフィルターは別途用意して、自分で組み込まなければならない。

 7MHzの50W出力でキーイングしてみた。アンテナは、ダイヤモンドのモービルホイップHF40-FXW(ベースローディング)を使用して、アースはMAT50を用いて車体に落とした。VSWRは、最良点で1.1であり、完全にマッチングがとれている。

 ばふっと電源が落ちた。なんだこりゃぁぁ!! 再度トライしてみた。VVVを打ってたら、同じように「ばふっ」と電源が落ちた。これは、RFが無線機に回り込んでいるようだ。一応、回り込み防止用に、フェライトコアを無線機の同軸ケーブルと電源ラインに、各1個入れている。

 同じ条件で、ICOM社のIC-706MK2GM(50W)を使用すると、普通にキーイングできる。ということは、DX-SR9の方が回り込みに弱いようである。しかしIC-706MK2GMも、T京に単身赴任していたとき、ベランダに設置したモービルホイップを使用してみたら、回り込みで使い物にならなかった過去がある。その時は、KENWOODのFT-847(50W)を使用したら、問題なく使えた。マンションやモービルの場合は、どうしてもアンテナと無線機が近くなるため、HFでの運用は難しい場合がある。電源が落ちなくても、CWのトーンが濁ったり音声が歪んだりする場合もある。

ということで、手持ちのリグを比較すると、回り込みに強い順は以下のようになる。

  DX-SR9<IC-706MK2GM<FT-847

 しかし、せっかくのDX-SR9なので、なんとかしたいと対策を強化してみた。ホイップアンテナ直下に、ファライトコアを2個挿入。走行中にコアがふっとんでしまうと大変なので、自己融着テープ+ビニールテープで補強。

 
 アンテナラインに、フェライトコアを追加。都合2個挿入した。電源ラインは、従来のコア1個のみで変更なし。


これで、某所に移動して運用してみることにした。7MHzのホイップをセットして、CWでCQを出してみたところ、問題なくキーイングできるではないか。すぐに8(北海道)の局から呼ばれ、599-599方式でQSOを進めていく。数局交信したら、パイルアップになってきた。あれれ、そんな珍しくもない市からの運用なのに、そんなに呼んでくるの?というくらい呼ばれた。

 最近の無線機は受信性能がいいのか、ほぼゼロインして呼んでくる局が多い。1局だけならいいのだが、数局まとまってゼロインされると、符号がつながって聞こえて、コールサインが取れない場合がある。その時、少しずらして呼んでくる局があると、トーンが異なるので拾いやすい。パイルが大きくなっている時は、少し周波数をずらして呼んでくれると、取れる確率が多いと感じます。

 ちょっと実験のつもりが、50局くらい連続で呼ばれました。土曜の夕方だったので、ワッチしていた局が多かったのかもしれません。次回は、HFのハイバンドでも実験をしてみよう。
コメント (2)
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