ピクニックの森から子供の森を探鳥散策&ウォーキング。
「秋ヶ瀬の鳥たち」というホームページを見ていたら雨の秋ヶ瀬は鳥たちが近い、
という管理人さんの話題を見てぜひと思い立ち、冷たい雨のなか朝7時台に出発。
本日は一眼は持ち出さず、双眼鏡とコンパクトデジカメのみ、今日はじっくり観察だ。
北側駐車場に車を置き、昨日仕入れたレインブーツに履き替えていざ出陣。
とにかく寒い、「寒の戻り」とはよく言ったものだ。
傘を差しながらの双眼鏡もちょっと辛いものが・・・、でも雨ゆえの所産もいっぱい。
人が全然いない、濡れた緑がとてもきれい、あとは鳥たちがどういう対応か・・・?
葦の原もシットリとして見ていて気持ちがよい。
この辺から中央を抜けてカワセミの池に向かったのだが、途中林の中でウグイスだ!
まだちょっと弱々しい感じで、自信無さそうな鳴き方だ。
先日の北本自然観察公園のウグイスとはずいぶん違うぞ・・・、
(傘に落ちる雨の音が大きく、かつウグイスの姿は見えず声のみですが)
ここまでで、ウグイス(声のみ)、ヒヨドリ、ツグミ、キジバト、シジュウカラなどなど、
どうもアカハラ(のよう)はずいぶんと近くまで降りてきて餌を探し地面を突いていた。
カワセミの池を回り込んで歩いて行くと、大好きなコゲラがチッチと鳴きながらお出迎え。
この辺はシジュウカラがたくさん出て地面の餌を探していたところだが、
今日は雨で道が池のようになってしまっている。
長靴大正解だ、子供のようにバシャバシャ入っていける(笑)。
池の畔にはこんなきれいな花も・・・名も知ってると楽しいだろうなあ。
木々も芽吹き、枝先から垂れ落ちる雫・・・。
一周り目はあちこち二周り分の寄り道をしながらウグイスの声をじっくり楽しみ、のんびりと。
それでもあまり鳥は見かけなかった。
それではと、子供の森へ向かってみることに。
途中の広場なども下の緑がきれいなこと、整備された木々が整然と並ぶ。
人工的ながらも美しい光景。
トイレに寄った時、荒川側の木々にかわいい声とともに「エナガ」を数羽確認できた。
あのとぼけた「癒し顔」は好きだなあ~。
こちらもあと2週間ほどで素晴らしい光景になるだろう、桜並木。
すでに蕾でピンクです。
子供の森はやはりあまり鳥たちとは出会えず、残念。
広場の周りに植えられているこちらの桜も見事、少し咲き出しています。
となりの「野鳥園」、立て札があり「保護地区」で入ることはできないようだ。
適度な起伏があり、行ってみたい欲望に駆られる・・・(笑)。
「ピクニックの森」と「子供の森」の間にある広場にはムクドリとツグミがうようよといた。
その中に混じって「カワラヒワ」の群も見られた。
帰り道ではきれいな「モズ」の雄も発見、枝にのんびりとしてじっくり観察できた。
モズが飛び立つと入れ替わりでオナガの群が目の前の木にやってきた、ビックリ。
ピクニックの森へ着くころ、今度は「アカゲラ」のお出まし、赤いお尻を見せながら木をつついている。
どうも今日のハイライトはこの帰り道にあったようだ。
上の鳥たちのほかになんとまさかの「ベニマシコ」である。
南側からピクニックの森炊飯場を通り、散策路へ入ったとたんである、
まさに目の前の木の枝に赤いものが、赤信号で止まった気分である(笑)。
下の写真の道標(案内板)の真上あたりの赤い点がベニマシコ(雄)である。
コンデジの画像でこれ以上拡大するとわからなくなるのですが・・・、
赤いお腹見えますか、左斜め上にはメスもいるのです。
雨の中つがいで仲良くおしゃべりなのでしょう。
しばし双眼鏡で愉しませてもらいました、目と鼻の先なのに今日は一眼持ってない、
こんなもんなんでしょうね。
大きく周回して、最初の池まで来るとまたまたビックリ。
カルガモに混じってカイツブリらしき水鳥がいたのですが、その池の水面すれすれに・・・、
10羽ほどの「ツバメ」がビュンビュン飛んでいるのです。
(下の写真左側の青い影のようなのが飛んできたツバメ)
この池の奥に「ウグイス」もいるので最後に鳴き声をもう一度ゆっくり聞かせて貰って帰ることに。
まさに冬鳥と夏鳥の入れ替わりを見る思いだった。
「秋ヶ瀬の鳥」管理人さんの言うとおり、雨のおかげでずいぶん楽しめました。
それと雨の日はレインシューズ必須ですね、足下気にしなくていいのはずいぶん楽だった。
また休日が雨になったら必ず行ってみよう・・・。