楽しみにしていた娘達からのプレゼント、9月6日から3泊4日の還暦記念九州旅行の日がとうとうやってきた。
前日まで天気が心配・・・台風17号は停滞しているし18号は近づいてくるしということでこのところずっとぐずついた日が続いていた。予報でも2日くらいは雨になりそうななか6日の日曜早朝家を出た、羽田へ着いても曇り空、妻とも「なんとか雨さえ降らなければねえ」と話していた。
羽田ではまだ学生が休みなのかけっこう若い人を多く見かけた、志木から空港へバスで来たのだがちょうどいい時間の便がなく1時間以上早めに着いた、でも私達より次女・三女がもっと早くついていたのには驚きだった(笑)。
羽田から宮崎への(JAL) 便はとても中途半端な時間が多い、早朝6時台の出発の次がなんと10時20分になってしまうのだ。鹿児島など他の九州の空港着なら向こうへ着いてから余裕で動ける10時台着の便がある、あまり時間が勿体無いので計画はじめの頃は(都井岬へ行こうかと)鹿児島からスタートして宮崎入りしようかと思ったくらいだ^^。
私達の便は予定から10分ほど遅れて出発、いよいよ旅の始まりである…、雲より上に上がってしまえばこんなに晴れているのにねえ~って当たり前ですが(笑)。
定刻より少し遅れて宮崎空港へ到着、驚いたことにとても良い天気!
雲は少し多いが青空が見られとても暑い、まさに晴れ女の妻に…いや親孝行の娘達へ感謝だ...^^。
女性陣もさすがにエアコンの効いた飛行機内では上着を羽織っていたが、外に出るやいなやみな半袖姿に変身である。レンタカー会社に迎えに来てもらい用意されたワンボックス車(ホンダステップワゴン)でいざ出発である...青島を抜け堀切峠から海岸線を選んで道を進んでいく・・・、この堀切峠を過ぎて突然目の前に海が開ける瞬間はやはり感動的である。
ちょうど昼頃スタートなのでまずは腹ごしらえと昼食どころへ向かうことに...選んだところは解禁なったばかりの伊勢海老など美味しい海鮮料理が食べられるこちらの『シャンシャン茶屋』さんへ。
伊勢海老はとても高くて手が届かないがこちらはこだわりのうどんや「日本一のジャンボエビフライ」で有名なのです。昼時とあり車もけっこうとまっていましたが、(レンタカーではなく)宮崎ナンバーも多くて地元でも人気のようです。
私達のオーダーはこちら...
なんとも素朴な伝票です...というかメモです、無駄なところには経費はかけないという商魂を感じます(笑)。
このお店の特筆するところはこんなに眺めの良いロケーションなんです、
伊比井(浜)という綺麗な砂浜の見える小高い丘の上に位置しているんです。広くとった窓からはこの素晴らしい景色を眺めながら食事がいただけるのですが、この日も最高の天気でご覧のとおりです。
景色を楽しんでいるうちに料理が運ばれてきます、まずはあまりお腹がすいてないという妻はこちらのおすすめのうどんから「山かけうどん」を、
そして私もうどんは大好きなので一押しの「ざるうどん」、
こちらのうどんはとても細いがちょうどいいコシもあり、稲庭うどんより間違えなく美味しいと感じましたねえ。四人の娘達は宮崎といえば「チキン南蛮」だがこちらではエビ南蛮がいただけます、そしてこれがチキン南蛮と半々の「コンビ南蛮」です。
こちらの定食類にはご飯と一緒に必ずと言っていいくらいミニうどんが付きます、それくらいうどんには自信を持っているようです。そして間違えなく美味しいのです、また関西風の薄めの出汁がいいですねえ、まさに評判通り!
そして最後に登場したのがこれ...
顔の幅を超えた一品、これこそが...
この巨大な頭を持つ日本一の「ジャンボエビフライ」なのです!!
娘達もみんな写真を撮りまくりでした(笑)。大きさだけじゃないです身がプリプリでそれは美味しく頭から尻尾まで身がたくさん詰まっておりとても食べがいのあるエビフライでした、もちろんみんなで分けて食べました…。
お店の人によると1日平均4~5人位のオーダーがあるそうです。「そんなもん?」と思いますが、これが定食で2,900円なんですがこちらにはうどんやら海鮮やらが良心的な値段でたくさんあるのでその代金でほかにも美味しいものが腹いっぱい食べらるとなれば地元の人はそれほど注文はしないんだと思います、エビフライはほかにも通常サイズとちょっと大きめのお得サイズがありますからね・・・。
よい記念になりました^^、ついでに綺麗な浜をバックに記念写真も一枚いただきました。
時刻は2時、昼食を済ませようやく最初の訪問地へ向かいます。気持ちの良い日南海岸沿いをドライブしながら、
最後まで青島神社と悩んだのですが、娘達のたっての希望で定番の「鵜戸神宮」へ参拝しました。
相変わらず雲は少し多めですが綺麗な青空が広がります、こうした海沿いの観光地ですから綺麗な海が見られて吹く風も気持ちよくとても爽やかな気分です。
鳥居をくぐるとまず右手の岸上に見える「神犬石(いぬいし)」です、ちゃんと2つ耳が見えますよねえ。けっこう大きな石というか岩です。
最初の神門を過ぎるとすぐに見事な楼門がお目見えです、とても綺麗な朱塗りのみごとな造りです。今年の干支、つまり私の干支になりますが「羊」の大きな絵馬が掲げられていましたね。
今年は日南海岸が国定公園に指定されて60周年ということだそうだ、60年前だからなんと私が生まれた歳だ!なんと縁起の良い年に訪れたことか(笑)。
この鵜戸神宮はほぼ波打ち際の洞窟のようなところに建てられた珍しい神社、本堂まで行くにはこうしたきつい階段を降りていく・・・、
膝に爆弾を抱えた妻には少々つらい場所である、娘達は気にせず海岸独特の生き物を発見し「キャーッ、フナムシ!」などと叫んでどんどん先へ行く・・・オイオイ!
前回来た時も思ったが、この御本殿の造りは本当に驚きだ。こんな場所にこんなに立派な建物、今とは違い道具も貧弱で足場も危険なこの場所での仕事であるからして昔の宮大工の厚い信仰心をヒシヒシと感じられる思いだ。
お参りを済ませ「お乳岩」など一通り見学をしたあと有名な亀石への「運球投げ」の挑戦だ。
小さな運玉(5個100円)をいただき男は左手、女は右手で投げ入れるのである。自分は左利きであるにもかかわらず前回(7年前)は一個も入らなかったがなんと今回は一つだけだがしっかりしめ縄の中央にある枡型の窪みに入った!聞くと娘二人も入ったとのこと、これでしばらくは我が家の安泰は続きそうだ...叶う願いは平凡な方がいいですよね。
奇岩で有名な海の方を見いていると今回訪れる時間帯は干潮に当たらないので鬼の洗濯岩は見られないかと思っていたが、若干潮が引いているように見えた…。
案の定帰りの道からは鵜戸神宮周りの鬼の洗濯岩が少しずつ見えてきた、ラッキー。といっても娘達は洗濯板を知らないので「鬼の洗濯岩」そのものが伝わらず少々説明に時間を要した(笑)。
さて予定通り参拝を済ませ次なる訪問地へ向かう、今度も娘達のリクエスト「サンメッセ日南」への再訪だ。そう私たち夫婦は7年前にもこの鵜戸神宮とセットで訪れているのだ。
ただしこのサンメッセ日南だけは晴れていないと面白くない場所で地元の方からも「晴れていたら寄って損はないよ」と前に言われていた、予報を裏切り晴れてくれてほんと良かったのです。鵜戸神宮以上に海の景色が高い比率を占める場所なんで...
こうした斜面を利用した広い敷地になっています、
娘達のお目当てから見に行きます、こちらがその7体のモアイ像。イースター島の壊れたモアイ像を修復した日本の会社がイースター島の長老会から許可を得て世界で初めてレプリカの作成を許可され造られたものだそうです。
彼の地と同じものが見られるというのは結構感動ものですね。
せっかくなので皆で記念写真を...
数が7体ということで来る前から考えていたポーズも実践してみました...楽しい家族です(笑)。
こちらには牛や羊など10種類くらいの動物もいます、このロバ君は餌の自販機の横で人が通るたびに大きな声で餌ちょうだいとばかりに鳴くんです。その声の大きさについつい自販機に100円投入してしまいました(^^;)、大きなモナカアイスの中に入った餌をこのロバ君はぺろりとたいらげてしまいました。ゲンキンなもので餌をもらったら満足したのかさっさと踵を返してほかの群れの方へ歩き出し、愛想をふりまく様子もなし(笑)。
モアイ像を見下ろす場所にはまた変わったモニュメント?があり、娘達の指示で座らされた。横から見るとなんだかなあという感じだが・・・、
正面からは結構おもしろ構図になるから不思議(笑)。
その後もたくさん歩き上に見えるセンタープラザの突端で天空にいるような写真を撮ったり、下の写真では水平線が見える展望台ではスケール感を出そうとするとカメラまでの距離が随分とあり結局こんな位置でシャッターが切れてしまい家族に大笑いされている一枚です。
ほんとに天気が良くて良かったです、なにせ娘4人でのプレゼント企画だったので計画した私としてはなるべく安くできるように情報収集しこのサンメッセ日南も普通こうした施設にはありがちなWebの割引設定が無く、ようやく見つけたセブンネットのJTBチケットサービスで前もって割引入場券を入手していたのでぜひ晴れて欲しかったのです。
広い敷地で全て回る時間はなし、娘達も念願のモアイも見られて満足気。時間も若干だが余裕があったので来る時に見た道の駅フェニックスへ寄ってみようと出発した。
こちらでは潮もちょうどよく引いており海岸沿いに見事な「鬼の洗濯岩」を見ることができた。
しかし女性軍はなぜこういう施設ではしつこくおみやげを見るのだろうか?宮崎名物マンゴージュースなど飲んでいる間に予定時刻を超過してしまった(^^;)。
なにせこの後はこの旅行一番のと言っても過言ではない楽しみにしていた宮崎牛をいただくディナーが待っているのだ。日曜なので旅行1週間以上前に予約を入れていたものだから私としては時間が気になるところなのだ、まあ20~30分も走れば着くレストランなので慌てることはないのだが、ツアーコンダクターとしては最後に文句を言われる立場なので気が気ではないのだ(笑)。
宮崎らしい道路を走ります...
繁華街に入り一ツ葉有料道路を目指して、目的のレストランは有料道路すぐ手前にあります
7年前に訪れてその美味しさにノックアウトされたお店で、またこうして家族全員で来られるとは思っても見ませんでした。そのレストランは宮崎牛のシャロンと(現在はミナージュ・シャロンとも)いいます、前回の九州旅行時ガイドブック「るるぶ」の宮崎牛対決として取り上げられたお店だったので訪れていたんです。
さっそく店に入り用意されたテーブルに付き、前回感動した「特選宮崎牛のしゃぶしゃぶ」を皆でいただきます、まずは生ハムから...相変わらずいい塩梅で美味しいです。
そしてこの美味しそうな牛肉です・・・、
前回同様とても美しいお肉です、目にも鮮やかな見事なサシ!
そして今回は若い娘達のために特選黒豚も追加を...
6人で200gは少ないかなと思ったが一人牛肉150gに追加なのでたくさんのお野菜ともどもちょうどよかったみたいだ。こちらの黒豚もとろける美味しさでしたねえ~^^。もう宮崎牛の美味しさに再びノックダウン!
締めは肉や野菜のエキスがたっぷりの雑炊をいただき満腹で宮崎牛のシャロンを後にしました、最初の夕食でこんな贅沢なものをいただいてしまってこの後が心配でしたがさすが九州!この後もいろいろと美味しいもので楽しませてもらいました。
娘達が入り口で何かごちゃごちゃやってるなあと思ったらそれぞれこのお店のキャラクタストラップを手にして店長と一緒に出てきた。記念写真を撮りましょうということだったようだ。お言葉に甘え一枚撮っていただきました。
7年前とかわらぬ美味しさ、そして店長を始めとしたスタッフの良質なサービス、とても素敵な九州初ディナーとなりました。
朝早くから動いていた妻はすでに眠そう(笑)、後はホテルに帰って寝るだけ。有料道路にもかかわらず相変わらず真っ暗な道(一ツ葉有料道路:夜間・早朝は無料)を通り本日の宿「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」へ到着したのが夜7:30ごろ、まあ女房でなくても疲れるわなあ~。
私の予定ではこれで本日終了のはずだっただが、ここでなんと娘達からのサプライズが!
部屋で妻とまったりしていたらドアが開き次女と三女がクイーンの「We will rock you」を歌い踊りながら入ってきた。突然のことになんのことやら分からず唖然としている私たち夫婦(^^;)、その後から長女がルームサービスのカートを押して入ってきたのを見てようやく理解した。
私の還暦と妻のサポートへのお祝いをしてくれたのです。
美味しそうなケーキと家族全員(愛犬Cobbyも)の写った写真立てと夫婦それぞれに皆からのメッセージが家族の写真と一緒に寄せ書きされた色紙だった。私も感激したが妻は色紙をもらった瞬間からもう涙を流していた、そう妻は涙腺が弱いんですよね(笑)。
これは嬉しいサプライズでした。結婚25周年の時も私からこのホテルで同じように25年間ありがとうというメッセージの乗ったケーキを妻へサプライズで用意したのだが、その時は涙まではいかなかったのだが…さすがに娘達からのサプライズはとても強く心に響いたようだった。皆良い子に育ってくれてありがとう、そして苦労して4人をここまで育ててくれた妻へありがとうと感謝の気持ちでいっぱいになった…。
ホントはこの時間塩分の強い独特な温泉の「松泉宮」に浸かるのを楽しみにしていたのだがそんなのは吹っ飛んでしまい、皆でホテルメイドの美味しいケーキをいただき、ゆったりとした部屋の・・・そうなんです、このシェラトンの部屋は普通の部屋でも50平米あるんです・・・お風呂に浸かり心地よい疲れとともにたのしい旅行一日目は終了した...
二日目へつづく...
おいしいものに非日常の景色、見所満載ですね~!!
ジャンボエビフライ、初めてみるサイズです!一人では食べきれなさそう・・・
ご家族の写真もポージング最高ですね~!自分もやってみたい♪
家族でこういう写真が撮れるってほんと素敵だなぁと思います^^*
それにしても、娘さま方、クイーンを歌い踊りながらの登場されるとは
やりますねー!楽しそうな様子にPCの前でムフフとなってしまいました(笑)
初日から天気も良くて幸先の良い滑り出しでした。
そしてジャンボエビフライは大きさも味も想像以上でしたねえ、
とても美味しかったです。
いつも笑顔の妻をはじめ娘達もノリはとても良いです(笑)、
こんな素敵な場所ばかりなのでなおさらという感じで楽しく撮れました^^。
妻も子どもたち一緒で楽しそうだったのがとても印象的でした・・・。
夜のサプライズは文字通り「驚き」ました、
私達の顔を撮っていたらまさに「ハトが豆鉄砲・・・」だったでしょうね^^;、
まさか踊ってくるとは・・・。
私もついうっかり妻の顔を撮るのを忘れていました(笑)、
この時ばかりは娘達に完敗です、やられました^^。
素敵な思い出をもらっちゃいました、感謝です...