キンモクセイ


今年初めて見ることができた。

秋になると毎年庭に咲いているのだけど、
いつも自分が気がつかないうちにこの花の時期が終わってしまう。

何気なしに毎日、少なくても1回は窓の外を見るので
花の種類までは気がつかないまでも、
「何か花が咲いてるな」くらいは気がつくのだけど、
このキンモクセイだけは毎年まったく気がつかないのだ。

それに別に「キンモクセイ咲いた?」と家人に
声をかけるほどこの木が気になるってこともなかった。

それが先週の土曜日、ふと窓の外を見ていたらこの木が
なにやらオレンジというか黄色がかっているのに気づいた。

もう20年近くなるのに初めてこの木に花が咲いているところを見た。

こうやって見るとひとつひとつの花は小さいけれど、
一斉に咲くとそれなりに目立つ。
今まで気がつかなかったというのは
いかに関心をもって見ていなかったかということだな



そういえば香りで有名なキンモクセイだけど、
匂いを嗅ぐのをすっかり忘れてしまった。


その後、今日も咲いているかは、
また元の木阿弥で毎日外を見てるけど気づいていない

明日、まだ花が咲いていてたら匂いを嗅いでみよう。

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経験の差ありありの敗戦 (第42節横浜FC戦)

横浜FC3-1ベガルタ仙台

日本代表に負けた!

・・・といっても1998年ワールドカップフランス大会予選のメンバーだが。

カズ&城の2トップ、ボランチに山口、最終ラインのDFに小村。

あの時、君は若かった ♪

などと侮っていてはいけない。

腐っても鯛…いや日本代表!

誰でもなれるってものじゃない!

ジャパンブルーのA代表ユニを着ることができるサッカー選手なんて
ほんの一握りの選手だけ


年老いたといってもこれだけのメンバー・・・只者ではない。

こんな連中と試合するなら、相手がついてこれないスピードで勝負するとか
ものすごい気迫で圧倒するとかじゃないと厳しい。


ゆっくりパスをつないでなんて、相手のスピードで
テクニック争いになったら勝てる相手ではない。

ほとんど相手の読みのほうが上。
試合運びとかうまさ勝負になったら勝ち目はない。


とにかく最初にガツーンと一発かまして
こっちに流れを引き寄せなくてはならない。


そのためにもガムシャラにぶつかってほしかったが、
残念ながら相手に押し込まれてしまう選手が多かった。


こっちのやり方もわかられてるし、相手のやることも一つだけ。
わかっているのは同じだが相手のプレーを止められたほうが勝利し、
止められなかったほうが負けた試合。

こういう実績のあるベテラン相手の場合は
勢いをつけてぶつかってほしかった。

監督の指示もいらないくらい経験豊富な横浜の選手たちと
状況判断もままならないベガルタの選手。

個々の選手がもっともっと力をつけないとまだまだ上とのレベル差はあるな。

でも気を落とすなベガルタの若手選手よ。
横浜の元代表はこれ以上パフォーマンスが上がることはないけど、
君たちはこれからドンドン伸びる可能性がある。

オレたちサポーターの楽しみも大きい!

昇格は厳しくなったが、そんなことより次の草津戦ぜひ勝利してほしい。

とにかく試合はすべて勝ちを目指そうよ。

強くなるために!

2006年J2_total
順位表
【2006/09/27】
-----------------
チーム[勝点]得失
・・・・・・・・・・・・・・・・
1.柏  [75]+21
2.神戸 [74]+26
3.横浜FC[73]+21
4.仙台 [61]+26
5.札幌 [58]+12
6.鳥栖 [57] +6
7.東京V[56] -5
8.山形 [51] +2
9.湘南 [45]-14
10.水戸 [43]-17
11.愛媛 [39]-15
12.草津 [38]-19
13.徳島 [26]-44


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名優霊界へと旅立つ

丹波哲郎さん大霊界へ旅立つ (日刊スポーツ) - goo ニュース


好きな俳優だった。

特に軍人役や時代劇ものでの脇役としての演技が好きだ。

例えば負けが決まっているのにムリに戦闘を続けようとする将校を
思いとどませる大将の役とか、

思慮が足りなくて道をあやまりそうな殿様をいさめる家老役など

一本筋の通った重鎮役は本当にハマリどころだったし
丹波さんの役どころではオレはこの手の役が一番好きだった。

特に声と話し方がこういう役にはすごくあっていたと思う。
三船敏郎の熱い感じとはちがってすごくクールで落ち着きがあり
その分より強い意思を感じさせる声と話し方なのだ。

そしてそのときの目の動きというか目の演技がすごくウマイ。

このような役を彼以上に演じられる役者はいないと思う。



そんなシリアスな役とは正反対にトークショーなどでは
軽妙でとぼけた味で人気だった。
さらに『大霊界』などの著書や映画があり霊界研究家でもあった。

霊界に興味を持ったのは40年前に不治の病になった
友人の死に接してからだという。

霊界の素晴らしさを知ることで死の恐怖から逃れられる
というのが持論であった。

それは宗教家とも霊能力者とも違う独特の霊界観。



これは死後の世界があると考えることで友人の死の悲しみを
受け入れ乗り越えたのではないのだろうか。

そう思えるような優しさを丹波さんが
役者の仮面を脱いで出演した番組から感じていた。


自ら霊界の宣伝マンといっていたから道に迷うことはないでしょう。
どうか霊界でも名演技であちらの方々を楽しませてください。
心からご冥福をお祈りします。
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鶏ハム

今、鶏ハムがブームらしい。
というかもう5年前からブームだとか、


この鶏ハムはあの「電車男」で名前が知れ渡った
巨大掲示板『2ちゃんねる』から生まれたといわれる異色の料理だ。


2001年の4月3日に2ちゃんねるに鶏ハムの掲示板が立ち上がったので、
この日が『鶏ハムの誕生日』といわれている。

こんなにキチンと誕生日がわかっている料理って他にはないだろうな~


オレは今年の5月頃に昼飯時に人から貰って初めて食べた。
ウマイな~とは思ったのだけど、そのときは
こんな逸話のある料理とは知らなかった。

最近いろいろな人のブログにこの鶏ハムを作ったという話がでてくる。
鶏のムネ肉から簡単に作れて美味しいのが人気の最大の理由。

この鶏ハムはそのまま食べて酒のつまみやご飯のおかず以外にも
ラーメンにチャーシューのかわりののせるなど使い道も多いようだ。


たまたまオオゴシさんのブログを見ていたら作り方が出ていた。


これはけっこう男が作ってさまになる料理かもしれない。


今度一つチャレンジしてみようかな。
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秋桜

秋の長雨や大きな被害をもたらした台風が去り
やっと穏やかな秋晴れの日が続いた休日。


今年も秋風に揺れるコスモスがキレイだ。


家の近くの街路樹の根本に誰が植えたのかわからないけど
毎年コスモスが咲く。

夏の頃は何も気づかないのだけどいつの間にかこの時期にはちゃんと咲いている。


毎年のことながらこの花の生命力には驚かされる。
不安定に風に揺れる姿からは想像できないくらいにたくましい。

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敗戦の方程式は、たくましさ不足と決定力不足(第41節サガン鳥栖戦)

サガン鳥栖1-0ベガルタ仙台
相撲は立会いで決まるといわれるが
今日のベガルタはまず立会いで負けた。

非常に気持ちが入った状態の鳥栖とのガチンコ対決で
やはり選手は気持ちで負けてひるんでしまった。
スカパーでの観戦だったが画面を通してそれははっきりと感じた。

解説者はいろいろいっていたが、
ロペス頼みにならないように練習をしているのはオレも実際に見ている。

しかし苦しい展開になると、そんな練習での蓄積がだせないで
一番楽な方法を選択してしまうのが精神的な弱さのあらわれ。

たとえロペスへのロングボールが監督の作戦だったとしても
それが通用しなかったら自分たちで考えろよ。

昨年の都並監督が「ロボットのような選手が多い」と嘆いたのも
こんなことなのだろう。
ベルデニックの時は財前が「監督にいわれたままではダメだ。
自分たちで考えてプレーしないと」と激を飛ばしたこともあった。

オシム監督じゃないけど、アイディアのない人間にサッカー選手は向かない。

それといったん怯えると消極的ななる精神的な弱さ。
いつも書くけど走れないのは疲れているからじゃない。
押し込まれると、跳ね返す勇気がなく一歩が踏み出せないのだ。
前半は失点はしなかったものの鳥栖に好き放題やられれる。

本当にあのベルデニック監督の頃から選手たちはこじんまりとしてしまい。
荒々しいたくましさとかを持った選手がいなくなってしまった。
今の若い選手たちがたくましさを身につけるまでには
もう少し時間がかかるのかもしれない。

それでも後半はかなり持ち直し試合の主導権をにぎる。
だけど今度は決定力不足!
もう気持ちで点取れよといいたくなるほどフィニッシュがアマイ。

そして悪夢のロスタイム。
目下J2得点王の鳥栖の新居に決められ敗戦。

そこにボールが来るのがわかっているのだから
もう少し気持ちを込めて守ってほしかったな~。
しかしその前に何度もあったチャンスを決めていればって
展開だから敗因はチーム全体のものだけど。

ロペスの「サッカーは決められなければ(相手に)決められるスポーツ」
との言葉どおりの試合だった。

いくら嘆いてもチームは強くならない。
真剣に厳しい試合を全力で戦いぬいてこそ
修羅場をくぐり抜けられる力がつくというもの。
もうすぐ水曜に横浜戦がある。気持ちを切り替えて
戦いに臨んでほしい。

J2-41節
水戸●0-1○愛媛     
東ヴ○1-0●山形
横FC●0-2○草津
湘南●1-6○札幌
徳島△0-0△ 柏

2006年J2_total
順位表
【2006/09/23】
----------------
チーム[勝点]得失
・・・・・・・・・・・・・・・・
1.柏  [72]+19
2.神戸 [71]+24
3.横浜FC[70]+19
4.仙台 [61]+28
5.鳥栖 [57] +8
6.東京V[56] -5
7.札幌 [55] +6
8.山形 [50] +2
9.湘南 [44]-14
10.水戸 [43]-15
11.愛媛 [38]-15
12.草津 [37]-19
13.徳島 [26]-38


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ついにオレの生活圏内でも・・・。

最近帰りが早い日は夕食後に約5Kほど
ランニング&ウォーキングをしている。

コースは自分が住んでいる団地の一番後ろの山との境目の道。
歩道も広く街灯も点いている。

まだ8時頃だと車の通行も多く夜道でも女性の一人歩きでもないかぎり、
そんなに怖いことはない。

でも



先日までなかったのに今日になったら
道端にこんな看板が立っているではないか

この団地近辺では確か8年くらい前に目撃されたのが最後で
最近は聞いたことなかったのに

今月になってからクマの話がニュースに出ない日がないくらいに
全国的にクマが人里近辺に出没している。
仙台も例外ではなく今月に入って何回か地元での遭遇者の話が
地元のテレビや新聞で報道されている。
山の中ではなく、かなり住宅地に近い場所で襲われた人もいるようだ。



オレが走っている側の車道を挟んだ反対側は雑木林になっていて
そのまま山の中に入れば泉ヶ岳や遠く船形連峰へと続いている。
こんな立て看板を見るといつもは気にならない
その雑木林がとても不気味に感じてしまう。

それに先日はこの時間にけっこうジョギング中の人とすれ違ったのに
今日は誰も走っていないし
ここで草むらからガサガサと音が聞こえたりしたら、
それこそ生きた心地がしない。

そう思うと自然と走るスピードが上がる・・・というかダッシュ状態。

なんとか団地の中の道に入って一安心。


この団地周辺ではキツネ、狸、イタチは見たことがあるけど
さすがにクマだけは出会いたくないよな~

明日からは走るコースを変えなければ。
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久しぶりに吉ブーを食う

あれっキレイな吉野家!

移動中にそろそろ昼飯・・と思っていたら、
道路沿いで目に飛び込んできたのが吉野家。

先日、あの牛丼復活祭でテレビニュースにまでなっていたし
久しぶりに吉野家で食うかと店に入る。

仙台の吉野家はわりと古い店舗が多く、
お世辞にもキレイといえる店はない。

でもここは新店舗らしく旧来の吉野家の店舗とは一線を画している。
外見は今までの吉野家のようなジャンクフード店らしい安っぽさはない

「すき家」「松屋」の洋物ファーストフード店風の作りとも違う。

高級店とまではいかないが、小ぎれいな和食の店といった風情。

最近多い新しい形の定食屋とかラーメンの「幸楽苑」や
ライバルであるすき家グループの「なか卯」の店舗に
通じるようなコンセプトが感じられる。

店内に入ればカウンター席以外にテーブル席も8席ほどある。
たしかに従来のカウンター席だけの店では家族連れは入りにくい。
いかにも「さっさと食ってとっとと出てけ!」って感じだったもんね。
これは競合店の「すき家」が単なる牛丼屋ではなく
『郊外型ファミリー牛丼店』といってることへの対抗かな。

壁には1899年に東京の日本橋の魚市場で創業した店の白黒写真が
飾ってあり『歴史のある店』の老舗イメージを強く出している。
これも新興勢力の「すき家」「松屋」に対して
老舗らしさを強調し差別化をしようという戦略か。


さて何を食おうか?とメニューを見る。
だいたい2003年に狂牛病で牛丼がなくなるまでは
吉野家は吉牛と呼ばれていたように牛丼だけの単品メニューの店だったから
吉野家でメニューを見るという行為自体ありえないことだった。

メニューをみれば現在の主力の豚丼をはじめ、
「カツ丼」「ソースカツ丼」「鶏唐揚げあんかけ丼」など
いつのまにか揚げ物系メニューが増えている。

一番安い豚丼、通称『吉ブー』の並盛りを頼む。
食の感想なんて個人の問題だから人それぞれだけど
オレが食べた感想は『あまり美味しくない』
別に豚は牛よりまずいとかって問題じゃなく
『豚丼としてあまり美味しくない』と感じた。

そういえばドンブリ系のお店で豚丼が主力になってから
オレは「すき家」や「松屋」で食べることが多くなった。
この2店の『つゆ』の方がオレは好み。
新メニューが定着していくこの2店に対し、
牛カレー丼やら鮭丼など新製品を開発しては失敗し
次々販売を中止していった吉野家


アレ以来オレはすっかり「すき家派」になってしまっていたのだ。

この店舗リニューアルともうじき本格再開される牛丼の販売で
牛丼復活祭以外はガラガラの吉野家に客は戻るのだろうか?

アメリカ産牛肉の安全性の問題もからめて興味がある。

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宮部みゆきと超能力

超能力・・・・この言葉から何を連想するだろう。
どんな人も一度は自分にこんな力があればと
非現実的なことを考えたことってあると思う。

昨日の映画のX-MENもミュータント、超能力者が主人公の話。
あちらが洋風料理なら、超能力の和風ティストはなんといっても
宮部みゆきの小説に尽きる。

彼女はベストセラーの数、実力、人気とも
現在女性ミステリー作家の第一人者と言っても過言ではない。

彼女はスティーブン・キングのファンだというのを以前本で読んだことがある。
そんな彼女のS・キングからの影響を感じるのが【超能力モノ】の作品。

S・キングの影響を受けてるといっても、モノマネやパクリではなく
読むと完全な宮部みゆきの小説そのもの。
それでいてちゃんとS・キングのティストを感じさせるところが
彼女のすごさとウマさ。
そして本当にスティーブンキングが好きなんだな~と感じるのだ。


そんな彼女の超能力を持つ主人公の小説は

<鳩笛草・燔祭・朽ちてゆくまで>
超能力を持つ三人の女性が主人公の短編集

『鳩笛草』・・・・・他人に触れると、その人の心の中が読めるという
          超能力を持っている女性刑事が主人公。
          自分の刑事としての才能はその超能力がなければ、
          何もないのか・・・その葛藤を描いている。
『燔祭』・・・・・・次の『クロスファイアー』の女性主人公の元彼の視点で
          書かれたもう一つの『クロスファイアー』
『朽ちてゆくまで』・両親を幼くして亡くした女性がふとしたことから
          自分が幼い頃に予知能力を持っていたことを知る。

どの作品が優れているかではなく、好き嫌いだけでいったら
この短編集がいまでも宮部みゆきの本では一番好きだ。


<クロスファイアー>

念力放火能力という超能力を持つ女性が主人公。
怒涛のストーリー展開を持つ作品で宮部みゆきの筆が冴え渡る。
この作品が一番超能力が派手に使われている作品。

そして一番上の写真の『龍は眠る』だ。

以上の三冊(クロスファイアーは上下巻)が宮部みゆきの代表的な超能力モノ。
昨日X-MENの映画を観た後に宮部みゆきのこれらの小説をむしょうに
もう一度読みたくなった。
それはこれらの宮部みゆきの小説を読んだときの感動を思い出したからだ。
洋風料理を堪能したら今度は和風料理が急に食べたくなった感じ。
感性が二種類食べてバランスをとろうとしているのかもしれない。

X-MENが超能力を颯爽と使い悪とたたかう正義の味方なのに対して
宮部みゆきの超能力が題材の小説に出てくる主人公は
超能力を持っているにも関わらず社会的に弱者だ。
まさに自分の中の龍が眠るようにと自分の能力を隠して生きている。

その超能力を持っているがために背負う悲しみ。
そんな主人公が家族や恋人、世間とのかかわりの中で感じるせつなさ。
それらを宮部らしい丹念で端正な文章で綴ってある。

宮部はこれらの作品で超能力を信じさせようという書き方ではなく、
超能力という媒体をとおして人間の優しさを描いている。
本当にうまいストーリーテーラーだと感じさせる。

これらの作品は90年代初期から中期の作品。
その頃縁があった女性の影響でオレはミステリー小説が好きになった。
彼女は洋物が好きだったけどこの宮部みゆきは大絶賛だった。
本は二人の共有物だったのだけど、
今は彼女と縁が切れて本もなくなった。

しかたがない・・・今度の休みに図書館へでも借りに行こう
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今回はミュータントの悲哀を描く:X-MENファイナルデシジョン(2006年12本目)

映画が終わっても
最後のエンドロールが終わるまで席を立ってはダメ!
立った人は負け組みだよ~


この前の『カリビアン・オブ・パイレーツ』では完全な負け組みだったオレが
今回はまだ観てない人のために忘れないうちに書いておきますよ(´・ω・`)


X-MENファイナルデシジョン



ハリウッド映画とアメリカンコミックは相性がいい。
元々アメリカンコミックって日本でいえばマンガよりも
「紙芝居」に近いと思う。

あの☆型の吹き出しとか画からというか視覚から直接脳に伝わる部分が多い。
そうなると2次元的な平面のコミックより3次元の立体感がある映画で
その作品の訴えるものが伝わればそちらの方がより迫力は大きく
観た人の満足感も大きい。

アメリカンコミックには2大メーカーがある。
一つがスーパーマンやバッドマンの【CDコミック】。
そしてもう片方がこのX-MENやキャプテンアメリカの【マーヴェル】だ。

この【X-MEN】とは超能力者ミュータントのこと。
近未来世界には突然変異でこの超能力者がとても増える。
人間はその特殊な力を持つミュータントを嫌悪し偏見を持つ。
一方ではその力を悪用して世界を支配しようとするミュータントも出現する。
その悪いミュータントと対決し、人間と共存するために
超能力を正義のために使うミュータントのチームがX-MENだ。

ネタバレになるので深くは書けないけど、
世界のミュータントの人口が増える一方。
普通の人間にはない力や特殊な体を持ったミュータントたち。
彼らのすべてがそんな自分が特殊な能力や体を持ってることを
うれしく思っているわけではない。

中には普通の人間になり、普通の人生をおくりたいと思う者もいる。
そして普通の人間の中にもミュータントに脅威を感じ
その力を消したいと思う者もいる。

そんな時、ミュータントの力を奪い普通の人間にかえてしまう薬
『キュア』が発明される。
人間とミュータントとその薬が軸でドラマは進行する。
この映画はシリーズの第三作目で・・・一応『最終章』とはなっているのだが…

予告や詳しい内容は
こちらの公式サイトで!

マーヴェルのコミックには哲学的なところがあると
いわれているそうだ。
この普通の人間と特殊な人間(ミュータント)の共存の問題なんかは
この手の映画にしてはなかなか高尚なテーマだなと思う。
ドラマ性と見事なVFXとアクションのコラボレートされた
エンターテイメント作品というのがX-MENシリーズの売りだ。

でもこの作品は上映時間は2時間弱だからもうちょっと時間をかけても
ミュータントの悩みや人間の対応などをもっとていねいに描いてほしかった。
まぁ監督も変わっていたのも影響しているのかな。

でもこれって日本人的な感想かもしれない。
やはりアメリカ人には正義対悪の戦いの部分に重点を置くほうが
定石なのだろう。
ドラマ性の高い部分はこの正義の戦いの導入程度なのかもしれない。

まぁ日本人のオレとしてはこのテーマはコッテリ味のハリウッド映画よりは
宮部みゆきの小説『龍は眠る』や『クロスファイアー』の和食テイストを
読書で味わうとするか。
でもこれはこれで違う部分で十分楽しめた。

なんといってもキャラクターが魅力的なのがこの映画のいいところ。
登場するミュータントの一人一人がとてもスゴイキャラの持ち主。
新キャラもでてきたし今後が楽しみって・・・あっこれ最終章かよ
それとあのジーンの最後のシーンの顔…特にあの目は
あのホラーの名作『キャリー』を思い出させる凄みあり。

あと「新スタートレック」のピカード艦長役のパトリュック・スチュワート。
今回も泣ける役どころがハマっている
・・・いい役者ですね~大好きな俳優の一人だ。

あっそうそう最後のエンドロールが終わるまで席を立っちゃダメですよ~
えっ!でもこれって・・・最終章のはず・・じゃ・・



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