北の国は別として、あちこちで桜が満開になっていることでしょう。
しっかし、ことしの桜はなんか気の毒やね。眺めて楽しんでいる人間がおらんうーたんに。
それはそうと、とうとう47都道府県のうち、岩手、鳥取、島根の3県だけになってしまいました。⇒感染ゼロ
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スーパーの棚の奥に眠っていた?エタノール小瓶
覚えていたメチルとエチルの違い
いまはけっこう貴重な一品でおらもビックリ
シャープも作り始めたというのですが、マスクというやつ、いつまでたってもお目にかかれません。まあ、おらは出かける頻度が小さいので、マスクや消毒用アルコールなどなくてもどうということもないのですが、子どもが何人もいるとか、家庭によってはほんとに困った事態になっているようです。
そんなおらですが、イノシシのように木の根っこばっかりつうわけにもいかないので、食い物などどうしても必要な物は買わにゃなりません。んで、きょうは思い切って山を下り、土地の食品雑貨スーパーに行ってみました。リストアップしたものをそそくさと買い、レジに向かおうとしたら、靴ヒモがほどけているのに気がつき、えっこらさと結んだのです。もういっぺんえっこらさと立ち上がろうとしたら、目の前の棚の奥に何かひと瓶置いてあるのに気がつきました。そこは、傷などを消毒するスプレーなど、この時期でもまったく売れない品が置かれているスペースの一画です。隣接のマスク、消毒用アルコール関係はまったく何もない状態でした。
手にとってみると、「植物性発酵 エタノール(無水)」とあります。そして、「機械のクリーニングや手作り化粧水の成分としてご利用いただけます。」と書いてある。純度99.5パーセント以上、大洋製薬というところの商品でした。
エタノールなら害はない、とおらは直感的に、もっと難しく言っちゃうと直観的に思いましたね。つうのは、おらが子どものころは太平洋戦争後の、まだまだ貧乏な時代で、メチルアルコール=メタノール、アルコールランプに使う、あれね、を呑んで死ぬオトナがけっこういたりしました。それで、燃料用のメチルは呑めんが、エチル=エタノールはOK!とかいうことが幼心にも沁み込んでいたからです。だが、しかし、一応聞いてみよう、お店の人に。
通りがかった女子に、「姉やん! ちょっと、ちょっと、このエタノールって、手指の消毒に使えっかねえ?」と尋ねてみると、彼女、現物の説明書きを眺めながら、「ここに機械がどうのこうのって書いてありますから、だめじゃないですか?」とかいう。
「エチルゆうんだから、大丈夫だっぺよ。事務所に聞いてみてけれ」と食い下がるおらを横目に、社内無線のようなものでオフィスとやりとりしていた彼女は、「やっぱり、表示以上のことはわかりません!」と言いつつ、どっかへ行ってしまいました。
それで買ってきたのがこれです。税別680円。
家に帰ってきて、取る物もとりあえず、大洋製薬のHPにアクセスすると、なっ、なんと、ありました。
「本品4に対し、1の精製水で薄めよ」とあるのでした。 エチルだから、ばっちりでした! 「環境の消毒」つうことになっているけど、化粧水に使えるんだから、手指の「環境」も問題ないでしょうよ!
http://www.taiyo-pharm.co.jp/infection/novel_coronavirus_disinfection.html
さらに検索好きなおらにして、このまま放ってはおけないとばかりに、ショッピングサイトやヤフオクを当たってみると、なんとこの100mlの小瓶が安くても4千数百円の値段が付いているのでありました!
あきれましたね、この日本という国は、いったいどうなっちゃってるのか。
国は、大企業には3000億円、国民のとりわけ仕事無しの困窮世帯には30万円、並みの困窮世帯から富裕世帯にはゼロ円とマスク2枚、を供与するとか。笑っちゃうよ、さすがのおらもね。
このマスクって、どんだけのカネを使って送ってくれるのかねえ。