新しき 年の初めの 初春の
今日降る雪の いやしけ 吉事(よごと)
(新しい年の初めの新春を迎えて 初雪が段々と降り積もるように 良い事もたくさん積もりますように)
新年 明けまして おめでとうございます。
冒頭の和歌は「万葉集」の最後を飾る「大伴家持(おおとものやかもち)」の歌です。
雪は古代から豊作の恵みをもたらすものとして、吉兆のシンボルでした。
その雪がたくさん積もるように、皆様には今年も神様の恵みを受けて、良い事がたくさん起きることを願っております。
今年は「甲辰(きのえたつ)年」
「春の日差しが、あまねく成長を助ける年」
すなわち「春の暖かい日差しが大地すべてのものに平等に降り注いで、急速な成長と変化を誘う年」だそうです。
すべてのものに平等に降り注ぐという事は、これまで陰になっていた部分も報われ大きく成長することが期待できる年でもあります。
冒頭の和歌のように吉事の重なる年となりますようご祈念申し上げます。
神道では
「神様の恵みを受けるには、ひたすら祈ることが第一で、ご加護を戴くには心の中が正直で清らかである事が大切である」
と考えます。
ご神前ではこの気持ちを忘れずに、新しい年を迎えて、より深い祈りを捧げましょう。
本年が皆様にとって希望に満ちた穏やかな一年となりますことをお祈り申し上げます。
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