沖縄・台湾友の会

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中国政治の預言師 閻学通が予測する『米中戦争はない』    国際的な中国人学者の予測的中率は82・3%

2024-07-23 17:58:40 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)7月23日(火曜日)弐
     通巻第8340号    
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 中国政治の預言師 閻学通が予測する『米中戦争はない』
   国際的な中国人学者の予測的中率は82・3%
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閻学通は天津生まれで、中国の国際政治学者。清華大学現代国際関係研究院長、並びに『国際政治ジャーナル』編集長。中国国際関係研究協会および中国アメリカ研究協会の幹部を務める有名人だが、日本で知る人は少ない。
かれはカリフォルニア大学バークレー校で政治学博士号を取得した。

 数冊の著作があるが、邦訳は『歴史の慣性』のみ。日本ではあまり知られていない。
しかし英語圏では中国人学者として名がある。
というのも「閻学通は近未来予測の的中率82・3%」(サウスチャイナ・モーニングポスト)という高率な予測的中で知られる。

有名な野球選手だって打率が八割を越える選手はいないはずだが、これは自称なのか、応援団がいるのか?

 欧米は侵略と批判するプーチンの軍事行動に関して閻教授は「ウクライナ東部のロシア系住民の人権を守るのが目的である。NATOは人権よりも国家主権を強調し、優先順位を変えたのだ。中国にとって利点は何もない。米国の中国封じ込め政策は毫も変化がない。
米中対立は先鋭化しているが、米中戦争はないだろう」と預言した。
戦争がないというのがミソでなんとなく中国人も安心する装置かな?

 この国際政治の預言師・閻学通は数冊の著作がある。最新作は『米中戦争はない』。たとえトランプ政権となって、米中戦争は起こりえないと理論的に説明するのだが、大胆な予測は当たるも八卦、あたらぬも八卦の世界。


なぜ「落選確実な」カマラ・ハリスなのか?   答えはじつに簡単。選挙資金を誰が使えるか、なのだ

2024-07-23 15:57:35 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)7月23日(火曜日)
     通巻第8339号    <前日発行>
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なぜ「落選確実な」カマラ・ハリスなのか?
  答えはじつに簡単。選挙資金を誰が使えるか、なのだ
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 バイデン撤退表明時点で、民主党のバイデンハリス選対がため込んでいた軍資金は9150万ドル(FECへの届け出による)。
 バイデン撤退時期が遅すぎたため、この貴重な軍資金の用途に厳格な規制がかかる。

 バイデンハリス選対で集金したカネは他の候補に流用するとなると上限はきわめて小額となり、またハリスへの移転も3420万ドルまでに制限される。以降の献金も上限が3300ドルとなって大口の寄付は時間制限に引っかかる。

 本番まで四ヶ月を切ったせめて四月頃までに不出馬を表明していれば、なにがしかの対策もとれたが時間切れ。資金的にはハリスでいくしか選択肢はないということになる。

 またバイデン政権は、これをもってレイムダック入り。政権の座にないのに、トランプ
の発言がバイデンより重く受け止められている

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2024年7月22日号) *バイデン撤退後の米国

2024-07-23 15:55:04 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2024年7月22日号)
*バイデン撤退後の米国
 バイデン大統領が11月の米大統領選への出馬を取りやめた。現職の大統領が次期大統領選への出馬を取りやめるのは1968年のジョンソン大統領以来、56年ぶりの異例の事態である。
 当時のジョンソン政権もバイデン同様、民主党政権だったが、類似点はそればかりでない。60年代、ベトナム戦争は民主党のケネディ政権で始まり、続くジョンソン政権で拡大し、泥沼に陥った。
 米国内では反戦運動の嵐が吹き荒れ、本来、民主党支持である筈のマスコミや学生たちがジョンソンに批判の矢を浴びせかけたから、ジョンソン再選は危ぶまれていた。そこでジョンソンは健康上の理由で出馬を取りやめたのである。

 これは、アフガニスタン撤退で躓(つまづ)き、ウクライナとパレスチナで泥沼に陥り、学生たちの批判を浴び、認知症が疑われるバイデン現大統領の状態と、完全に重なる。ならば今後の推移も当時の推移と似るのではないか?
 1968年の大統領選に勝利した共和党のニクソンは、米軍をベトナムから撤退させることに成功し一時的に東南アジアに平和をもたらしたが、政治スキャンダルで失脚し、東南アジアは再び紛争の巷(ちまた)となった。

 共和党のトランプは、ウクライナとパレスチナの戦争を終わらせると公約しており、ゼレンスキーやネタニヤフもトランプの停戦交渉に期待を示し始めた。米国の政権が交代することにより停戦交渉が進展する例はしばしばあり、トランプは停戦を実現できるかもしれない。
 しかしニクソン同様、政治的スキャンダルで失脚する可能性も否定できず、その場合、世界は再び戦争の危機に連れ戻されるかもしれない。


バイデンが転んでハリスが大統領候補。民主党多数は納得か   『負ける試合には出ない』。ニューサム知事、立候補見送りへ

2024-07-23 15:54:07 | 日記
 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)7月22日(月曜日)
     通巻第8338号    
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バイデンが転んでハリスが大統領候補。民主党多数は納得か
  『負ける試合には出ない』。ニューサム知事、立候補見送りへ
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 7月21日、バイデンは大統領選挙レースから降りると声明し、代替の候補にカマラ・ハリス副大統領を推挽した。
拙著『トランプ劇場2・0』(ビジネス社、23年1月刊)で、すでに「不出馬はいつか」と予測してきただけに格別の驚きはないが、本命とされるニューサム知事が、見送りを表明したことが、意外である。
 ようするに『負けることがあきらかな試合には出ない』ということだろう。

 バイデンの不出馬表明まで停止されていた政治献金が再開され、民主党全国委員会は活動を再開した。
https://www.amazon.co.jp/dp/4828425861/

 一方、トランプ陣営はキャンペーン広告、宣伝戦略を一からやり直しとなる。
 バイデン批判ではパンチが弱くなるだろうが、実績がゼロのハリスを、いったい何から批判するか、広告広報戦略家の腕の見せ所になる。