歴史のある現代の美味しさ郡山の柏屋【薄皮饅頭】(みちのくスイーツ列伝NO15)

看板にいつわりなし!

福島県の郡山市の銘菓、柏屋の『薄皮まんじゅう』



の写真でまんじゅうの断面を見ていただければわかるけど、
非常に皮が薄い・・・ということは中のアンコが多い!

一番上の写真の箱に『嘉永5年創業』と書いてあるとおり
今から150年以上前に奥州街道(今でいう国道4号線)沿いの郡山宿の
『饅頭茶屋』としてスタートした柏屋。
その茶店の饅頭は皮が薄くて中のアンコが多いということで大評判、大人気
となったそうだ。

形はごらんのとおり、創業当時の155年前からほとんど変わっていないという
素朴な形だ。

でも、一口ほおばると意外なことに、
その甘さはいかにも現代的な和菓子の甘さなのだ!

箱の中にはいっていた商品の説明を読むと形は変えていないけど
味については時代の嗜好の変化やお客様の声を反映しているという。
どうりですんなりと受け入れられるアンコの味だと思った・・・納得。

さらにこの説明パンフレットを読むとビックリするようなことが書いてあった。

【おいしい召し上がり方】…となって

◎バター焼・・・熱したフライパンにバターを落とし、
        饅頭の上下を焼いてください。
        ほどよくキツネ色になったら、
        冷めないうちにアツアツを・・・

とあるからビックリ。
さらに

◎天ぷら・・・・カラッとした味が珍しくどなたにも喜ばれます。
        おいしく揚げるコツは衣を厚くしないこと・・・


たしかに揚げまんじゅうっていうのも世の中にあるし
油と餡の相性は悪くないけど、けっこうビックリする食べ方だ。
いつかトライする価値はあるかも

柏屋さんのホームページ
追記:この饅頭は福島から来た人のお土産なんだけど、今日仙台駅の駅ビル「エスパル」に行ったら柏屋がテナントとして入っていて仙台でも買えるのがわかった。

だんだんお土産の珍しさもなくなってきたな~。
だからよりレアなモノほみんな探すのかな。

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日本モンスターホラーの金字塔(夏の納涼読書)

日本人にもこんな話しが書けるんだ !!

殺人鬼

双葉社


殺人鬼〈2〉―逆襲篇

新潮社



綾辻行人の殺人鬼シリーズ


映画(VTR・DVD)、ラジオやテレビ、本、
怖い話を体験するシュチエーションはいろいろあるけど
オレが一番恐怖を感じるのは読書・・・本から得る恐怖だ。

誰もいない部屋で怖い本を読むと怖くてしかたがないのだけど
物語の中に引きずりこまれてページをめくる手を止められなくなる。

この感覚が一番怖くて一番楽しい。
でもこんな状況になるにはそれなりに面白い本でなくては無理。

それのキモとなるのが襲い掛かってくるスリルと恐怖のテンポ感だ。
この綾辻行人の殺人鬼シリーズを読んだときには正直驚いた。

この双葉山という場所に住む怪物は、あの映画の「13日の金曜日」の
レイクサイドビレッジに住むジェイソンを彷彿させる。
でももうそんなことはどうでもよくなってしまうくらいにすごい。

いわゆるスプラッタ(残酷な/凄惨な)ホラーと呼ばれる
残酷な殺戮のシーンの連続。これでもか、これでもかと続く。
しかし怖いのだけどグロテスクな感じは意外と少ない。
気持ち悪さやグロに頼ることなく純粋に恐怖を描いている。
これがこの本が日本スプラッタ・ホラーの最高峰といわれる由縁でもある。


この作家はどちらかというとロジカルな謎解きミステリーの作家という
イメージが強かっただけにこんな話を書けることにビックリした。
彼の作品の中では異色中の異色だ。
そのせいもあり、この作品に対しての書評はけっこうマチマチだ。

評価は別としてこれだけのスプラッタの恐怖を映像なしで表現できたのは
ただただすごいとしかいえない。
物書きとしての技量がしっかりしていればこそのデキだと思う。

日本のミステリー作家にはスティーブン・キングの影響を受けた
モダンホラーを書く人が多いけど、こんなスプラッタ物を書いた人は
彼以外にいないのではないだろうか。

理屈無しで恐怖を味わうにはもってこいの本である。
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真夏に海洋冒険活劇でワクワク!(2006年11本目)

東京ディズニーランドが開業し初めて行ったとき
一番最初に体験したアトラクションが『カリブの海賊』だった。

スペースマウンテンなどに比べると派手なスリル感はなかったけど
大砲を撃つ海賊船や海賊の隠れ家らしき怪しい洞窟など
ディズニーらしいファンタジーあふれるこのアトラクションがすごく気に入った。
その後ディズニーランドを訪れるたびに必ず乗ったものだ。

そんなお気に入りのアトラクションから映画ができたとなると観ないわけにはいかないと思っていたのだけど。
前作は劇場公開を見逃し昨年やっと前作を観た。(DVDで)
ハリウッド映画らしく続編がでたけど、きちんと前作からの流れにのっとているので、ムリクリ作ったという違和感はない。

今回こそ大型スクリーンと迫力の音響の劇場で観たいと思っていたのだ。
『日本沈没』とどちらを先にで迷っていたけど、とにかく今度は劇場で観れてよかった

今回は
『幽霊船』『大ダコ(大イカ?)の怪物』『人食い人種の原住民のいる島』
など、海洋モノには欠かせないディテール満載。

いかにもディズニーらしく血生臭いシーンはないのだけどスリル満天。
やはりジャック・スパロウのとぼけた味がなんともいえず魅力的だ。
この映画の見所はアクションや見事なCGもだけど、
なんといってもジャック役のジョニー・ディップをはじめ、登場人物のキャラだと思う。

この登場人物一人一人のエピソードだけでも相当の続編がつくれそうだ。
それくらい魅力的というか、いわくありげな人物が多い

この夏の暑い時期いかにも涼しげな海の映像は心の清涼飲料。
崖に吊るされた籠から逃げるシーンや水車小屋の車輪に乗っかって戦うシーンは迫力とスリルが満点で夏の暑さにスパイスのように効いてくれる。

来年の夏には『3』が出るらしい。
この作品はまさにそのための布石。
とにかく一度観たらもう降りることができない電車のようなシリーズなのだ。

詳しい内容はこちらの公式サイトを。

エリザベス役のキーラ・ナイトレイはものすごく美しい女性。
でもオレの好みはジャックの元カノで
死者を甦らせるジプシークィーンの呪術師ティア・ダルマ役のナオミ・ハリス。
メイクがメイクだけど彼女のキュートさは失われてないな~
ぜひ次回も出演してほしいよ~。できればもっと多く(*^。^*)



※それとこの映画を観るなら一番最後のエンドロールが終わって館内にあかりが着くまで席を立ってはダメ・・・とのこと。
途中で立ってしまったオレは今回完全な負け組み
(前作はDVDで観たのだけど、これはやはり設備のいいシネコンで観るにかぎる)

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ファミリーの団結で呪縛を解く!(第33節水戸ホーリーホック戦)

(動画は音声付きです。PCの音量にご注意ください。)

ベガルタ仙台3-1水戸ホーリーホック

キックオフの笛と同時にアグレッシブに動くベガルタの選手。
しかし守備の固い水戸。
いつになく動きがよく、攻撃マインドも強い今日のベガルタだが
なかなか決定的なチャンスは作れない。
それでも粘り強くパスを回してチャンスをうかがう。

17分、前の試合からスタメンに起用され、サンタナ監督から
『小さな巨人』と評された20歳の富田が相手陣営で相手のパスをカット。
サイドに張っていたフリーのロペスにつなぐとロペスはサイドを駆け上がり
ピンポイントクロスをボルジェスに送り、ボルがヘッドでキッチリ決めて先制!

35分、またもやロペスが相手陣営の高い位置まで上がっていた中田に
これまた矢のようなピンポイントのロングパス。
中田が中へ折り返しボルジェスが2度弾かれるが粘って押し込み2点目ゲット!
このまま2-0で前半終了。

後半、水戸が反撃に転じる。
前半よりプレスを強めてベガルタに圧力をかけてくる。
ついに56分パスミスから速攻をしかけられて失点。

ここから試合の流れがやや水戸に傾く、
特に中盤を水戸が支配しはじめる。

「あ~あ」「まずいな~」「何やってんだ」・・・タメ息や嘆き、ヤジがでてくる。
ベガルタの応援は失点したり形勢が悪くなるととたんに声量が激減し
静になるため、それらのタメ息やらどよめき、ヤジが目立つことが多い。

しかし今日は違った。

試合前、スタンドのイスには上のようなビラが貼ってあった。

ヤジやタメ息はなんの応援にもならない。
チームの苦しい時こそ声を大きくして応援しようという呼びかけだ。

サポーターは12番目の選手だ。
苦戦している選手を責めることは魂をピッチに送り戦う12番目の選手の行動ではない。
他人を責めることで自分の責任を放棄している。
自分も共に戦っているのなら応援すべきだ!

応援を止めるということは、選手が走るのを止め足をとめるのと等しい行動。
サポーター席に居る者としては失格。

そんな気持ちを持っている人が多く。
ヤジやタメ息が起こると、その周りでより大きな声で応援している人が
とても多かった。
そのせいかタメ息やヤジは長続きしない。

さすがにヤジを注意してとかだと、どんなトラブルがあるかわからない。
一番いいのはそれをかき消すくらいの応援を周りがすることなんだな~と
実感した。
そんな気持ちの入った応援が今日は90分切れなかった。

試合の続きは、スピードのある関口が投入され
またベガルタがリズムを取り返す。
またロペスがサイドから素晴らしいクロスを上げて
途中交代の関口が頭から突っ込み3点目をゲット!
監督の采配がズバリ当たった。

これで流れを完全に掴み勝利!

本当に選手、スタッフ、サポーターが一致団結して掴んだ勝利だ!
大きな目標を掴むためには大きな力が必要!
これからもすべての力を結集して勝利を積み重ねたい。

----------------
2006年J2_total
順位表
【2006/08/12】
----------------
チーム[勝点]得失
・・・・・・・・・・・・・・・・
1.柏  [59]+16
2.横浜FC[56]+18
3.神戸 [54]+17
4.仙台 [53]+28
5.東京V[45] -7
6.山形 [44] +5
7.鳥栖 [44] +4
8.札幌 [43] -2
9.水戸 [37]-12
10.湘南 [36] -5
11.愛媛 [30]-12
12.草津 [26]-20
13.徳島 [21]-30

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磐梯山に野趣あふれる銘菓あり【笹だんご】 (みちのくスイーツ列伝NO14)

夏のこの時期、夏休みの観光やらお盆の帰省やらで、
日本中民族大移動が行なわれる。
そのせいでうれしいことに友人、知人、親戚、ご近所さんなどから
各地のお土産をいろいろといただく。

おかげさまで、まだどこにもいっていない我が家でも
居ながらにして各地の名産品を堪能することができる。

今日、ご近所さんから頂いたのがコレっ。
福島の名物『笹だんご』だ。

作っているのは会津磐梯山のふもとの湖、猪苗代湖の湖畔の町、
猪苗代町にある吾妻食品
この笹だんごは会社創立以来40年間作り続けている伝統の逸品だという。

まずその特長は上の写真を見てもらえば一目瞭然だけど
笹の葉によってラッピングされているところにある。
この田舎の風情あふれるところが人気の福島県の名産品だ。

笹の葉をとると


中からヨモギの葉を入れて作られた草餅がでてくる。
さらに、その中には国内産の小豆を使ったアンコが詰まっている。

ヨモギの風味が効いている餅はやや硬めで弾力のある歯ごたえ。
かすかに笹の葉の香りが餅に移って野趣があふれてる。
中の餡も田舎風の粒餡なのがまたいい。
小豆のしつこさのない優しい甘さが餅とうまく合っている。

キレイな箱に入ったお土産もいいけど、
こんな団子もいかにも夏休みのお土産らしくていいのではないだろうか。

東北道のSAやPAの売店で買えるのも便利だ。

吾妻食品さんのホームページ


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真夏のナイトメアー

本人も知らない「さとこ」とは
いったい誰なのか?

実業団野球の投手Aさんの話。ある日、奥さんが電話に出ると「さとこが亡くなったとだけ伝えてください」と言って電話が切れた。しかしAさんに「さとこ」という知り合いはいない。それ以降…。

続きを知りたい方だけ、ここをクリックしてください

先日、仕事帰りに車のラジオで稲川淳二氏の怪談トークを聞いた。
すごく淡々と語る口調がより怖さを感じさせる。
でもよく聞くとただ単に怖いだけではない。
非常にストーリーが良く出来ている。

ただ怖がらせようと急に大声をだすとかの安っぽいトークではなく
心に響く磨きがかかったとても上質な語り部だ。

稲川淳二氏の怪談は一話が約10分~20分くらい。
怖さと不思議さがミックスした内容。
ふと現実の世界と裏側の世界というか異空間が触れ合うホラーミステリー
こんな話をナイトメアー(悪い夢)と呼ぶのだろうか。

熱帯夜で暑くてかなわないという人におススメだ。




人影がなくなった学校前のバス亭。
待合所の蛍光灯がいまにも切れそうに点滅している。
時間より早めにバスがやってきた。
まだ8時前というのに乗客はオレ1人。
なのにしばらくするとなぜか後ろの座席から人の気配が
振り向きたい気持ちと振り向きたくない気持ちが激しく交差する・・・


・・・悪夢の続きは皆様自身でお作りください



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季節は止まらない

仕事で荒町の通りを車で通った。
道の両側の商店街では七夕を飾っていた。

『仙台七夕』といえば仙台駅前中央通一番町という
中心商店街の豪華絢爛な見事な飾りが有名だけど、
ここ荒町や長町、宮町など中心部からちょっと離れたところでも
商店会を挙げて七夕を盛り上げているところがある。

中心部に比べれば飾りは質素だが、観光客がくるわけでもないところで
大型店に押され気味の商店会が地元町民のためにこの厳しい景気のときでも
頑張って七夕を飾っている姿勢には拍手を贈りたい。

観光客のためではない七夕飾り・・・こんな努力がこの街の星祭りの底辺を
支えていてくれているんだと思う。
中心部の七夕にはない素朴な夏祭りの風情があってオレは好きだ。


さて街の中心部や周辺の各商店街が七夕で盛り上がっている時、
我が家のある団地の野原では、いつのまにかもうススキの穂が出ている。
夕方ともなると日グラシの声と秋の虫の声のアンサンブルが聞こえる。

どんなに暑くても、ひっそりと季節は足踏みすることなく前へ進んでいるんだな~
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遅すぎる目覚めで嵐を乗り越えられず (第32節ヴィッセル神戸戦)

ヴィッセル神戸1-0ベガルタ仙台

もはや戦術やシステムではない。
このクラブがずーっと抱えてきた問題。
歴代監督が一番頭を痛めてきた問題。

メンタルの弱さ

今日も選手たちに戦う姿勢が見られたのは
残念ながら後半先制点を相手に取られてから。

前半はほぼ一方的に攻められる。
それは相手に有利な時間帯もあるだろう。
やりすごさなければならない時間帯があるのも事実。
しかし今日は『相手に勝つ』という強い意志が感じられない立ち上がり。

まずいつものようにボールを持った選手に対してフォローがないか
または遅すぎる。
とにかく積極的にボール触る意識が感じられない選手が多い。
すべてに受身なのだ。

その証拠に失点してからはまるで違うチームのように猛攻を神戸にしかける。
そこには間違いなく強いベガルタ仙台が存在している。
どうしてそれが最初からできないのか・・・いや、やらないのか?

よーく見てればわかるがピッチ上で声を出して
チームの士気を鼓舞する選手がいない。
メンタルの強さでチームを引っ張れる選手がいない。

かといって自分自身でそれができる選手も少ない。
いつもオフの補強の時、そんなリーダーになれる選手がほしいと思うのだが。

とにかく今ここでそんなことも言っても始まらない。
本当に選手たちの奮起を期待したい。
毎回同じだが後半の戦いをぜひ前半からしてほしい。
そうすれば勝利への確率ははるかに上がる。

もっと勝利と昇格へ強い意欲を持ちそれを表現してほしい。

負けたことで終わりなのではない!
戦うことを止めたときが終わりなのだ!
それは選手だけではない。オレたちサポーターも同じだ!
ガンバレベガルタ仙台!!ガンバレベガサポ!!


※こんな試合ではあったが富田が戦える選手だと確認できたのは
今日の試合で数少ない今後につながる収穫だ。今後に期待大。ガンバレ!

2006年J2_total
順位表
【2006/08/06】
----------------
チーム[勝点]得失
・・・・・・・・・・・・・・・・
1.柏  [59]+19
2.横浜FC[55]+18
3.神戸 [54]+17
4.仙台 [50]+26
5.東京V[45] -4
6.札幌 [43] -1
7.山形 [41] +4
8.鳥栖 [41] +1
9.水戸 [37]-10
10.湘南 [33] -8
11.愛媛 [27]-13
12.草津 [25]-20
13.徳島 [21]-29

2006年ここまでの試合観戦記はこちらでどうぞ

負けられないという思いをこめてクリックを


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珠玉のホラーミステリー

メドゥサ、鏡をごらん

講談社

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夏になるとつきものなのが『怪談話』
別に怪談やホラーが好きだからといって、霊魂の存在を信じたり、
超常現象を信じているわけではない。

例えば『歴史小説』が好きだったり、「ミステリー小説」が
好きなのと同じように、ただ純粋に『お話』として好きなのだ。

そして優れたホラー作家はあの『グリーンマイル』のスティーブン・キング
のようにストリーテーラーとして優れた人が多い。

日本のホラー作家の中で井上夢人は好きな作家だ。
彼はまたホラー作家であると同時に優れたミステリー作家。
この『メドゥサ、鏡をごらん』は本当に怖い。それでいて上質の物語。

『メドゥサを見た』というメモを残し
自分を自らコンクリートで固めて自殺した男の遺体発見から話ははじまる。
ミステリー仕立ての前半から一気に物語の中に引きずりこまれて
珠玉のホラーならではの人間ドラマから衝撃のエンディングへ。

ラストに関しては賛否両論があるが、それを含めて日本の
ホラー小説史の残る名作だと思う。

たしか一番最初に出版した時の帯広告は『リングより怖い』だった
と思うが、怖さの種類は微妙に違うと思う。
そしてこの話の良さは映画では再現できないものだと思う。

今から9年前にオレが一番最初にハードカバーで買ったときの表紙は

メドゥサ、鏡をごらん

双葉社




こんな怖いモノだった。
けっこういろんな人に「これはスゴイ」と話して貸しているうちに
行方不明になってしまった。
最近文庫本がでたのをしって再購入してまた読んだが
何度読んでもその上質の怖さを味わえた。
やはりこの作品は珠玉のホラーだ。





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ホームタウン・イン・ザ・サマー

5cmまでケータイのカメラを近づけても逃げない。
今日は朝から家の周りではセミの声が賑やかだ。
もう午後の6時を過ぎようとしているのにまだ鳴いている。

7年も土の中で過ごし、地上にでてきてわずか2週間で生命の灯を消す
そんなセミの生涯はなんとも不思議だ。
蝉時雨はそんな彼らの生命のサウンド。夏のBGMだ。


今夜仙台の中心部では、明日から始まる七夕の前夜祭の花火大会。
一万六千発の花火が夜空を彩っているだろう。
その仙台市中心部から北西に20kmのこの団地では
今夜は盆踊り。



お盆にはまだ間があるが、ここの住人はお盆には帰省する人が多いので
この時期に団地のコミニケーションツールとして行なわれるのだ。
上の写真だとちょとわかりづらいが、提灯の下に小さな七夕の吹流しが
ぶら下がっている。
お盆の行事というより『夏祭り』だ。

青森の『ねぶた』・秋田の『竿灯』・仙台『七夕』の東北三大夏祭りも
明日ですべて出揃う。
それ以外の中小の夏祭りも各地で続々行なわれて、ここから2週間が
東北の短い夏のピーク。

セミのように悔いなくエンジョイしたいものだ。
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