江川のサクラも新河岸川のサクラもほとんど花が落ち緑になってきた、季節外れになる前に『桜』写真は出しておこう(笑)。
今回の写真で使ったのは『Carl Zeiss PlanarT*1.4/50mm ZF.2』だが、日本製Zeissとしては最も求めやすい価格で、焦点距離も50mmの標準レンズとくれば扱いやすく・・・と考えてしまう。
2010年1月に手に入れてからD5000、D300s、D700とDX機からFX機にに付けて撮ってきているが、やはり気のせいではなく一味違う画が出てくることは間違えないと思う。
あまり高いレンズを使ったことがないこともあるが、感動無しにとった写真は間違えなく「普通」のそれになるし、これを撮りたい、この感動を伝えたいという思いを込めてシャッターを押し込むとしっかりそれに答えてくれるレンズだと思う。
まだまだ一歩先を行かれている状態だが(笑)、なんとかコントロールできるよう修行中なのだ…。
ようやくZeissの画がまとまったのだが、ついでにNikonのコンデジ「P7100」で撮った写真も負けてないものもあったのでアップしてみたいと思った。(Zeiss・・・4月1日、P7100・・・3月31日の撮影となる、なおZiessにはPLフィルター使用)
Title: 『普通の桜』
Zeiss:50mm f/8 1/250 -0.3ev Iso 200 [D700]
普通に撮っても日陰の桜が美しい、色の調整も素直に反応してくれる。
Title: 『(月夜の土手)一本桜』
Zeiss:50mm f/6.3 1/320 -0.3ev Iso 200 [D700]
以前に月下のベンチを取った場所に咲く一本の桜、土手の草にとても臨場感がある。→拡大する
Title: 『美しき萼』
Zeiss: 50mm f/2 1/1600 -0.3ev Iso 200 [D700]
背景までの距離感もあるがf/2.0くらいの対象のシャープさと背景のボケのバランスが大好きだ。
萼の美しさも特筆もの →拡大する
Title: 『陽をよけし桜』
Zeiss:50mm f/5.6 1/100 -0.3ev Iso 200 [D700]
せっかく枝の先端に素敵に花をつけているのに、何故か太陽を避けるように
地面すれすれに咲いている桜、それでもなお美しい。 →拡大する
Title: 『光に向かって』
Zeiss:50mm f/5.6 1/320 0ev Iso 200 [D700]
真っ青な空に向かって勢い良く伸びた枝。咲いたばかりの初々しい花が
まさに「生」を楽しむかのように咲き誇っていた。 →拡大する
Title: 『西に輝く・・・』
Zeiss:50mm f/8 1/60 0ev Iso 200 [D700]
日が傾く時間帯、西を向いた花たちが輝きを増す。
淡いピンクが傾いた日を受けて暖かい色をまとってる瞬間。 →拡大する
Title: 『暖かな西日』
Zeiss:50mm f/8 1/80 0ev Iso 200 [D700]
桜をさらに美しく見せる太陽、真っ青な空に映えてその優しさは心に響く…。
Title: 『桜色と葦の赤』
Zeiss:50mm f/6.3 1/200 0ev Iso 200 [D700]
強い逆光にも負けず見せたい感動をしっかり破綻なく捉えているZeiss、ビックリ。
Title: 『花見のカワウ』
P7100:(200mm) f/8 1/160 -0.3ev Iso 100 [Coolpix P7100]
中洲のカワウがいいアクセントになってくれた、P7100は緑の出方が大好きだ。
(Coolpix 焦点距離:35mm換算)
Title: 『そよぐ草・・・舞う桜』
P7100:(45mm) f/4 1/200 -0.3ev Iso 100 [Coolpix 7100]
この下草の緑、桜との対比が大好きだ、ほんとに気味の良い色の出方をしてくれる。
Title: 『blossom in the wind』
P7100:(28mm) f/4 1/500 -0.3ev Iso 100 [Coolpix 7100]
強風のなか揺さぶられる枝、うまく背景ともども風をとらえた瞬間。
Title: 『そよぐ桜にうなだれる朱』
P7100:(85mm) f/5.6 1/40 -0.7ev Iso 100 [Coolpix 7100]
とてもきれいな枝ぶりの公園脇の桜だが風にしなっている、
側で盛りのツバキが残念そうに頭を垂れていた。
逆光にめげず、雰囲気を伝えてくれた。
なぜか今回は縦構図が多かったのが意外、私はあまり縦は使わない方なのだが、やはり桜が魅せてくれるがゆえの所産だろうか…。久しぶりに何度も桜を見て回ったので少しは鍛錬になったかなという感じだ。
桜の「枝ぶり」というファクターが意外と大きいというのが今回の収穫。
実は公園の夜桜も撮ったのだが風が強く、綺麗に出ていた月と一緒に良い構図があったのだが、ことごとくブレブレで見るも無残な状況だった、とても残念だったが良い勉強になったし美しい桜を堪能できた。
Zeiss 50mm は私にとっての指標・基準と言えそうだ、そういうレンズが有るというのはとても有難いことだと最近感じている。
やはり「感動ありき」だなあとつくづく思う、小松ひとみさんの写真集「光彩」をあらためて読んでみると更なるヒントが貰えそうだ…。
ほんとに写真って面白いですねえ。