沖縄・台湾友の会

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海外駐在のアメリカ兵にもクラスターの懼れ   赴任地の安全より、基地の汚染防止が優先順位トップに

2020-04-29 16:10:47 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和二年(2020)4月25日(土曜日)弐
      通巻6468号
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 海外駐在のアメリカ兵にもクラスターの懼れ
  赴任地の安全より、基地の汚染防止が優先順位トップに
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 ジブチに駐在するアメリカ軍は陸軍基地、海軍基地あわせて3000人から6000人。作戦により増減はあるが、ジブチの米軍基地では出入り消毒から、軍医による検査が行われ、厳重なコロナ対策が講じられている。
 それでも警戒を強めるのは、世界に展開されているアメリカ軍の海外基地で、軍人、軍属、出入り業者ならびに家族を含め、すでに5901名が感染し、25名が死亡しているからだ。

 一方、アメリカよりアフリカに深く関与しているのは中国で、ジブチに基地を造成し、中国人民解放軍が正式に駐屯し、いまでは一万人がいる。
 習近平政権はアフリカへの梃子入れを強化して、まずは産油国のアンゴラ、リビア、スーダン、ナイジェリアに大規模に進出した。ついでレアメタル重視戦略にのっとり、コンゴ、ジンバブエへ。政治的拠点としてエジプト、ケニア、そしてエチオピアに焦点をあてて経済協力、シルクロートの名の下に、借金の罠に陥れてきた。

政治目標としてアフリカ重視は国連の票買いであり、経済目標としてはプロジェクトを持ちかけ、過剰在庫処分と労働者輸出である。現時点でおよそ200万人の中国人がアフリカ55ヶ国に散らばっている。

その軍事拠点がジブチである。
中国はエチオピアのアジスアベバから、このジブチへ700キロの鉄道を建設し、両国はいつのまにか、中国の経済植民地然となった。だからエチオピア出身のテドロスがWHOを中国寄りに操ったのだ。

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