休みの日に午後の早いうちに散歩に出られるのはずいぶん久しぶりのような気がする。
ほんとに涼しい...風がとても気持ち良い。
この気持ちよさは湿度の低さだろう、気温はまだ30℃近いので地面がまだ温かい。これだけはCobbyが可愛そうである。きょうは夏の花「古代蓮」が気になって難波田城公園まで足を伸ばしてみました。ゆえに土手経由でも目的地まではどうしても舗装道路を歩かなければならない、温まったアスファルトが気になって手で触ってはCobbyと歩く羽目に・・・Cobbyに靴でも履かせたい気分である(笑)。
途中に先日『求愛行動』を目撃したイチモンジセセリをたくさん見かけました。相変わらずペアで飛んでいるのが多かったですね、いまがそういう時期なんでしょうかね。そういえばこれから晩夏にかけて羽がぼろぼろになった蝶たちが一生懸命求愛行動をしているシーンを以前にずいぶん撮った記憶がありますね。
きょうもAi Micro-Nikkor 105mm F2.8S付けて出かけているんですが、このサイズで撮ろうとするとだいぶ寄りますからレンズの距離指標であらかた合わせてから構えないとピントリングを回している間に逃げられてしまいます、この辺の使い勝手はやはり持っているレンズではタムキューにかないませんね(笑)。
農家の庭先にたくさん咲いていた花・・・百日草、これが鮮やかなピンク色できれいでしたねえ。
この花に寄ってくるのがミツバチよりイチモンジセセリのほうが多かったのには驚きです、ミツバチは吸蜜に専念する時間が多いのかイチモンジセセリはすぐに逃げてしまう感じです。ピントがいまひとつバッチリ決める余裕がありませんでしたねえ・・・悔しいですが^^。
でもこのAi Micro-Nikkor 105mm F2.8Sもだいぶ被写体までの距離に対する被写界深度が身についてきた感じです・・・あともう少しですね。
これなんかはようやくイチモンジセセリの目にピントがバッチリ行って全体のバランスにも気を配る余裕が見て取れる感じですかね(笑)...
どうでしょうか・・・。
そうそう韮(ニラ)の花がほころび始めてとても小さく真っ白な花が顔を出してきました、横を見ると先日撮ったような膨らんだつぼみも見られますね。ほんとまだ咲いたばかりのようです、開き加減の花の根本に覆っていたつぼみの表皮がまだぶらさっがっていますよね。
ここらへんまで歩きながら写真を撮ってきましたが、暑がりのCobbyもサボることなく元気についてきてくれます。やはりカラッとした暑さは人間と一緒であまりこたえないようですネ・・・安心しました^^。
難波田城公園までつくとぽつりぽつりとまばらにシロユリがあちこちに咲いていました、古民家の周りで良いアクセントになっていましたね。
そしてその横には以前撮影した時には真っ白だったきれいな紫陽花がこんなまた違った形できれいに残っています。
ふつう紫陽花って枯れだすと茶色になってあまりきれいではないイメージなんですが、これはまた素敵ですね。
しばらく匂いを嗅いで回るCobbyに付き合って公園をひと回り、さすがに夏休みの日曜とあって家族連れで広場も古民家も賑わっていました。その隙間を狙っていつものちゃぶ台を一枚...
105mmってこういう切り取りには良い画角です、開放で撮ってますがちゃぶ台の使い込まれた質感や素材感もしっかり出てますね。
二回り目は例の古代蓮へ、やはりというか当然というか見頃は6月2週目から7月頭まででした(笑)。まだ葉は元気ですが花は見る影もありません...
いつぞや見に行った上野不忍池の蓮は8月暑い盛りが見頃でしたが、それとは一ヶ月以上差があるんですね。そういえばいつもは梅雨の雨の中こちらに撮影に来たことを思い出しました(笑)。
その後は資料館の横でCobbyのおやつ休憩です、ここは下が玉砂利なんで冷たいと見えCobbyは暑い時にフローリングでよく見せるお腹をぺたっとつけるように腹ばいになってました・・・とても気持ちよさそう^^。
カメラを嫌がるCobbyをアップで...
ほんとに表情の無いワンコなんです、この目でジ~ッと見られるとつい『何が言いたいの?』なんて聞いてしまうんですよね・・・でも可愛いやつなんです(笑)。
帰り際あちこちに咲いていた花をパチリと・・・畑の周りとかいまとてもたくさん咲いていますが、これがまた変な名前なんですね・・・「ルドベキア・タカオ」と言うそうです。
かなりアンダーにとって中心のシベがしっかり見て取れるように撮影しましたのでかなりリアルですよね^^;)、アングルがWeb用に良かったのでこのブログのバナーにも使ってみました(^-^)v。
公園からの帰り道薄っすらと富士山も見えました、この時期は珍しいですね。
上の写真の奥、農家の畑の際にそれは見事にたんまりと真っ白に咲く花が・・・、あまりにきれいなので傍まで行って一枚撮ってきたんですが、
同じ色の葉っぱの中心にちょこんと乗っている小さなものが花なんですね、その目立つ葉っぱの先がまるで雪をかぶったように見えるところから『ハツユキソウ』というのだそうです、きれいな名前ですよね。
きょうの散歩にはまさにオチがあって、こちらに向かうには橋を一本渡るんですがこの橋がコースからすると大きく迂回する形になるので、時々道を区切る柵の下からまずCobbyを出してそのあと自分はその柵を乗り越えるととても近道になるんです。
昔(Cobbyがまだ2~3歳のころ)はビビリのCobbyゆえ柵をくぐるのさえ嫌がったものなんです、ところがきょうは彼がくぐりたがって覆っている草を分け入るように柵に突っ込んでいくですよね。「ダメだって!」といっても聞かないんです。仕方なく草の少ないところからCobbyを向こう側へくぐらせてリードを柵に留めておき、いざ私が柵を乗り越えようと足をかけて真上に立った途端・・・バランスを崩して向こう側へ尻餅をついてしまいました。
傍を歩いていた老夫婦も心配して「大丈夫ですか?」と声をかけてくださいました、恥ずかしいったらないですね「ぜんぜん大丈夫です」と笑いながら答えましたがしっかり指を柵に引っかけて少し切っていました。
Cobbyは今や7歳の動きざかり、逆に私は還暦を遥かに過ぎたところの体力的に坂道を転げ落ちているところでしょうか、もはや以前とは逆転していまいましたね。情けないやら恥ずかしいやら・・・少しストレッチから始めて昔の勘を取り戻さねばいけませんね(笑)。
そんな自分の「歳」と「秋」を感じてしまったきょうの散歩でした...。
※ カメラ: Sony α7II
レンズ: Nikon Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S