2006年のアサガオ

今年は梅雨が長かったせいなのか
庭のアサガオの成長が遅れて今が見ごろ。

上の写真のような若干薄めの色の花が昔は多かったんだけど
いつのまにか

この濃い青が全体の7割近くなってしまった。

でもオレの好みは






の単色の朝顔

この和風な感じが日本の夏ってイメージがして好きだ。

(でも年々単色の花が少なくなってくる。色の濃い花の方が繁殖力がつよいのかな?)
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夏の終わりの『みちのくダービー』試合以外編(第36節山形戦)

モンテディオ山形1-0ベガルタ仙台

一昨日書いたけど、やはりなんとなく今回は『ダービー』に対してのこだわりが
弱いな~と思っていたらやっぱりやられました。

またしても試合を決めたのは財前のキックから
一見緩そうに見えるのでDFはのんびりかまえるけど
真上から急激に落ちてくるザイ得意のボールだった。

札幌の西谷といい、ここ一番での強さを感じさせる男。

ザイの試合後のコメント
「行けるところまで」と痛み止めの注射を打ってピッチに立ったが、
「20分ぐらいしか効かなかったです(笑)」
あとは痛みをこらえて走り続けるしかなかった。(Jsゴールより)

今のベガルタにはこんな大一番でミラクル起こせそうなオーラを
持った選手はいなくなってしまった。
大柴はもちろん頼りになるけど、このタイプではないし。

こんな選手を簡単に手放してはダメだよ~

これ以上詳しい内容はこちらの別館にアップしときました。

こっちでは別な話題を書いて現実逃避させてほしいっす(´・ω・`)

仙台から国道48号線を山形方面に向かい関山のトンネルをすぎて
山形県内にはいったっところに『大滝』がある。
ちょうど仙台方面から来ると曲がりくねった峠道が終わったところなので
一休みするのにちょうどいい場所。
茶店が2軒並んでいる。
名前のとおりここには滝があり茶店から見下ろすことができる。



残暑厳しいこの時期でもこの近辺は20度くらいと涼しい。
そんなわけで茶店の人気メニューもカキ氷よりも
こっち

味がしっかりしみこんでうまかった。

このおでんが昼食で、試合が始まるのが夜の7時なので
夕食はスタジアムで



キレイなモンテディオ山形のチームカラーの袋に入った
銀山温泉名物の『ハイカラさんのカりーパン』




パンの中のカレーの辛さは辛口と並の二種類。
地元の山形サポの人がよく買っているからうまいんだろうな
と思って買ったのだが・・・そのとおりうまかった



スタジアム前の広場では山形名物の玉こんにゃくとかも食べることができた。

ホントに試合の結果以外は満足でしたよ

ただ試合後ベガルタのふがいない試合に憤慨した一部サポーターが
選手が仙台に乗って帰るバスを取り囲んで大暴れした。
腹が立つのはわからないでもないが、ホームならまだしもここは他人様の家。
やっぱり少しは常識を持って遠慮しようよ。
同じベガサポとして悲しい出来事だった。
自分の欲望さえ満たせば他人などどうでもいいというその姿勢は
恥知らずで情けないものだ。

山形の関係者は我々ベガサポにもプログラムを無料で配ったり
試合以外でも楽しめるようにいろいろ努力してくれているのが
感じられた。

本当に他人の家での社会人としてあるまじき行動。
山形の皆様大変申し訳ありませんでした<(_ _)>

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明日はみちのくダービー

正直今回はダービーという意識が低い。

なぜならベガルタ仙台がJ1昇格の崖っぷちの試合だからだ。

もうダービーだろうが相手がどこだろうが負けられない!
そんな気持ちでいっぱいなのだ。

でもこんな時だからこそダービーで燃えるのも悪くはない気もする。
ダービーなんていってられないという意見もあるけど、
シュチエーションをうまく利用してモチベーションを上げる手もありだ。
だが逆にあまりダービーを意識しすぎて浮き足だつのもよくない。

その辺はなんとも難しいところだけど個人的にはやはり伝統の一戦。
ダービーということをうまく利用して勢いにのってほしいなと思う。
その方が昇格を意識して硬くなるより闘志がうまくプレイに反映する
ような気がする。

今年の春の山形でのダービーでは山形のサポが
仙台のサポの半数くらいしかいなくて、
どちらのホームゲームかわからない状態だった。

さすがに今回はお隣さんも危機感をもったのか
上のようなポスターを作って動員をかけ雰囲気を盛り上げようとしている。

そんな熱い舞台で思い切り積極的はサッカーをしてぜひとも勝利してほしい。

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この大粒がいい。味で勝負する『ふじさわ納豆』(みちのくスイーツ列伝番外編)

すごく味が濃い。
骨太の味と表現してもいい力強い味の納豆だ。

オレは納豆が好きで一日一回は必ずといっていいくらい毎日食べる。

納豆は昨今の健康ブームで血液をサラサラさせる効果が高い
ナットーキナーゼという成分が注目され、
健康食品として人気が上昇中。

しかし食べ物、食品としての納豆の人気っていうのはどうなんだろう。

最近の傾向として従来の納豆らしさを消して食べやすくしようという部分にのみ
注力している製品が多いように思う。

まず一つが豆の粒の大きさ。
『小粒』が中心で最近はさらに『極小粒』というもっと小さいものも多い。
納豆の健康に有効な成分を摂取しやすいという理由で『ひきわり納豆』も
ブームらしい。

納豆らしくない納豆が増え、納豆らしい美味しい納豆ってなかなか少ない。
もう体にいいから食べるという部分のみが注目され
納豆本来の味を薄めて、まるでマズイモノを美味しく食べる工夫的に
納豆の食べ方が紹介されたりするのはちょとさみしい風潮である。

そんな風潮のなかでこの大粒の『ふじさわ納豆』は
納豆好きにはおススメできる本格派の逸品。
岩手県南の宮城県との県境の町、藤沢町の名産品だ。
某テレビの料理番組風にいけば、まず特撰素材が違う・・・といっても
納豆では素材は大豆しかないのだけど。その大豆がすごく贅沢なのだ。

材料は地元岩手産のミヤギシロメ大豆
この大豆は煮豆や豆菓子に使われる高級大豆。
その豆を使っているのだからマズイはずがない。

元々納豆が食べられない人には向かないけど
『納豆らしい納豆が食いたい』という納豆好きな人には絶対におススメ。

さすがにこの納豆は中国産大豆を使用している4個パックで100円前後
の一般的な納豆に比べると2個1パックで150円前後と価格が高い。
毎回となるとキツイかもしれないがたまには贅沢な納豆もいいのではないか
と思える納得の味だ。

あのアウトドア雑誌『ビーパル』で
【日本の納豆10選】に選ばれたほどの納豆なのだ


あとこの納豆にはタレや辛子はついてこない。
カツオだしの納豆ダレもいいけど、この豆には普通の醤油が良く合う。

これは先日このブログに書いた岩手県南の道の駅『かわさき』で
買ってきたのだが、仙台市内ならグリーンマートで買うことができる。

(この納豆は体にいいナットーキナーゼも一般の納豆の6倍も含んでいる)

新鮮王国藤沢のHP
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勝ちたかった!でも先は明るい(第35節横浜FC戦)

<応援風景の動画です。音がでますのでPCの音量にご注意ください。>


ベガルタ仙台1-1横浜FC

今年3度目となる戦いは今回も引き分け

過去2回が0-0だったから本来なら1-0で勝ちなんだけど
相手のコーナーキックから出会いがしらの交通事故のような
アンラッキーといってもいいような失点。

相手はリーグ一失点の少ない守備のいいチーム。
1点先制されるとものすごいハンディを背負うことになる。

それでも後半追いつくことができて本当によかった。
その後も猛攻をしかけて勝ち越しのチャンスがあったが
残念ながらそれができずに引き分け。

しかし今回は前回の札幌戦の完敗をうけてメンバーを交代して
試合に臨んだがかなり今までよりもいいサッカーができていた。

昇格の扉はまだ開いている。
あきらめず次の勝利を目指して突き進め!

(もっと詳しい試合内容や感想は、こちらのブログでアップしてます。)

2006年J2_total
順位表
【2006/08/23】
-----------------
チーム[勝点]得失
・・・・・・・・・・・・・・・・
1.柏  [62]+14
2.神戸 [60]+19
3.横浜FC[60]+19
4.仙台 [54]+26
5.東京V[49] -4
6.札幌 [46] 0
7.鳥栖 [44] +3
8.山形 [44] +2
9.水戸 [40]-11
10.湘南 [39] -5
11.愛媛 [30]-14
12.草津 [30]-19
13.徳島 [24]-30

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日本のモダンホラーはここから始まった(納涼読書シリーズ)

墓地を見おろす家

角川書店

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読書で感じる恐怖。


例えば映画やテレビ、もしくはラジオなどからの恐怖に対して
まぁ目を閉じたり、耳を塞いだりくらいならばできるけど
観衆は完全な受身だと思う。

それに対して怖い本を読むということは
自分でページをめくっていかなければ恐怖を得ることはできない。
いってみれば自分が恐怖の扉を開くことになる。

そうしてその話の展開が作り出す恐怖のリズムに合わせるように
次々と恐怖の扉を開けて、自ら恐怖の世界の奥へ奥へと進んでいくのである
それにぴったりなのが『モダンホラー』っていうジャンルの本だ。

今本の世界をはじめ映画などの恐怖モノのトレンド。
従来の霊魂などの話が中心のいわゆる怪談話と一線を画す
スティーブンキングに代表されるモダンホラーというジャンル。

『モダンホラー』というのも、とてもあいまいな定義かもしれないが
『得体の知れない恐怖』とか『内面的な恐怖』といわれ
最終的には『現実観の崩壊の恐怖』なのだそうだ。


だから『サスペンス』や『ミステリー』ととても近い位置にあるし
境界線もよくわからない場合も多い。
そんなわけでミステリー作家の人たちでここ数年かなりホラー
の作品を書いてい人が多い。
最近ではSFもホラーと親戚関係にあるのかもしれない。

この小池真理子という作家もミステリー作家として評価が高い人。
あと自分は読んだことがないけど恋愛小説の分野でも
女性に人気がある作家だ。

この「墓地を見下ろす家」は角川ホラー文庫で読んだのだけど
この本のあとがきによるとこれが日本で初のモダンホラーとも
いわれているらしい。

ネタバレにならない程度にあらすじを書くと
古い墓地のそばに建った新築マンションに引っ越してきた夫婦に
起こるさまざまな怪事件。
やがてマンションは現実の世界から隔離された別の世界へ
閉じ込められる

正体のわからない恐怖が次から次へ読者を襲うのだけど
いったい次はどうなってしまうのかという興味が
それを上回るのでついついページをめくっていく。

この話では結局最後まで恐怖の元は読者の前にその姿があらわさない。
そこをモダンホラーと解釈する人もいれば、化け物の正体を
見せないのは物足りないという人もいたりでいろいろだが。

オレとしてはその恐怖の正体がわからない。
読み終えたあとに、なんとなくすっきりしない
悪い夢を見たような気分こそがモダンホラーの真骨頂ではないかと思う。

そんな感じを味わって見たい人はどうか
怖さを味わいながらページをめくってもらいたいと思う。

そしてこんな話って女性の作家の方がうまいというか
怖いって気がとてもする
心理描写がうまいからだろうか?
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室根の名物駄菓子『藤ねずり』(みちのくスイーツ列伝NO16)

なんて懐かしい味なんだ!!
以前にこのお菓子を食べたことはないのに
一口食べただけでなんともいえない郷愁が口の中に広がる。

決して贅沢なお菓子ではなくいかにも田舎の駄菓子といった素朴な味。
でもこんなに優しい味のお菓子が残っているとはうれしいかぎりだ。
パッケージも上の写真のような何の変哲もないビニールの袋に入って売られてる。
でも藤の花や室根の名所、室根山や室根神社のイラストが描かれている。
こんなところがいいんだな~。

【藤ねずり】という名前の由来は
そのお菓子の形が藤の花の花びらに似ているところからきているという。



小麦粉・膨張剤・砂糖だけで作られた焼き菓子。
その食感は表面はややしっとりしているものの、
あのラスクに似てカリカリとしたもの。


岩手のお菓子屋さんのリストを見ると岩手県内のお菓子の製造元は
盛岡と一関の両市に多いことに気づく。

盛岡は【南部せんべい】に代表される。戦国大名の南部氏の文化の影響が残る。
一方この【藤ねずり】など岩手県南の一関市近辺のお菓子は
仙台と同じ伊達氏の領土だったこともあって盛岡のお菓子とは雰囲気がちがう。
どちらかというとアイディア豊富というか素朴だけど楽しいお菓子が多い。
この地の人たちの躍動感を感じる。

このお菓子の製造元である【観音堂製菓】は先ほどのリストを見ると
どうやらこのお菓子だけを作っているらしい。
どうか頑張って末長くこのお菓子を世に残していってほしいなと思う。
販売はこの観音堂製菓と同じ一関市室根折壁にある昨年書いた白あんぱんの千葉本店で売られていた。

【白あんぱん】は根室一の銘菓なのでお客が多いこの店に
近在のお菓子が集まるのだろう。

こんな逸品に出会えることも小さな旅の大きな喜びだ

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鬼門で済ますな!経験のなさが響いた敗戦(第34節コンサドーレ札幌戦)

コンサドーレ札幌3-1ベガルタ仙台
辛くても乗り越えなければならない敗戦・・・
この試合はまさしくそんな試合だ


前半1点先制されるも後半開始1分で同点に追いつき
残り10分で相手の選手がレッドカードで退場。
どう考えても流れはこちらにあった。
しかし試合終了前の5分に札幌に2点を取られて負け。

たしかに守備陣は気が抜けてしまっていた。(気を抜いてしまっていた)
非常に甘くヌルイディフェンスだった。
札幌が一人退場で人数が減ったとき札幌は『負けられない』と思ったのに対し
ベガルタは『勝つ』ではなく『勝てそうだ』と思ってしまったのではないだろうか?

人数が1人多い時は、より落ち着いてつながないといけません。
より近いところにつけて、3人目の選手が現れて三角の形を作ってもっとボールを回さないといけないのですけど、今日は1人多い状態になっても走ることを中心にプレーを続けてしまいましたから、数的同数と変わらないような状態でした。


これは試合後のサンタナ監督の言葉。
要は経験不足でゲームのコントロールができなかったということだ。

オシムブームで『走るサッカー』がトレンドだが
サッカーはそれがすべてではない。

今日の札幌の西谷を見て感じたのは運動量よりも
運動の質だなということ。
先制点のアシストの場面などあの一瞬だけだが
他の選手の倍のスピードの動きだった。

正直、現在のベガルタの日本人選手は経験の浅い若手か、
他チームで出場機会に恵まれなかった選手が中心だ。
そのせいか西谷と違って、なんでもないときには走れても
攻撃でも守りでもここ一番という時に足がすくんで動けなくなる場面が多い。

だからどうしてもJ1で修羅場をくぐり抜けてきた柏や神戸、東京ヴェルディ、
さらにJ2でも出場数の多い選手がいる札幌、横浜などの試合では
経験のなさを露呈して落ち着きを失ったり、勝負どころでのプレイの質など
で相手を上回れない場面もあり、今日のようにDFの数は足りていたのに
なすすべもなく相手のゴールを許すことがある。
GKと1対1になっても決められない場面もそうだ。
このここ一番の弱さがシンドロームの一番の原因のような気がする。

さらにホームで過度のプレッシャーでゲームコントロールがうまくいかないなど
ここ一番の勝負どころでつまずくことが多い。

ベルデニック時代も都並前監督も一番苦しんだのがここだ。
それを戦術や選手起用に置き換えたところで堂々巡りになるだけ。
オシムの言葉じゃないけど『負けて学ぶこと』もあるのは確か。
実際にフィールドでプレイする選手自体が乗り越えなければならない問題。

それができたとき『鬼門』というものが崩れていくのではないだろうか。


敗戦に関わらず試合後サポーターは『ベガルタ仙台コール』で選手の士気を鼓舞した。
札幌のフッキ選手は『ベガルタは名将サンタナ監督の下で一つまとまって
戦っているから強い』とコメントしてるとスカパーで放送された。

マスコミの煽りなどで、そのストロングポイントを失うことなどない。
ネット上の掲示板や一部ブログなどではたぶんネガティブな意見だとかが
でているのだろうが今はもうそんな時期ではないと思う。
なにがあっても戦っていかなくてはならない。
選手もサポもその気持ちが強いチームが勝つのだ。

非常に悔しい敗戦だけど、ここは気持ちを切り替えて前を向くしかない。
コンササポもまだ昇格をあきらめていないからこそあの応援だったと思う。
まだ上にいるオレたちの方がここで下を向くわけにはいかない。
次は水曜日ホームで横浜戦。勝利を目指そう。


2006年J2_total
順位表
【2006/08/19】
-----------------
チーム[勝点]得失
・・・・・・・・・・・・・・・・
1.柏  [62]+17
2.横浜FC[59]+19
3.神戸 [57]+18
4.仙台 [53]+26
5.札幌 [46] 0
6.東京V[46] -7
7.山形 [44] +4
8.鳥栖 [44] +4
9.水戸 [37]-13
10.湘南 [36] -6
11.愛媛 [30]-13
12.草津 [27]-20
13.徳島 [24]-29

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風化させられない事実『ユナイテッド93』(2006年12本目)

もうすぐ5年目のあの日

2001年9月11日・・・アメリカで同時多発テロ発生

アメリカの東海岸上空で4機の民間旅客機がハイジャックされ、
そのうちの2機があのニューヨークの貿易センタービルに突入。
未曾有の大惨事を引き起こした。
これは誰もが知っている事件だと思う。

さらにもう1機はワシントンのアメリカ国防省(ペンタゴン)に
突入。
これは日本だと意外と知らない人が多いかもしれないな。

残りの1機は自爆テロをせず、なぜかペンシルバニアの草原に墜落。
この飛行機の存在を覚えている日本人はかなり少ないのでは??
その飛行機ユナイテッド航空の93便こそがこの映画の舞台。
この飛行機が空港を飛び立ち墜落するまでの様子を描いたのがこの映画だ。

日本の飛行機が赤軍にハイジャックされた当時と違って、
現代は通信機器が非常に発達している。
機内の電話や乗客の持っている携帯電話から、乗務員、乗客が全員死亡してもこの飛行機の中で起きていたことの多くが記録となって残っているそうだ。

それを基に作られているのでフィクションとノンフィクションの
中間のような作品・・・というか限りなく真実に近い映画ということだろう。

監督のポール・グリーングラスはこの映画の製作にあたって乗客や乗務員の
遺族にあって映画製作の許可をとったとういうことだ。
この話を聞いて正直安心した。

あの事件を題材に曲りなりにも映画で公開となればお金が動く。
遺族の許可もなくそれで興行するのはどんなもんなの?
と思っていた懸念は消えた。

遺族はやはりこの事件を風化させたくないし、自分の家族が何をしていたのか
映画に記録として残してほしいという意見が多かったらしい。
だから登場人物はすべてあの飛行機の乗客名簿に忠実に設定されている。
たった一人だけいた日本人の乗客の役もちゃんと日本人の役者さんが演じている。

ぞして多くの乗客や乗務員を演じた役者は演じる役の遺族に会って
言葉を交わしているそうだ。

また最後のエンドロールを見ていると『Him Self』(彼自身)という
単語が多くでてくる。
空港の管制官や軍人の何人かの役で実際その場にいた本人が演じている。
さらにパイロットや乗務員も実際ユナイテッド航空の人が演じていたりと
できるだけ事実に近づける努力をしている。

犯人はこのユナイテッド93便をホワイトハウスに突入させようと
していたようだがそれを土壇場で救ったのは乗客の勇気。

単なるパニック映画としてなら展開にイライラするとかあるかもしれないが、
現実に事件に関わった人は情報不足でもっとイライラしていたと思う。
それを共有するのもこの映画の鑑賞することの要素の一つだ。

映画の核心部分はこのサイトで

一般的な映画と違って論評は難しい。
映画を見終わった後ショッキングな出来事とは認識していたけど、
どこか対岸の火事的な見方をしていたこの『同時多発テロ』に対して
初めて心から悲しみを感じ、怒りを感じた。

これは映画の力と素直に評価したい。
それでも決してプロパガンダ的な作りではないとオレは感じた。
真実を重視し誠実に作っている作品だと思う。

オレはハイジャック犯がテロの成功をイスラムの神に祈り
乗客や乗員は家族や愛する人のもとに帰れることを
キリスト教の神に祈るところがとても印象的だった。

同じ人間同士がまるで正反対のことを飛行機が地面に激突するその瞬間まで
それぞれの神に祈り続ける。
どうしてこんなに信心深い人たち双方が命を落とさなくてはならないのか?
そんなに大切なものってこの世にあるのか?

本当に神様がいるならこんな争いをこの星からなくしてほしいと
オレは祈りたい。

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旅情岩手路・・・旧川崎村(現一関市川崎町)

Country Roads Take Me Home,

まるで天国さウエスト・バージニアは。
ブルー・リッジの山々 シェナンドー河
長く暮らしたよ、そこで 
木々より長く 山々よりは短くね そよ風のように流れつつ

カントリー・ロード(田舎道よ) 連れ帰っておくれ 僕の 居場所へと


毎年、お盆に母をつれて母方の祖母と祖父の墓参りに行く。
亡くなった父が若い頃、林業の仕事で仙台からこの地へ働きに来ていて
そこで同じ職場にいた母と知り合い仙台に戻って結婚したのだ。

オレは小学生のころ、母につれられて母の実家に泊まる夏休みが
一年中でなによりも楽しみだった。
虫捕りが大好きだったオレにとって、ここはまさに天国。
この旧室根村はオレにとって仙台につぐ第二の故郷、
いや親父とオフクロがここで知り合ったので
オレの真のルーツの土地といっても過言ではない。

とても優しかった祖母は50代半ば、祖父は60代前半で亡くなった。
当時オレはまだ小学生。
二人とも早死にだったから孫としてなにも祖父祖母にしてあげた記憶がない。

もっと長く接したかったな~との思いがいまだにある。
だから毎年お盆に花を持って墓参りに来ることにしている。

そんないろんな思いもあるし、単純にこの風景やら空気が好きなのもあって
岩手県の一関市から宮城県気仙沼につながるこの国道284号線を走る時は
本当に上に書いたジョンデンバーの『カントリーロード』の歌詞ような気持ちになってしまう。
・・・というか必ずここを通ると口ずさんでしまう♪



東北の大河北上川に架かる北上大橋

その国道284号線の中で一番好きな場所がここだ。
雄大な北上川の流れにキレイな曲線のこの大橋がよく似合う。
この北上大橋を渡ったところが一関市川崎町。
昨年までは川崎村だったのだが、平成の大合併で一関市に編入された。
オレが目指す旧室根村の二つくらい手前の集落だけど今は同じ一関市になった。


今日(8月16日)は夜の7時から花火大会があるらしく
まだ午前10時30分だというのに早くも河原にはたくさんのシートが貼られ
場所取りがされていた。



ここには非常にキレイな道の駅『川崎』がある。
今日は花火大会の夏祭りのため駐車場を半分潰して露天がでていた。



高速道のSAやPAの売店だとお土産業者の製品が並ぶけど
一般道の『道の駅』には地元産のお土産が並ぶので魅力度が高い。

これは『川崎まんじゅう』というガンズキのパンで一個120円
一個食べると腹いっぱいになるボリュームがある。



この地には室根山という非常にキレイな山があり。
牧場がいくつかあるので、乳製品や肉製品にも特産品がある。



北上川ではモクズガニという淡水のカニが捕れる。
それを使った珍しいお菓子もある。
近くの農家レストランではこのカニを使った『かにぱっど』というスイトンのような料理も食べられる。


もちろん農村地帯なので新鮮な野菜も豊富。
珍しいのがこの『夕顔』。
ボケてる写真だけど左のトマトは普通サイズ。
それと比べると大きさというか長さがわかってもらえるかも。
60~70センチくらいあった。
どんな調理をして食べるのだろう?



道の駅でリフレッシュしてさらに目的地を目指し山間の水田地帯を走る。
集落の街並みの中でもこんな風景にも出会う。
国道284号線を走るのがオレはとても大好きだ。

カントリーロードよ。連れて帰っておくれボクの居場所へと

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