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趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

モニターを変えた話...

2021年10月04日 | 11. PC LIFE

少し前の話ですが、今までずっと使っていたDELLのモニターをやっとのこと新しいモニターに替えました。
このDELLの「2470WFP」はなんたって2006年製で出たばかりの新製品をゲットしたものですから、今から15年前になりますね...値段も10万くらいで高かったのを覚えています。

でも今まで故障もなく使えていたので間違いなく「当たり」だったんですよねえ。24インチの画面でWUXGA(1920×1200)という解像度はとても使いやすくて...特に仕事上でWordやExcelを使っていても、いわば実サイズの「A4縦」を2枚並べても余白ができるくらいですからはかどりますよねえ(笑)。

それが最近は画像編集が主流となってきましたから「粗」が目立つようになってきたんです。
色については1~2ヶ月に一回「colormunki」でキャリブレーションをしていますので全然問題ないのですが、肝心の解像感がだいぶ落ちてきたというか15年前の液晶の限界が見えてきちゃったんですね。
普段このモニターで作業・仕上げをした画像を自分のスマホ(有機EL)やiPad mini4(ラティーナ)で見てみると恐ろしいほどきれいに見えたりするんです(笑)。
これはまずいと思いだしてからはずっと気になっていたんですねえ、もっと仕上げの段階で手の入れ様があったんではないかとか、逆に手を入れ過ぎたんではないかとかの可能性は大ですよね^^;)。

そんなわけで「mercari」で得た利益を使って普段なかなか手の入れられないモニターの交換をしてみようということになりました。

BenQ LCD PD2700Q [ ブルーライト軽減 27型 WQHD 液晶ディスプレイ ]

こちらがその新たなモニターです。
BENQのデザイナーモニターという肩書を持った「PD2700Q」ですね、27インチの解像度がWQHD(2560×1440)です。最初は使い勝手の良かった以前と同じWUXGA(1920×1200)のものを探していたんですが、サイズを27インチにすることで画面の高さ(height)が同じくらいになるうえに解像度が上がりますのでα7RIIみたいな高画素機もあるのでその味を堪能してみたいというのが決め手ですね。

そしてこのモニターにした理由のもう一つに「色域:sRGB100%カバー」というところと「階調:10bit」というところに尽きます。いままでの「2407WFP」はよくある8bitでしたからグラデーションによく見られる「階段調」なところがどうしても気になりますよね。
写真編集自体に関しては8bitで全然OKなんですが、そんな階調の豊かなモニターを体験したいというのがこの「10bit」選択の理由です。

なのでいまのPC環境ではASUSのマザー(H170-PRO)に付いているHDMI端子に繋いだだけでは10bit表示は実現できないので...

これが必要になってきます。

NVIDIA Quadro K620 GDDR3 2GB (EQK620-2GER)

「nVidia QUADRO K620」です。このグラフィックカードの「DVI-I」ではNGで「DisplayPort」に繋ぐことでグラデーション豊かな10bit描写が可能になります。
実際この記事を書いているときにその新しいモニターで作業しているんですが、上のK620の写真でグラボの下に敷いている銀色のアンチスタックスの袋が周りの景色を写して歪んでいる様がとても美しく描写されるんで驚いています(笑)。
最初にHDMIでグラボなしで繋いでモニターのセッティングをしておきました、その画像もかなり美しかったんですが、やはり「微妙」以上に違います...このグラボが中古で5千円ちょい、ポイント使って3千円で買えましたから御の字ではないでしょうか^^。

PCを開けてグラボを刺し、いままでのケーブル関係を整理しながらモニターをテーブルにセットした状態がこちらです...

27インチになったとはいえ高さがほぼ一緒ですからそれほど極端な大きさの差は感じません、そこがまた良かったところでもあるんです。最近新たにモニター横に置いたBOSEの「101MM」を奥へ片さなければいけないかと思ったんですが、なんとか大きく音を遮ることなく横に置くことができましたからありがたいです。
でもさすがにWQHD(2560×1440)は広いです^^。実サイズの「高さ」が変わらずにこれだけ解像度が上がりましたから当たり前ですよね...でもアイコンも文字サイズも小さすぎず、不便は感じられませんから良かったと言えば良かったです。

肝心のソフト「Lightroom Classic CC」で作業してみると...

やっぱり広々です^^、でも分かりますかねえ...中央に置かれた画像ですが以前のWUXGA(1920×1200)だと2:3の画像(写真)の両端に見える余白がほぼ無しなんですが16:9だとこれだけ出てしまいます。
ここらへんがWUXGA(1920×1200)の写真編集での優位性でもあるんですよね。
でもこちらはWQHD(2560×1440)ですからより精細感は勝ります、それに加え階調豊かなグラデーションが加わります...いきなりグレードが2段階アップしてしまいました(笑)。

変な例えですが、すぐ上の画像をいつものCoolpix P7100で撮ったものをLightroomで簡単に調整していたらモニター上の花の画像がとにかく今まで見たこと無いくらいに美しく写っているんです...いままで何度もしてきた作業で見る大きな変化なので驚きますよね...調整していながらいつの間にか写っている花の画像を仕上げている錯覚を起こすくらいです^^。
(よくある「画像ははめ込みです」というくらいきれいに見えていると思います...って自分のモニターでの話ですかね:笑)

加えてそうした現像作業でP7100の古さを象徴するような「ノイズ」がよく暗所に出るんですが、このノイズが目立たないくらいきれいに見えちゃうんです...これって良いことなのかどうか分かりません(笑)。
高解像&スムースになったためなんでしょうが、このへんは今後のためにスマホやiPadminiで要確認ですね。

※翌日さっそく以前から私の使っていた大御所<x-rite>のもはやディスコンとなってしまったキャリブレーションツール「colormunki Smile」を使ってみました。

作業画面の背景がグレーのグラデーションになてますが、やはりこころなしかと言うよりはっきりグラデーションがきれいに出ていましたね^^。

キャリブレーション後の結果を確認する画面ですが、BENQの謳い文句通り出荷前のしっかりと1台1台キャリブレーションを行って結果シートを添付するだけあり、「適用前」と「適用後」のボタンを代わる代わるクリックしても色味の変化はほぼ分かりませんでした。
それでも一応いつものようにキャリブレーション間隔を1ヶ月としてリマインダー機能を設定しておきます...毎日のように写真編集(現像)をしてますから気休め以上のものはありますよね^^。

ということでなんと言っても単に画像が綺麗ということでは言葉が足りないほど10bitの豊かな階調性による美しいグラデーションなどとても満足度の高い今回のモニターのグレードアップになりました。

2021年10月 自宅にて
#Nikon_Coolpix_P7100



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