昨日の準備を受けて今日さっそく作ったブルーフィルターをどのくらい合わせればちょうどよく修正できるか試してみました。
伊豆のネガから一枚だけ抽出してフィルターの枚数に因る変化を試してみたので簡単にセットしてスタートです。
フィルターなし(白色そのまま)、一枚、二枚と試験してみました、三枚を試さなかったのは前回試した青の色板にほぼ近かったためです。
今回は写真のようにヨドバシで仕入れた「ガラスネガキャリアー35mm用(529円)」を使ってSL-1にセットしています、というのは前回プラスチックマウントを使用してネガを横にずらしていたらフィルムに傷がついてしまいビックリ、そこで同時に購入していたこちらのガラス製のフィルムを挟む形状のものを使いました。これなら安心です。
ただフィルムをどの位置に挟めばベストなのかがつかめず、いろいろ試してみると...
二枚のガラスをくっつけているこの黒の帯ギリギリにフィルムの端を合わせてこの向きでSL-1にセットするとピッタリとカメラのフレームいっぱいに写し出されました。これでかなり手際よく作業ができそうです、もちろん作業前にフィルム及びガラスキャリアーの両方をブロウしておくことはいうまでもありません。
さてさてそんなこんなで取り込んだ画像を例のごとくLightroom and Photoshopにて進めていきます、結果としてはブルーのフィルター1枚か2枚で悩むところとなりました。
Photoshopへ渡して作業した後の画像は2枚のほうがそのまま明るさ調整するくらいで見栄えは一番かなと思うのですが、...
| <画像 1> こちらがフィルター2枚使用 Lightroomでレンズプロファイルとホワイトバランスを決定 ↓ Photoshopにて 階調の反転・自動カラー補正及び自動トーン調整 ↓ Lightroomにて明るさ調整のみ行い仕上げ |
そして微妙に悩んだフィルター1枚使用のもの...
| <画像 2> こちらがフィルター1枚使用 作業は上と同じだが... Lightroomへ帰ってきた画像をいま一度スポイトピックアップでホワイトバランスを整えて同じように明るさを調整したもの |
<画像 2>の方がなんとなく色味が自然なんですよねえ、この画像と同じように<画像 1>のホワイトバランスをもう一度調整してもあまり変化ないんです。こうなると手間ですが、フィルター1枚のフィルムスキャンで後処理を再調整したほうが仕上がりとしては良さそうです。
この方法でインデックス画像と遜色ない色味が出ましたので、以後この段取りでフィルムスキャンを進めていこうかと思っています。しかしフィルムの傷には驚きですが考えてみれば「当たり前」で、デリケートなものなのでそれなりに扱わないと文字通り「後の祭り」になってしまいますね・・・早いうちに勉強できてよかったです(上の画像も娘と孫の顔にけっこう大きな傷が入っておりLightroomの修正ツールで直してあります・・・まあ修正ツールもけっこう強力なので助かりました:笑)。
これでなんとかフィルムカメラを楽しむ段取りが整いました、フィルム代・現像代は最低限かかりますが『時々フィルムを楽しむ』ことができそうです。
※ カメラ: (スキャン)Nikon D700 その他 Coolpix AW130
レンズ: (スキャン)Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
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