伊豆の渓流を考える日々

Fishing club HUSLER 伊豆前戦基地
伊豆の渓流、釣行報告等を書き留める。
渓流オフは海を楽しむ。

狩野川釣行(2008.03.23)

2008-03-24 | 狩野川水系
 真面目に仕事にと言うかやらねば成らずてな感じで日曜、夜、昼関係無しに仕事に勤しんでいたので先週は川に行けなかったが、担当現場の完成検査も無事終わり、ゆっくり川を楽しむ時間が出来たので早速行ってきました。狩野川、河津川をダブルで楽しんだ中で先ずは狩野川の釣行報告です。

 予定では釣友の鵜殿さんが来る予定だったが、春の嵐の後のぽかぽか好天の土曜日、花粉が大量に飛び交い、酷くやられてダウン。彼の場合、春の渓流は花粉症との戦いでマスク、キャップ、偏光グラスと顔が殆ど解らない姿でそのままコンビニに入れば店員がカラーボールを握りしめる様な感じなのだがどうも都会の花粉の方がタチが悪いらしく、都会で仕事の最中に症状が悪化した様でキャンセルの連絡をもらった時の電話の向こうの彼は辛そうであった。

 Fishing club HUSLERでWeb上では「伊東戦隊」と呼ばれている鵜殿さん(川崎在住ながら何故か)とkid、雄登と私部隊長の4人で0500に前線基地を出発予定であったが、鵜殿さん欠場で私が目を覚ましたのが0502で雄登を叩き起こし、慌てて仕度をして装備は前夜に積み込み済みだったので基地を出たのが0515で途中ピックアップのkidを少し待たせたものの何とか3名で中伊豆バイパスが無料の0600前に料金所を通過。途中いつものごとく八幡のコンビニで朝食を調達で食べながら狩野川本流へ向かうのだが事前に鵜殿さんとの打ち合わせでは長野川出会いから上に入りたいとの事でそこは次回にと考えながら本流筋の駐車スペースを探しながらここぞと思う路地へMyキャラバンを突っ込んでみたものの良い所がなかなか見つからない。その上kidは狩野川なのに小河川や源流で使う様なショートロッドしか持ってきていないので何処かの支流の出会いを考慮に入れなければ成らず苦慮して、結局2往復したものの条件に合う良い駐車スペースが見つからず仕方なく長野川出会いの所にMyキャラバンを駐車で雄登と私が本流に入りkidが単独で長野川を遡行する事にしたのです。入渓ポイントに迷い、駐車スペースを探したりで結局川に入ったのは0700を廻ってしまいました。

 雄登と私は本流を遡行するのだがいつものごとくゆっくり仕度して長野川出会いの所に在る急な長い階段を下りて先ずは合流点の右岸を少しやるも全く反応無し。そのまま右岸の護岸伝いに下流へ下り合流点の渕尻で左岸に渡ってここからが遡行本番である。先ずは水温測定で10.3度と相変わらず低めで、先行きが心配。雄登と私の遡行はらしきポイントを隈無く探るスタイルなので遡行距離は短く時間がかかるのだが今回入ったエリアはらしきポイントだらけで隈無く探っているのだが全く反応が得られない。長野川出会いから少し上った所でふと下流を見ると本流竿を振っている餌師の姿が嵯峨沢橋の所に見えたが上流に上ってくる気配は無いのでそのまま遡行を続けるが相変わらず全く駄目ダメの状態で雄登と二人「何で何も起こらないの腕が悪いの?」と顔を見合わせて「いくら下手でも普通チェイスの一つや二つはあるだろうに不思議だ。」「この絶好のポイントで何も無しはおかしいだろう。」とか狐につままれた状態。そうこうしている処へ右岸側に監視員である。状況を聞かれたので「全然ダメ。」と答えると猫越川合流でルアーで釣れているとか言って帰って行ったが、釣れている状況を言いたいのは解るが極々一部で釣れているのを言われてもこの状況では何とも人間の活性が上がらない。
 狩野川漁協さん発行の狩野川全図に書かれている「東流の渕」だと思うが、えらく水深が有る渕であれやこれややっている時に一度だけやる気が全くない20㎝チョイ位のがアスリートの後を付いてきた。「おおっ!狩野川本流でやっと2匹目の魚を見れた!」と声を上げてしまいました。その後は再び沈黙。
 「東流の渕」の直ぐ上の小渕のでは丁度良い感じの所に倒木の枝が在ったので渕尻にアスリートを落としチェイスを見ながら目で追うがチェイスは無い。落とし所を変えて2投目、同じように目でアスリートを追うが渕尻から流れに入った所、丁度立ち位置の横位の所でアスリートを一瞬見失った時にコンと当たりが出てフッキングしたが油断していた上に食いが浅くちょっとの遣り取りでネットに手をかけた処でバレてしまいました。サイズは20㎝有るか無いか位。東流の渕への流れ込みが2つに分かれていたので反対側を上ってきた雄登に「バラシちゃつたよ。」と告げて時間を見ると1000少し前でkidと約束したMyキャラバンに戻る時間まではもう少し有ったが、丁度川から上がり易い監視員が下りてきた所で先を見ると吊り橋が架かっていてこの先は上がるのに困難ではと考え、またあまりの反応の無さに萎え萎えでバラシたのは悔しいもののこの日の狩野川は諦めて川から上がる事にしたのでした。
 Myキャラバンに戻ったがkidが戻ってくるであろう時間まではもう少し有ったので長野川に今一度下りて前回鵜殿さんがバラシた落差工落ち込みとその上のらしき所を少しやってみたが全くのノーチェイスで完全に諦めがつき、移動に備えてウェーダーを脱ぎタックルチェンジをしてから花粉症で喘いでいる鵜殿さんに「ボ」のメールを発信して、kidを待っていると約束の時間丁度に息を切らして走ってkidが戻ってきた。
 kidに長野川の様子を聞くとなんと彼はルアーで狙えるギリギリの川幅の所まで遡行して頭22㎝を含め8匹キャッチしたとの事。しかし遡行距離は地形図上でざっと測って2.5~3㎞位で、途中先行者に出くわし大きく高巻きもした様だが約3㎞で8匹は多いのか少ないのか微妙な感じだ。それにしても約3時間ちょっとでその距離を遡行し帰りは走っても30分かかったとは恐れ入りました。

 結局、午前の部の狩野川は相変わらずの激渋。今回、二人で500m足らずの距離でらしきポイントは数多く有る所を時間をかけてチェックしたにも関わらずやる気無い1チェイスと1バラシのみとはいくら腕がとは言うものの何かおかしい。水温の関係で超低活性で魚が出て来ないのか、考えたくは無いが魚が居ないのか全くもって不思議である。鳴り物入りで今年からルアー・フライに解放された狩野川本流だが釣り人が少ないのは激渋に参っているのは私達だけでは無いからなのではないのだろうか。


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4 コメント

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Unknown (ON AIR)
2008-03-24 20:42:56
部隊長様こんばんは。
今回釣行された場所は、私もチェックしました。
そのまま本流を遡行すると工事やってる場所があります。持越川へ向かう途中に渡る橋下流部分です。
長野川は、長野橋下堰堤に放流アマゴが確認出来ました。去年6月頃に稚魚放流をしたそうですが、
台風が多かったので流されてしまったらしいです。
そのため年越しアマゴが少ないように思います。

しかしkidさんは、マシンガンキャストでランガン
ですかネ。スゴイ体力・・・
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大中流域! (osada)
2008-03-24 23:10:39
部隊長お疲れさまです。
本流は相変わらず渋いですか。意外に難しい川なのかも知れませんね。ある時ドカ~ンがあって、それ以外は静まり返る。そういう川ってありますけどね~??
福島の伊南川や魚野の中流域もそんな感じだと思うな~。大きい川ほどじっくりと長いスパンで追いかける必要があるような気がします。頑張って下さい。
ではまた。
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Unknown (まこ@釣庵)
2008-03-24 23:14:20
こんばんは。
なかなか苦戦されてますね。
でも、苦戦されてる方が行けない身としは安心すると言うのが本音です(爆)。
やっぱり稚鮎を追い始めるまではキビシイのかもしれませんね。
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皆様コメントありがとうございます。 (部隊長)
2008-03-25 01:54:46
ちょっと真面目に仕事に勤しんでおりまして、少し間が空きましたが、一山超えての釣行記に早速のコメントありがとうございます。

ON AIRさん

川の感じは実に良い感じなのですが激渋でした。水温が10度そこそこなのが気に入らないです。流程が長い為か気温の影響を受けやすい感じで内陸の為か夜は未だ冷え込むので仕方が無いのかもですがもう少し温かく成ってからが楽しみかもですね。長野川は上流の方にも入った事が有りますが増水した時に魚が残れる様な渓相でないので流されてしまうのは仕方が無いのかもです。以前に貴殿が書かれていたあのアマゴもこんな感じの犠牲魚かもですね。kidには恐れ入ります。小六の頃から連れ歩いていたので以前は一緒に釣り上がって居たのですが、のんびり釣り上がる私達親子と違い遡行スピードが速いので最近は好きそうな川へ帰還時間を決めて捨てています(笑)


0sadaさん

難しい川ですね、狩野川本流は。何となく昨年の8月の大見川の感じからすると気温が上がり始めると水温も一気に上がってしまい、適水温の期間が短いのではと感じています。osadaさんの言われる通りいつ爆するのか何とも通ってみないと解らないですね。何せ私にとっては初めての年ですから。


まこ@釣庵さん

狩野川本流では相手にされなかったのでホームの河津川に癒してもらいに行きましたです。水温も既に適水温で思いっきり癒してもらいました。次の記事を読んで頂いて地団駄踏んで下さいませ(笑)
狩野川から河津川ポイント移動は30分なんでこれからはダブルが主流に成りそうです。
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