8月上旬に中国地方(鳥取県、島根県、山口県)の棚田を巡った。
その報告です。
ここは島根県・浜田市・三隅町井野・中今明です。
「中今明の棚田」です。
見える山は251mの野山岳です。大糞山とも呼ばれていて、巨人の糞が山になったという伝説がある。
井野地区は砂鉄の採取が盛んに行われていた地です。この砂鉄の採取は、天和年間(徳川綱吉時代)に始まったとされている。
井野村の砂鉄業は、大正時代中期の洋鉄の輸入の増加によって姿を消したのだが、第一次世界大戦時には、
眠っている鉄鉱石の採掘が行われ、原石のまま、北九州の八幡製鉄所に送られていた。