三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

NPOコッコロ さくらの音楽会 ゲスト出演

2019年03月31日 | 雅楽
NPOコッコロの主催する
さくらの音楽会2019
にゲスト出演致しました。

雅楽演奏は勿論のこと、楽器説明や

ピアノ、フルート、ソプラノ(歌)
に合わせて
「さくらさくら」「故郷」「国歌 君が代」
の合奏も行いました。

はじめての試みでしたが
雅楽以外の楽器と合奏することができ
とても嬉しく思いました。

いつもは雅楽の曲しか演奏しませんが
西洋音音楽の楽器と一緒に
聞きなじみのある楽曲を演奏することで
様々な可能性を感じました。


今後は
5月14日
八幡浜にて 世界マーマレード大会の催しとして

7月22日
松山市民会館小ホールにて 日本舞踊とのコラボ

を予定しています。

出演依頼などありましたら、ご連絡ください。

三津 嚴島神社
住所:愛媛県松山市神田町1-7
電話089‐951‐1471
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朝日八幡神社 春祭り

2019年03月30日 | 他神社・仏閣
3月24日
朝日八幡神社の春祭りに伊予里神楽を奉納致しました。


加藤嘉明が城を松前から勝山(松山城)に移し
松山藩主となった頃から厚く崇敬された神社です。

藩主の勧めに従い、社殿に朝日の差し込む姿から朝日八幡神社と名乗るようになり

それ以前は山崎八幡宮と称していたそうです。


拝殿内にある社名額は千家尊福の書
出雲大社の宮司を務める出雲国造家に生まれ
埼玉県知事、静岡県知事、東京府知事を歴任したのち、司法大臣もされた方です。


木鼻の彫り物がすごいですね!

伊予里神楽は松山城北・城西地区の神職を中心として組織している惟神会という神楽組で
市内の神社の例祭時に奉納しています。

この伊予里神楽の歴史は古く、約350年前より伝承されていて
五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願するための神事芸能として奉納されています。

例祭後は恒例の餅まき
多くの方が群がっていました。


伊予里神楽が奉納される神社のお祭り日程です。
 
四月十九日   生石八幡神社(高岡町)  
五月 一日   奥土居神社 (東垣生町) 
五月 二日   日吉神社  (南斎院町) 
五月十五日   素鵞社   (西長戸町)
五月十六日   久枝神社(古三津町)
五月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜)
七月十七日   嚴島神社(神田町1-7)
七月二十八日  住吉神社(西垣生町)
十月下旬の日曜 橘若宮神社(立花


無料で見れますので、どうぞご覧ください。
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平成31年 ヒガンザクラ 見頃!

2019年03月26日 | 境内の植物
境内の西側の原っぱにある桜
ヒガンザクラとソメイヨシノ

このところの暖かい陽気でヒガンザクラが一気に開花して
見頃を迎えました。
綺麗な桃色の花を咲かせています。
3月20日




3月24日




3月26日



メジロが沢山遊びに来ています。

ソメイヨシノも少し開花しています。
境内が美しくなる季節がやってきました。

この時期に結婚式の前撮り撮影される方もいます。
ご希望の方はお問合せ下さい。


三津 嚴島神社
愛媛県松山市神田町1-7
電話:089-951-1471


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写真撮影について(アングル等)

2019年03月19日 | 三津嚴島神社祭典
このところ春らしくなり、土日を中心にお参りも増えてきました。

最近では携帯にカメラ機能がついているのが当たり前になり
神社で記念撮影される方が増えてきました。

初宮詣りなどは写真館にお願いされる方や
一眼レフなどのカメラを個人で持ってくる方も珍しくありません。
そこで
境内で撮影する際のアングルについて紹介します。

先ずは一番撮られているであろう拝殿正面で


少し手前に来ると御殿全体が写ります。
勿論撮影する際は本人が主役ですから御殿全体を写す必要はありませんが


当嚴島神社の拝殿の屋根は瓦風の銅板でできており、四国ではかなり珍しい屋根なので
是非写してほしいです。

ちなみにプロが撮るとこうなります。




皆さん正面か斜めから撮影されますが


社殿の横の塀や石垣も絵になりますよ。

この綺麗な亀甲型の石垣は珍しく、今作ろうとしてもなかなか難しいそうです。

プロが撮影すると全く違う雰囲気に


時間帯や季節によっても雰囲気が変わってきますので
境内での撮影も楽しんでください。
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神道青年全国協議会 中央研修 in茨城

2019年03月17日 | 研修・講義・会議
茨城県水戸市で行われた
平成30年度神道青年全国協議会 中央研修に出席致しました。



「氏子と共に歩む時〜過去・現在・未来の中で〜」
と題し行われた研修会
全国の青年神職約350名が集結しました。


第1講
神に仕えて想うこと
鹿島神宮 宮司 鹿島則良先生


第2講
現代社会と氏子
「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ
脳科学者 中野信子先生


第3講
氏子の未来とまちづくり
「ガールズ&パンツァー」仕掛人
常盤良彦先生、大里明先生、杉山潔先生


特に中野先生は著書も読んで予習をして講義を受けたので分かり易かったです。

先生の著書によると
神様の前で祈ることで脳内に良い物質が分泌されるとのこと
ポジティブな「祈り」は「ベータ―エンドルフィン」「ドーパミン」等
といった「脳内快感物質」が分泌されます。

しかしながら、怒り・妬み・恐れといったネガティブな「祈り」は
「コルチゾール」という「ストレス物質」が分泌され
これが脳内に過剰に分泌されると海馬という部分が委縮することが分かっているそうです。

脳科学的にもポジティブに幸せを願うことは良い事と証明されています。


また、研修前には香取神宮にて正式参拝を行い
珍しい黒塗りの社殿の中、良い緊張感の中でお参りさせていただき
香取宮司にもお時間をとっていただきました。

様々なご縁に感謝。
気持ち新たに神明奉仕に励んで参ります。
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「中今(なかいま)」という生き方

2019年03月11日 | 日々のできごと
8年前の今日、震災により多くの尊い命が失われました。
東日本大震災で亡くなられた方々に対し哀悼の意を捧げるとともに、
被災地の早期復興を心よりお祈り申し上げます。




「生まれ生まれ 生まれ生まれて 生(しょう)の始めに暗く
 死に死に 死に死んで 死の終わりにくら冥し」
 
弘法大師 空海の言葉です。


「人は何度となく生き死にを繰り返すけれども、その根源的な摂理はいまだに不可解である」という意味です。
「我々は何故生まれ、何故死ぬのか?」
あの空海でさえ答えが出せなかった問題に悩むより、せっかく授かった人生をどう生きるか、前向きに考えたいものです。

神道には「中今(なかいま)」という言葉があります。
例えば一分前の過去の出来事、過ぎ去った事は変えようがありません。
同じように一分後の事、これから先の事は予測できません。
確実に出来る事は今やれる事を一つ一つ行なう事です。

今直面する一瞬一瞬に全力を尽くす事、神道ではこれを「中今」と言います。
今の自分はこれまでの人生の結果であり、未来の自分は今将来に向かって何をしているかで決まります。
自分の夢に向かって具体的に計画、努力してる人にはきっと幸せな将来が待っているでしょうし
夢ばかり語って何もしない人の前途は自ずから明らかです。

全ては今日一日の自分の過ごし方で決まります。忙しい人ほど一日24時間を上手に使って充実した日々を過ごしています。



アメリカの作家、デール・カーネギーは
「人生とは今日一日のことである」
と述べております。


一瞬一瞬の積み重ねが合わさって一日となります。
「忙中閑あり」「苦中楽あり」
忙しい中にもゆとりの時間を見つけ、つらい仕事の中にも楽しみを見出していく。
こういう心構えが充実した一日一日につながり、ひいては充実した人生へと導いてくれるでしょう。

そして一日の始まりにはまず神棚に手を合わせ今日も一日お守り下さいと神様にお祈りし、
一日の終わりには今日も一日ありがとうございましたと感謝の祈りを捧げましょう。



神棚に額ずき、或いは神社にお参りして、神恩感謝の真心を捧げる事によって必ずや神の御加護を受けて幸せが訪れる事でしょう。

 一日一度の神棚参り 月に一度の神社参り

私達が真摯な祈りを捧げれば、神様は常に私達を見守ってくださいます。
いつも神様にお守り頂いているという安心が心の安定と平安につながります。

神様の御加護のもと、明日何が起こっても悔いのないように
今日一日を大切に、仕事、趣味、余暇と目の前の事に全力で
なるべく楽しみながら取り組んで行く、これが「中今」という生き方です。



一所懸命だと知恵がでる。

中途半端だと愚痴がでる。

いい加減だと言い訳がでる。
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3月2日 三津の日 瀬戸内国際ひままつり

2019年03月04日 | 日々のできごと
3月2日
三津の日に三津浜商店街を中心にイベントが行われました。

瀬戸内国際ひままつり
と題した今回のテーマは「ひま」


私は例年通り「花ひ流し」をお手伝いしました。

これは自分の代わりにおひな様を流すことで罪穢れをお祓いする
「ひな流し」になぞらえて花を流すもので

お花にお名前などを書いた紙を結び付け宮前川に流しました。


その他にも様々イベントが行われ

三津の町は活気づいていました。

来年はどんなイベントが行われるのか

今から楽しみです。
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月次祭 平成31年弥生

2019年03月02日 | 三津嚴島神社祭典
毎月恒例の1日の月次祭(つきなみさい)を執り行いました。


暖かい日が続いたせいか街中では桜が開花しているところもありますね。
当嚴島神社の桜は全くそんな様子はありませんが・・。

3月になり、常緑樹の落ち葉が増えてきました。
若葉の季節が到来しています。

神道(しんとう)には常若(とこわか)という言葉があります。
これは常緑樹のように常に若い葉をつけることで
長く繁栄していくことを表します。

伊勢の神宮では20年に一度建て替えが行われます。
これはこの「常若」の精神にのっとり行われています。
なので1000年以上経っても同じものを建立することができます。

世界にはピラミッドやパルテノン神殿など、歴史ある物が残っていることがありますが
それをどのように、何のために作ったのか定かではありません

私達の細胞も日々新しいものに生まれ変わっているそうです。
3カ月もすれば殆どの臓器の細胞が生まれ変わるとか。


松下幸之助は『経営のコツここなりと気づいた価値は百万両』の中でこう言っています。

心の若さは気の持ちようであり、それは必ず表に現われます。つまり、つねに前へ進む気力さえ失わなければ、
若さはいつも向こうからついてくる、というのが私の信念です。


これは松下幸之助の座右の銘にも繋がる話だと思います。

青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動を続けるかぎり
青春は永遠にその人のものである




今月も気持ちを若く保ち、笑顔で過ごしましょう。
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