沖縄・台湾友の会

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「チャイナチ」(中共=ナチ)から「チャイナン」(中国発世界恐慌という災難)   それは同時にグローバリズム(国境をなくせ)からナショナリズム(国境に壁を)へ

2020-03-27 16:09:24 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和二年(2020)3月26日(木曜日)
          通巻6418号
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 「チャイナチ」(中共=ナチ)から「チャイナン」(中国発世界恐慌という災難)
  それは同時にグローバリズム(国境をなくせ)からナショナリズム(国境に壁を)へ
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 世界は激動する。その昔、十年かかった変化が、わずか一年で激変する。世界史の叙述は速記しておかなければ記録できないほどのスピートで変化している。4Gが5Gに変わるような技術の変貌を同時並行しているが。

 その昔、百年かけて変貌してきた政治、経済、文化の変遷が、前世紀からは十年単位で起こるようになった。
 昨年の議論は香港大乱、習近平の独裁。サプライチェーンの破綻が言われ、香港の若者たちは全体主義に果敢に挑戦していた。中国共産党はナチ、だからチャイナナチという流行語があった。

 年初来、武漢で発生した新型肺炎は中国発パンデミックとなって、いま「世界恐慌」をもたらした。驚くべし、北京、上海に留まらず、NYもミラノも都市を封鎖し、町か人通りが消えた
 インドも21日間の休業を宣言し、日本はお隣の韓国、台湾へも行けなくなった。日欧、日米往復の航空機が僅かに飛んでいる。

 そのうえ欧米も日本もGDPはおおきく後退し、五輪は延期され、追加出費は少なくとも3000億円、協賛企業も真っ青。五輪延期による日本経済のロスは1兆8000億円と見積もられる。

あれほど「識者」という名のグローバリストが反対してき政府の財政出動が、当然と見なされる。

緊縮財政、プライマリーバランスって話は何処かへ消えたようだ。
日本政府は緊急対策として56兆8000億円。GDPの一割を困窮世帯に現金で支給し、米国はやはりGDPの一割相当、およそ2兆ドル(220兆円)を支出することに、与野党は一夜で合意するに至る。

日本では一人当たり20万円か、30万円か、商品券か。
米国では1200ドルか、2000ドルか。政治は天文学的な金額の論争となり、各国の政局を揺らす。


 ▼チャイナウィルスは世界恐慌をもたらし、グローバリズムを否定した

 喧しく議論されたグローバリズムがほぼ否定され、リベラルや左翼から嫌われたナショナリズムが復活している。
グローバリズムとは結局、共産主義の隠れ蓑だった。具体的には「国境をなくせ、人の移動を自由に」というのがグロオーバリズムの根幹にあって流行語は「地球市民」だった。その幻覚症状から、はっと覚醒し、ナショナリズムが再生した。
つまり「国境に壁」(トランプ)を、「人の移動の自由を制限せよ」(欧州議会)という激流に変化した。

昨年、世界を震撼させた香港大乱は「チャイナチ」(中共=ナチ)と呼ばれた。
武漢コロナ発生、たちまち犠牲は世界に飛び火した。まさに「チャイナン」(中国発世界恐慌という災難(ちゃいなん)へ)。


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