沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

北京五輪から14年を閲し、中国人の日本への渇仰は消えた    「上から目線」で日本を完全に馬鹿にしている中国

2022-08-07 20:57:47 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和四年(2022)8月8日(月曜日)
          通巻第7425号
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 北京五輪から14年を閲し、中国人の日本への渇仰は消えた
   「上から目線」で日本を完全に馬鹿にしている中国
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 我が国のEEZにミサイルを撃ち込み、日中外相会談を突如、一方的に中止し、謝罪どころか居丈高に日本を批判する國がある。
 2008年8月8日の北京五輪から、ちょうど14年を閲したが、中国人の日本への渇仰は消えた。上から目線で馬鹿扱いする中国は、どうやら日本を朝貢國とみているようだ。
 日本は少なくとも次のような報復措置にうってでるべきではないか。

 ●岸田首相以下、内閣全員で靖国神社参拝
 ●台湾要人を日本に招待し、各地で歓迎行事を催行
 ●日本の大型国会議員団の訪台
 ●習近平来日を正式に断る
 ●ダライラマ猊下、ラビア・カディール女史来日時に首相が面談
 ●尖閣海域に自衛艦隊を常時派遣
 ●中国撤退の日本企業への助成促進強化
 ●13の日本の大學にある孔子学院の廃校
 ●米国のブラックリストにもとづき、中国企業との取引を禁止
 ●公務員、自衛官のファーウェイ携帯電話の使用禁止
 ●土地使用法を適用し、シナ人所有の土地を厳重審査、違反はただちに接収
 ●日中通貨スワップの停止
 ●スパイ容疑の中国人(とくに大使館員、メディア)を一斉に国外退去命令
 ●ヴィザ発給を暫時停止し、中国人の偽留学生の多い日本語学校を立ち入り監査
 ●税関は中国からの輸入貨物検査の徹底
 ●日本の配偶者あるなしにかかわらず帰化した中国人の再調査
 ●中国語メディア、放送などのモニター、監視強化など。。。。

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2022年8月7日号) *米国は中国に敗けたのか?

2022-08-07 20:56:02 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2022年8月7日号)
*米国は中国に敗けたのか?
 1996年、中国が軍事演習と称して台湾海峡にミサイルを撃ち込んだとき、米国は空母2隻を同海峡に派遣し、中国は軍事演習を中止した。米第7艦隊の前に中国は敗走したのである。
 今般、中国はペロシ訪台に反発する形で、台湾を包囲して軍事演習を行い、空母2隻すなわち遼寧と山東を出動させた。台湾周辺にはペロシ護衛のため米空母レーガンが控えていた。「おお、これぞ太平洋戦争以来待ちに待った空母対決!」と喜ぶ軍事オタクもいたのである。

 だが空母レーガンは一触即発の事態を避けるために、台湾から遠ざかった。96年台湾危機で米国は中国に勝ったというのなら、今般は敗けたとしか言いようがない。退避は退却でありつまり敗走である。
 空母レーガンは中国の空母2隻を撃沈できる実力を備えている。もしレーガンが遼寧と山東に接近を試みれば、2隻の中国空母は退却を余儀なくされたであろう。米国はチキンゲームに敗けたのだ。

 チキンゲームは常に気力の試し合いであり、要するに肝試しである。96年当時の米大統領クリントンは親中的な人物だったが、台湾防衛のためには中国がミサイルを撃ち込む海域に空母2隻を敢(あ)えて派遣する気力があった。
 ペロシは8月2日に訪台したが、バイデンは7月20日にペロシ訪台の計画について「米軍はいい考えだと思っていないようだ」と発言し、台湾防衛のために米軍を派遣する気力のないことを露呈した。96年当時の米大統領は若かったが、現大統領の耄碌(もうろく)ぶりは世界平和にとって、もはや老害であろう。


AC 論説No.904 ペロシ「黄昏の旅」

2022-08-07 20:52:28 | 日記
AC通信No.904 (2022/08/05)
AC 論説No.904 ペロシ「黄昏の旅」

前回のAC通信 No.903に「レーガンの台湾に対する6項目の確約」に「米国は台湾独立を支持しない」
と言う項目があると書いたのは間違いで、実際には「米国は台北と北京間の調整役を務めることはない
(The United States will not play a mediation role between Taipei and Beijing)」でした。
(1982年に発表された最終版)。 改めて訂正致します。

さて、ペロシ下院議長が訪台したので米中関係が緊張し、東南アジア諸国も米中関係に対する態度の表
現で苦心している。米国国内でも前からペロシ訪台に批判的な言論があった。第一に、ペロシのアジア
歴訪は米国の国策ではない。第二に、バイデンはペロシのアジア歴訪に反対だったし、中国はペロシ訪
台に反対と恫喝を発表していた。第三に、ペロシは来年で下院議長でなくなるはずなのですでに国際的
な政治力はない。第四に、米国はインフレとコロナに加えてウクライナ対応で経済的、軍事的に枯渇し
ているので、この上に中国関係を悪化させることは避けたい。

ペロシにとっては彼女の政治生涯の最後の旅だ。しかしアジア歴訪で彼女には民主主義を主張する以外
諸国に与えるものがない。つまりペロシにとっては訪台して勲章を貰うのが主要目的と言ってもよい。
ある評論家はペロシのアジア歴訪を「黄昏の旅(Twilight Trip)」と評したが全くその通りだ。

最初にシンガポールを訪問して一晩泊まり、翌日はマレーシアのクアラルンプールで数時間滞在したあ
と大きく迂回して、その夜遅く台湾に到着した。台湾で一泊して台湾の国会を訪問し、蔡英文総統と会
談したあと、午後6時に台湾を出発して韓国の米軍基地に到着して一晩泊まり、翌日は日本に赴いて一
泊したあと五日に岸首相と会談した。

トンボが尻尾の先をチョンチョンと水に浸けて飛びまわるような旅で、台湾はもちろん諸国でも「台湾
と世界の民主主義を守る」と言っただけである。同行したオースティン国防長官は「自由で開かれたイ
ンド太平洋」を守ると述べた。

中国は前からペロシ訪台に猛反対していたので直ちに台湾の周囲6ヶ所にミサイル射撃地域を発表して
ミサイルを打ち込んだ。日本のEEZ区域にもミサイルが着弾した。これは「台湾有事は日本有事であ
る」と日本に警告したのである。日本政府は直ちに中国に抗議した。

米中関係が大幅に悪化すればアジア諸国も米中両側の国際関係に細心の注意が必要となる。シンガポー
ルの李顕龍はペロシと会見したがそれだけで特に米国側を支持するとは言わず、マレーシアでは殆ど無
反応だったので数時間の滞在のあとすぐに台湾に向かった。台湾で大歓迎を受けて国会を訪問し、蔡英
文から勲章を授与されたあと、午後6時に韓国に向かった。

ところが夜中に韓国の米軍基地に着陸したら韓国側の官僚は一人も出迎えていなかった。翌日になった
ら尹錫悦大統領は休暇中と言う理由でペロシと会見しなかった。明らかに韓国は中国の台湾海峡におけ
るミサイル発射のあと中国に配慮してペロシ・尹錫悦会談を避けたのである。

韓国の38度線には数万の米軍が駐屯している。もしも米軍が38度線に駐留していなかったら韓国は北朝
鮮に併呑される。つまり韓国には米国の保護が絶対に必要である。それにも関わらず、ペロシ訪台で米
中関係が悪化したら韓国大統領はペロシとの会見を避けた。なんと言う情けない国か。

台湾では蔡英文から特殊大綬卿雲勲章を授与されたが、面白いことに台湾のメディアは勲章のことを低
調に報道しただけである。蔡英文との昼食会でデザートにペロシの大好きなアイスクリームと食べたと
か、彼女はチョコレートが大好きと聞いたので屏東製のチョコレートを贈呈したなどが大きく報道され
た。勲章授与で中国を刺激しないためと思われる。シンガポール、韓国、日本でもペロシの記事は殆ど
ない。

ペロシは下院議長の個人的な目的でアジア歴訪をしたが、ペロシ黄昏の旅でアメリカ政府はどれだけの
お金を使っただろうか。少し計算してみよう。

ペロシに随行した5人の民主党議員とその他の人員は政府のボーイング737’に搭乗していたが、空軍の
戦闘機(F35 )が数機、彼女の行程を護衛していたと言われる。戦闘機の数は公表されていない。しか
も中国が台湾周辺でミサイル発射をした上に台湾を侵攻する可能性もあったと言われ、米軍は早々と横
須賀基地からレーガン号航空母艦と護衛に数隻の巡洋艦を台湾の東南に駐留させていた。

数隻の空母群の出動では1日に100万ドル以上の経費が必要と言われている。ペロシの搭乗機と護衛の戦
闘機、それにすべての人員の経費を加えれば1日に数百万ドルは必要だろう。それに歴訪した国々の米国
外交部の人員を加算すれば数千万ドルとなるのではないか。ペロシ黄昏の旅のためにアメリカはこれだ
けの国民の税金を浪費したのである。


韓国大統領、ペロシ議長訪韓に肘鉄    中国の顔色を伺って、まだ朝貢の奴隷精神が抜けない

2022-08-07 20:50:12 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和四年(2022)8月5日(金曜日)弐
          通巻第7424号
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★(休刊のお知らせ)★小誌、週末(8月6日~7日)は休刊です
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 韓国大統領、ペロシ議長訪韓に肘鉄
   中国の顔色を伺って、まだ朝貢の奴隷精神が抜けない
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 シナに勢いがあるときは、その騰勢に便乗し、日本に強く出る。かの國の民族的特性だろう。
情勢が変わると猫なで声で、日本に下手に出てくる。任那府が朝鮮半島の南に存在した時代、新羅は侵略の牙を研ぎ、百済併呑を狙っていた。高句麗は南下の機会を狙っていた。百済は人質として王子豊璋を日本に送り、軍事援助を乞うた。
天智は軍の派遣を決断した。しかしシナが介入して海軍が出動し、大和朝廷軍は白村江の海戦で敗れた。

阿倍比羅夫は船団の後詰めにあって、百済からの倭人を合計2400名、日本に連れ帰った。百済の貴族、顕官、技術者だが、倭種のDNAをもつ人たちだった。日本はこの敗戦で半島の拠点を失った。

 新羅も高句麗も、つねに北方の大国シナの動静を窺い、外交はそのたびに変節しても、その一貫性のなさ、無節操。外交でもっとも重要な継続性を慮外し無視する姿勢を反省することはなかった。
情勢次第で、外交姿勢が変わるというのは半島人の特徴である。

 元寇ではフビライの機先を制し、日本侵略の一番乗りを果たし、返り討ちにあって国力を使い果たした。秀吉の朝鮮征伐では、ひたすらシナの軍事支援を乞うた。徳川時代にすぐに謝罪施設団が来日する。「朝鮮通信使」とは言い得て妙だが、事実上、日本への朝貢だった。

日清戦争前夜、朝鮮はロシア派、シナ派にわかれ、日本が併呑後は自ら日本人の名前をほしがった。

 ペロシ米下院議長はアジア歴訪のたびにでた。
選挙が危ないので派手なパフォーマンスを演じるのが主目的、そのために台湾の味方を演じて、米国世論を引きつけようとした。共和党は、ペロシの下心をしっかり見抜き、またトランプ前大統領はペロシを批判した。
とくにペロシの台湾訪問がマスコミ受けを狙った危険をともなうとして、当初ホワイトハウスも消極的、迷惑顔だったのだ。

 最初の訪問国シンガポールでピンク、台湾では白、韓国では紫のツーピース、そして8月5日、日本で首相官邸の朝飯会には水色と毎日カラフル。とても82歳の老婆とは思えぬ矍鑠さで軍用機の主賓だった。8月4日、日本到着は横田基地である。民主党議員団五名を従えて、ホスト國はいずれも行政のトップが面談した。 

ところが中国が搭乗機爆撃の脅しに、マレーシアから台湾へはおおきく迂回し、通常四時間の飛行時間は七時間もかかり松山空港には深夜の到着。それでも台湾の呉外務相が空港へ出迎え宿舎のハイヤットホテルまで送った。翌朝、蔡英文総統と面談し、米国は台湾との強い絆で結ばれていると言明した。

 中国は『一つの中国』の原則を踏みにじったとして実弾演習では飽き足らず、ミサイルを次々と打ち込んで憂さを晴らした。

 韓国ではユン大統領が休暇中という口実をもうけて大統領はペロシとの面会を避けた。
外交的に言えば、下院議長だから、ホスト国も議長が相手をすれば良いことだが、世界一の大国の大統領候補序列二位となれば、そうも言っておられないだろう。
だが、韓国はシナへの隷属意識が抜けず、逆に米国に冷たい態度を示して北京のご機嫌を取らなければならない。

 おりしもカンボジアで開催中だったアセアン会議では、日中外相会談が予定されていた。
 ところが、中国軍は日本のEEZにこれ見よがしに五発のミサイルを撃ち込んだ。そのうえ一方的に会談をキャンセルしてきた。どうやら、日本と事を構えるらしい。

絶好のタイミングがきた。岸田首相は外務大臣も引き連れて、堂々と靖国神社に詣でよ。エマニエル米大使も説得して同道してもらおう。

「台湾の声」蔡英文総統「中国の台湾周辺における実弾射撃演習実施に対する談話」

2022-08-07 20:48:21 | 日記
中国の台湾周辺における実弾射撃演習実施に対する蔡英文総統の談話

20220804
總統針對中國在臺灣周邊進行實彈射擊演習發表談話
http://taiwannokoe.com/ml/lists/lt.php?tid=QSeEd3Ecsmm3md65ZPXz/Vgcinuwu9AzlrUbt5K8NiatoPZ0nJW5a674vTtHYffk

国民同胞の皆さん、こんにちは。今日、中国が台湾周辺で実弾射撃演習を行なっています。
このようにわざと軍事的脅威を高め続けることは、特に国際的に最も往来が頻繁なシーレーンにおいて、棄権なミサイル射撃を行なっていることは、台湾のみならず国際社会に対しても無責任なやり方です。

これは台湾海峡の現状を破壊しているだけではなく、我々の主権を侵害し、更にはインド太平洋地域の高度な緊張を造成しており、海運、空運の安全と国際貿易の正常な運営も空前の脅威に晒されています。
我々は中国が理性をもって自制することを厳しく要求します。

私は、我々が衝突にまで発展させることはなく、争いを始めることはないですが、我々が断固として主権と国家の安全を守り、民主自由の防衛線を堅固に守るつもりであるということを強調したいと思います。

現在、国軍はすでに戦備を強化しており、厳密かつ即時に周辺の全ての軍事的動態を把握しています。
我々は各方面の盟友と密接に連絡を取っており、地域の安全(への脅威)が高まるのを防ぐため協力しています。

国家安全部門は全体の情勢を把握し、かつ行政部門と密接に連携しており、シーレーンの安全とスムースな機能遂行、空港や港の正常な機能を守ると同時に、経済及び金融市場の正常と安定を守るために全力を尽くしています。

政府チームは落ち着いて臨機応変に対応していますので、全国民はどうぞ安心してください。

私は国際社会に対しても伝えたいと思います。
民主主義の台湾は常に国際社会の一員としての責任を負ってきました。
我々は台湾海峡の平和と安定の現状を守るために力を尽くしています。
我々は理性的であり、挑発することはありませんが、しかし我々はまた断固として尻込みすることはありません。

私はここで国際社会に対して、民主台湾を支持し、一方的で理性的でない軍事行動を共に止めるよう呼びかけたいと思います。
台湾はこれまでと同じように地域のメンバーと世界の民主主義のパートナーと協力し、台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定を守ってまいります。

そして国民同胞にも伝えたいと思います。
これからの数日間、中国が集中的に台湾の公的機関や民間機関に対するセキュリティーへの侵犯を含む情報戦を仕掛け、フェイクニュースによって我々の民心を動揺させようとしてくるでしょう。

私はすでに政府の各部門に対して警戒を高めるよう求め、民間企業に対しても対応をアップグレードするよう呼びかけました。
情報戦について、特に中国から来るニュースについては、より慎重に真偽を確かめるよう全てのメディア関係者に要請します。
軽はずみに引用してはなりません。

そして国民同胞も警戒してください。
私はすでに政府部門に対して、各方面における正確な情報を即時に提供するよう要請しました。
皆さんは政府が発表した情報を基準とし、絶対に誤った情報を拡散しないようにしてください。

最後に私はG7のメンバー国と多くの国際社会の大切な友人が台湾海峡と地域の平和と安定を支持し、台湾海峡の平和と安定に対するコミットメントを幾度にもわたって表明してくれていることに、感謝したいと思います。
私は今一度、台湾海峡の平和は地域メンバーの共同の責任であることを強調したいと思います。
我々は両岸の現状維持に努め、建設的な対話についても常に開放的な態度であります。
台湾が挑発によって倒されることはありません。

全国民が心を一つに団結し、与野党が一致団結して、共に国土を守り、主権を守り、民主を守るよう願っています。

ありがとうございました。


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台湾の声