いわをのニューヨークでSink or Swim!?

「Sink or Swim」=「いちかばちか、やってみるしかない」の意。
だって、一度きりの人生だもの。

初体験!“氷上の格闘技”観戦

2010-02-11 06:47:41 | スポーツ

予報されていた「ストーム」にふさわしく、吹雪だった。
あたたかい部屋の中から雪が降る(吹雪だったけど)のを見るのって、
結構いいもんです


今年最初の吹雪、予報されていた通りほぼ終日降り続けていた。
しかも結構激しく。
友人たち曰く、本日は休みになった企業も多いとかで。
日本人の感覚だと、信じられない~!ってなる。
学校ならまだしもねー


この雪にふさわしくか
カナダオリンピック開幕にふさわしくか…
冬を満喫するにふさわしいスポーツ観戦をしてきた。


それは、アイスホッケー。

はっきり言って、多くの日本人にとっては馴染みがないのでは?

あ、でも、こんなこと言いながら今ふと思い出したんだけど、
数年前(もっと前?)、木村拓哉主演の月9ドラマ「プライド」は
アイスホッケーが舞台となっていたよね、そーいえば。
私ちゃんと見ていなかったのだが。



「氷上の格闘技」とも言われるアイスホッケー。
確かに、アイスマンたちが激しくぶつかり合うあの姿には
いろいろなドラマも含まれている気がする。


アメリカでは、
NHL(National Hockey League(ナショナル・ホッケー・リーグ))
として親しまれているスポーツ。


一般的に、

MLB(野球)
NBA(バスケットボール)
NFL(アメリカンフットボール)
NHL(アイスホッケー)

の4つは“アメリカ4大スポーツ”と呼ばれている。


アイスホッケー。
もちろん存在自体は知っていたし
ニューヨークにチームがあることも知ってはいたが、
自分で観戦しようと思ったことがなかったし、観戦する機会もなかった。


だが、今回日本からスポーツ好き(しかもアメリカ4大スポーツ好き)な
お客様がいらしており。
何とその方、あのスーパーボウルをマイアミまで観戦に行ったというツワモノ。

マイアミまで行くのなら…と、日本に帰る前にNYにも足をのばしてくださった。
NY滞在2泊という短い期間ではあったが、
その間に何かやっている試合があれば見たいということで…。

アイスホッケー観戦!というわけ。
私もこんな機会がなければってことで、参加。


ニューヨークには、レンジャースとアイランダースの2つのチームがある。
レンジャースの本拠地は、かの有名なマディソン・スクエア・ガーデン(NYC内)。

一方、同じニューヨークでもロングアイランドを本拠地とするのが
そのままの名の、アイランダース。

チームのファンというよりはむしろ、
マディソン・スクエア・ガーデンでの試合を見てみたいということもあり、
レンジャースの試合があればよかったのだが、
あいにく日程が合わず。

幸い、アイランダースの試合がちょうどよくあったので、
そちらを観戦することに。


初めて足を踏み入れるアイスホッケーの試合会場。



いつもテレビニュースのダイジェストで見ているあの景色と同じだ~
景色もそうだけど、響いてくる音も生ならではだ~
と、何かと感動。


そんでもって更に感動なのが、自分の席。
何とイチバン前、選手のベンチの真後ろ。


平日夜、しかも現在チームが強くないため、
チケットは手に入りやすい。
試合日が近くなるにつれ、チケットの値段は安くなることが多い。


試合開始まで30分ほどあったので、スタジアム内をうろつく。



応援グッズもイロイロあった


アイランダースのテーマカラーは、紺とオレンジ。
このコンビネーション、キュート。
何かで見たな~と思ったら、BEAMSもそうだった?

アイランダースのユニフォームに身を包む地元ファンが
結構いた。



試合前の選手の練習を生で近くで見られるのも、嬉しいポイント


スタジアム散策を終え、自分の席に戻ってみたら。

選手がシューティング練習をしており、
それを夢中で見る子どもたちが自分の席の前にいた。



彼ら、必死に選手の名前を呼んでいる。
ガラス越しに

きっと大好きな選手なんだろうな。
「こっち向いてよー」と、
みんなしてガラスをバンバン叩きながら叫んでる。

何だか愛らしい光景であったため、
「エクスキューズ・ミー」と割って入るのをちょっと待っていたら、
さすが年上兄ちゃん(一番右)。

私が席に座りたいことを察したか、左にずれろと皆を動かした。
それでもその場所を立ち去るのはおしいらしく、
選手が練習を終えるまでずっと張り付いていた。



ミラー・ボウルが回りだし、いよいよ試合開始


肝心な試合、
コレが、想像以上に楽しかった。
(もちろん、ファンにとっては対戦相手やチームの強さ(順位)
によって大きく変わるのだろうけど)



ルールはそこまで難しくない。
(サッカーのように、ゴールに球を入れると得点(ゴール前にキーパーがいる))


そして、ものすごい速さにびつくり。
速くて目が追いついていかない…そしてこの速さ…
無酸素運動のため選手がめまぐるしく変わる。
ある意味その選手交代も神業。



国歌斉唱はゴスペル調(?)であった



自分の席からの視界。
ちなみにコレ、ズームしているわけではなくホントにこんなに近い


目の前に選手が座っているベンチ(客席との間にガラスの壁はあるが)、
好きな選手がいる人には、たまらない席だと思う



選手交代も目の前で見られる




試合前には、埋まっていない席が多いな~と思っていたが、
試合が始まってみたら結構な地元ファンで埋まっていた


ハーフタイム時に観客を楽しませるための、色々なサービスがあった。



真ん中頭上にあるスクリーンに、だれかへの「お誕生日おめでとう」の
メッセージを送ったり





氷を整えると同時に、アイスガールズが客席にTシャツやタオルなどを
客席に向かって飛ばす



目の前に来て、飛ばそうと



皆、欲しーいの図


ちなみに、今回のアイランダースの対戦相手は、ナッシュビル(テネシー州)。
競って面白いゲームだったのだが、
アイランダースが1点差で負けの状態で迎えた残り1分。。。


そこで、タイムアウトをとったアイランダースが作戦会議。


そんな様子も目の前で



…でその結果!?何と、残り11秒のところで
アイランダースがゴールを決め、引き分けに。

会場は大盛り上がり。


引き分けのため、延長戦(5分)をするもそこでも決着つかず


…となるとお次は、シュート・アウト(サッカーのPKみたいなもの)。
3回のシューティングで多く入れた方が勝ち。


1対1の戦い

しかし、このシューティングもお互い1/3のシュートを決め、
シュート・アウトもう1セット。

これで次入れた方が勝ちである…
というときに、見事!アイランダースがシュートを決め、



ニューヨーク・アイランダースの勝ちー



軽やかに舞うアイス・ガールズ(ギャルズって感じ)



いやー、面白かったこのゲーム。
初めて観てこんなに楽しめるとは。

引き分けから延長戦、さらにシュート・アウトの2ラウンドめまで引っ張るとは!

…にしても、アイランダース(地元)ファンのテンション、高いこと高いこと。
相当ゴキゲンな様子が伺えた。



こーいうのも、ホームで観る楽しさのひとつだよね


ちなみに。



本拠地である「ナッソー・コロシアム」はロングアイランドにある
マンハッタンから電車で1時間ほどの距離(結構遠い)、
…で、その駅からさらに車(タクシー)で約10分。
決して便利とはいえないところにある。
地元民ファンは皆会場まで車で来ていた



アイスホッケー。
これからちょっと気になる存在になりそう。

確かに生で見る「氷上の格闘技」は迫力たっぷりで
ゾクゾクするので、ハマってしまう女子が多いのも分かる気がする。

旬なオリンピック(面白いほどこちらでは取り上げられていないのだが…)でも
注目してみようかなと。