泉区生活支援ネットワーク

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<高次脳機能障害>見えない症状知って 原因や症状、体験談パンフレットに「誤解や差別解消したい」(河北新報)

2018年09月01日 | 高次脳機能障害支援
「河北新報」平成30年8月31日(金)付け記事より引用)
 交通事故などで脳に損傷を受け、記憶力の低下などを引き起こす「高次脳機能障害」への理解を広げようと、支援団体「みやぎ高次脳機能障害友の会・岩沼」が原因や症状などを記したパンフレットを製作した。自らも障害がある代表の相原勇さん(66)は「障害による世間の誤解や差別を解消したい」と話す。


 パンフレットはA4判三つ折りで、2000部作った。相原さんの体験などを基に交通事故や転落事故、脳梗塞などが引き金となることや、記憶障害や注意障害、失語といった症状も掲載。当事者や家族が相談できる支援団体や専門機関の連絡先も記した。

 「今日の日付や曜日、時間、どこにいるのかも分からなくなる」「座っているだけでとても疲れやすくなり、あくびを何度もしたり、すぐに寝てしまう」など、具体例を細かく描写。「急に思いついて旅に行き、旅先で突然、高額なバイクを購入する」といった事例も載せた。

 2011年9月、東日本大震災で被災した石巻市の解体工事現場で高さ約4メートルの脚立から転落し、障害の当事者となった相原さん。「見た目は健常者と変わらない」ため、障害が原因で思い出せない場合でも、周囲に理解されないことがあった。障害で疲れやすいのに、怠けていると見なされる人もいるという。

 相原さんは「『見えない障害』なので世間に一種の差別がある。パンフレットによって理解が進み、わざと分からないふりをしている、と思われる現状を変えたい」と期待する。

 パンフレットは岩沼市役所や市総合福祉センター、各医療機関に置いてある。連絡先は相原さん090(7666)9442。
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