前編はこちら。


教室棟1階から短い渡り廊下を通り、西側の体育館棟に来ました。
体育館は3階にあり、1階には校長室、職員室、家庭科室などがあります。
こちらは中央に螺旋階段が無いためかずいぶんと薄暗く、少し怖い雰囲気ですが、天井の電灯が洒落たデザインですね。
お屋敷のようです。



さて2階。こちらも薄暗いうえ、理科室と理科準備室があるので円形の廊下には魚類や爬虫類、両生類などのホルマリン漬け標本がたくさん。生徒にはさぞ怖がられていたことでしょう。
教室内にも、人体模型や干からびた魚類、オオトカゲなどの立派なはく製がずらり。



そして思わぬものを見ることができました。
理科室前の瓶詰め標本の中に並んでいたのは、何と奇形のネコの標本!
丁寧にガイドされていた元生徒?教師OB?のおじいさんが教えてくれました。
結合個体らしく、後ろ足が4本、尻尾が2本ありよく見ると顔も2匹が合体している…?皆さん興味深げに観察したり写真を撮ったりしております。
ガイドさん曰く、生徒からは「化け猫」と呼ばれ怖がられていたのだとか。
また、校舎1階の渡り廊下になぜかネコの足跡があり、それはこの化け猫の仕業だという「学校の怪談」的な話も。
(帰り際に確認したら本当に足跡がありました)


3階に上がり、体育館へと入りました。
天井がドーム状の円形体育館で壮観です。羽幌町の山奥に眠る廃墟、旧・太陽小学校を思い出します。

床には一般的な体育館と同様にバスケットコートのラインが引かれていますが、円形ゆえに角の部分が入りきっていないなど独特。ぐるりと大きな窓があるので日当たりは良好ですね。
ちなみにこの時、道内テレビ局のカメラが長回しで撮影中。夜のニュースで、円形の天井に見惚れる私が映り込んでいたらしいです……(家族談)。


体育館棟を出て、こちらは円形校舎2棟に繋がって建つ「新校舎」(こちらも古いけどね)。
円形校舎の完成後、さらに児童数が増えて収まりきらなくなったため増築されたものと思われます。
校舎内の構造は一般的なもので、教室も正方形でした。
「そうじはきれいにていねいに」など、あちこちに生徒の手作りポスターが残ります。

屋外の「新校舎」近くにあった、生徒が作ったと思われるレリーフ。「えとも七福神」と書いてありますが詳細は謎です。
体育館棟の保存と一般公開が決まって以降、グラウンド部分は宅地開発され様変わりしてしまったので、2025年現在、残っているのかは不明です……。

最後に。こちらは円形校舎の一般公開が始まって1年ほど経った2023年6月に再度訪問し、入手したものです。
なんとオリジナルグッズが展開されていました。
このネコのキャラ、見覚えがありませんか。
そう、あの奇形ネコのホルマリン漬け標本が、なんと可愛らしいマスコットキャラクターになっているのです!
「絵鞆小学校所蔵標本」ということで、名前は「鞆蔵(ともぞう)」。
ちゃんと目が3つ、脚が6本、尻尾が2本あります。こう見るとカワイイ??
こちらはステッカーですが、この他にも缶バッジやキーホルダーなどファンキーなグッズを展開。
他にも円形校舎のイラストがプリントされたシャツや絵はがきなど豊富なラインナップなので、気になる方はぜひ訪問してみてください(体育館棟で販売しています)。

円形校舎・教室棟から見た白鳥大橋。
完。


教室棟1階から短い渡り廊下を通り、西側の体育館棟に来ました。
体育館は3階にあり、1階には校長室、職員室、家庭科室などがあります。
こちらは中央に螺旋階段が無いためかずいぶんと薄暗く、少し怖い雰囲気ですが、天井の電灯が洒落たデザインですね。
お屋敷のようです。



さて2階。こちらも薄暗いうえ、理科室と理科準備室があるので円形の廊下には魚類や爬虫類、両生類などのホルマリン漬け標本がたくさん。生徒にはさぞ怖がられていたことでしょう。
教室内にも、人体模型や干からびた魚類、オオトカゲなどの立派なはく製がずらり。



そして思わぬものを見ることができました。
理科室前の瓶詰め標本の中に並んでいたのは、何と奇形のネコの標本!
丁寧にガイドされていた元生徒?教師OB?のおじいさんが教えてくれました。
結合個体らしく、後ろ足が4本、尻尾が2本ありよく見ると顔も2匹が合体している…?皆さん興味深げに観察したり写真を撮ったりしております。
ガイドさん曰く、生徒からは「化け猫」と呼ばれ怖がられていたのだとか。
また、校舎1階の渡り廊下になぜかネコの足跡があり、それはこの化け猫の仕業だという「学校の怪談」的な話も。
(帰り際に確認したら本当に足跡がありました)


3階に上がり、体育館へと入りました。
天井がドーム状の円形体育館で壮観です。羽幌町の山奥に眠る廃墟、旧・太陽小学校を思い出します。

床には一般的な体育館と同様にバスケットコートのラインが引かれていますが、円形ゆえに角の部分が入りきっていないなど独特。ぐるりと大きな窓があるので日当たりは良好ですね。
ちなみにこの時、道内テレビ局のカメラが長回しで撮影中。夜のニュースで、円形の天井に見惚れる私が映り込んでいたらしいです……(家族談)。


体育館棟を出て、こちらは円形校舎2棟に繋がって建つ「新校舎」(こちらも古いけどね)。
円形校舎の完成後、さらに児童数が増えて収まりきらなくなったため増築されたものと思われます。
校舎内の構造は一般的なもので、教室も正方形でした。
「そうじはきれいにていねいに」など、あちこちに生徒の手作りポスターが残ります。

屋外の「新校舎」近くにあった、生徒が作ったと思われるレリーフ。「えとも七福神」と書いてありますが詳細は謎です。
体育館棟の保存と一般公開が決まって以降、グラウンド部分は宅地開発され様変わりしてしまったので、2025年現在、残っているのかは不明です……。

最後に。こちらは円形校舎の一般公開が始まって1年ほど経った2023年6月に再度訪問し、入手したものです。
なんとオリジナルグッズが展開されていました。
このネコのキャラ、見覚えがありませんか。
そう、あの奇形ネコのホルマリン漬け標本が、なんと可愛らしいマスコットキャラクターになっているのです!
「絵鞆小学校所蔵標本」ということで、名前は「鞆蔵(ともぞう)」。
ちゃんと目が3つ、脚が6本、尻尾が2本あります。こう見るとカワイイ??
こちらはステッカーですが、この他にも缶バッジやキーホルダーなどファンキーなグッズを展開。
他にも円形校舎のイラストがプリントされたシャツや絵はがきなど豊富なラインナップなので、気になる方はぜひ訪問してみてください(体育館棟で販売しています)。

円形校舎・教室棟から見た白鳥大橋。
完。
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