旅情岩手路・・・旧川崎村(現一関市川崎町)

Country Roads Take Me Home,

まるで天国さウエスト・バージニアは。
ブルー・リッジの山々 シェナンドー河
長く暮らしたよ、そこで 
木々より長く 山々よりは短くね そよ風のように流れつつ

カントリー・ロード(田舎道よ) 連れ帰っておくれ 僕の 居場所へと


毎年、お盆に母をつれて母方の祖母と祖父の墓参りに行く。
亡くなった父が若い頃、林業の仕事で仙台からこの地へ働きに来ていて
そこで同じ職場にいた母と知り合い仙台に戻って結婚したのだ。

オレは小学生のころ、母につれられて母の実家に泊まる夏休みが
一年中でなによりも楽しみだった。
虫捕りが大好きだったオレにとって、ここはまさに天国。
この旧室根村はオレにとって仙台につぐ第二の故郷、
いや親父とオフクロがここで知り合ったので
オレの真のルーツの土地といっても過言ではない。

とても優しかった祖母は50代半ば、祖父は60代前半で亡くなった。
当時オレはまだ小学生。
二人とも早死にだったから孫としてなにも祖父祖母にしてあげた記憶がない。

もっと長く接したかったな~との思いがいまだにある。
だから毎年お盆に花を持って墓参りに来ることにしている。

そんないろんな思いもあるし、単純にこの風景やら空気が好きなのもあって
岩手県の一関市から宮城県気仙沼につながるこの国道284号線を走る時は
本当に上に書いたジョンデンバーの『カントリーロード』の歌詞ような気持ちになってしまう。
・・・というか必ずここを通ると口ずさんでしまう♪



東北の大河北上川に架かる北上大橋

その国道284号線の中で一番好きな場所がここだ。
雄大な北上川の流れにキレイな曲線のこの大橋がよく似合う。
この北上大橋を渡ったところが一関市川崎町。
昨年までは川崎村だったのだが、平成の大合併で一関市に編入された。
オレが目指す旧室根村の二つくらい手前の集落だけど今は同じ一関市になった。


今日(8月16日)は夜の7時から花火大会があるらしく
まだ午前10時30分だというのに早くも河原にはたくさんのシートが貼られ
場所取りがされていた。



ここには非常にキレイな道の駅『川崎』がある。
今日は花火大会の夏祭りのため駐車場を半分潰して露天がでていた。



高速道のSAやPAの売店だとお土産業者の製品が並ぶけど
一般道の『道の駅』には地元産のお土産が並ぶので魅力度が高い。

これは『川崎まんじゅう』というガンズキのパンで一個120円
一個食べると腹いっぱいになるボリュームがある。



この地には室根山という非常にキレイな山があり。
牧場がいくつかあるので、乳製品や肉製品にも特産品がある。



北上川ではモクズガニという淡水のカニが捕れる。
それを使った珍しいお菓子もある。
近くの農家レストランではこのカニを使った『かにぱっど』というスイトンのような料理も食べられる。


もちろん農村地帯なので新鮮な野菜も豊富。
珍しいのがこの『夕顔』。
ボケてる写真だけど左のトマトは普通サイズ。
それと比べると大きさというか長さがわかってもらえるかも。
60~70センチくらいあった。
どんな調理をして食べるのだろう?



道の駅でリフレッシュしてさらに目的地を目指し山間の水田地帯を走る。
集落の街並みの中でもこんな風景にも出会う。
国道284号線を走るのがオレはとても大好きだ。

カントリーロードよ。連れて帰っておくれボクの居場所へと

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