goo blog サービス終了のお知らせ 

三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

毎年5月15日【素鵞社 】春祭りに伊予里神楽を奉納しています

2025年05月15日 | 他神社・仏閣

5月15日、素鵞社の春祭りにて、伊予里神楽を奉納いたしました。

私はいつも太鼓ばかりですが、今回初めて四天という四道之将軍として、國を警固する四天の舞を舞わせていただきました。
扇と刀を手に舞う姿に、静かで力強い祈りが込められています。

舞が奉納された素鵞社には、こんな物語が伝わっています。

ーーー

今からおよそ1300年前、天平年間のこと。
伊予の有力な武士・河野氏が、広がる疫病を鎮めてほしいと願い、この地に素鵞社を創建しました。

時が流れ、鎌倉時代の文治2年(1186年)、河野通信が社殿を建て直し、さらに室町時代の嘉吉年間(1441〜1443年)には、河野左馬通智が、地頭であった久枝肥前守通基に命じて社殿を改築させます。

その後も、素鵞社は地元の人々の信仰を集めつづけました。
神社の記録によれば、明治維新まで代官所の祈祷所とされ、毎年欠かさず代官が参拝に訪れていたそうです。

長い時代を越えて守られてきた神社で、今年もまた祈りの舞が捧げられました。
この神楽を通して、地域の平安と皆さまの健やかな日々をお祈り申し上げます。

【伊予里神楽 奉納予定】

4月上旬の日曜 朝日八幡神社(南江戸5丁目1569)
4月19日    生石八幡神社(高岡町917)
5月1日    奥土居神社(東垣生町697)
5月2日    日吉神社(南斎院町1224)
5月15日    素鵞社(西長戸町角田788)
5月16日    久枝神社(古三津町1257)
5月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
7月17日    嚴島神社(神田町1−7)
7月28日    住吉神社(西垣生町1369)
10月下旬の日曜 橘若宮神社(立花1丁目10−27)

※日付が固定されている神社は、曜日に関係なく毎年同じ日に行われます。

コメント

毎年5月2日 日吉神社の春祭りに伊予里神楽を奉納しています

2025年05月02日 | 他神社・仏閣

5月2日には日吉神社(松山市南斎院町1224)の春祭りに「惟神会」の会員として伊予里神楽を奉納しました。

城北・城西地区の神職を中心として組織している「惟神会<いしんかい>」という神楽組で伊予里神楽を演じており、
この「伊予里神楽」は、江戸時代より伝承されていて、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願する為の神事芸能として奉納されています。
惟神会会員が所蔵する資料には嘉永元年のものもあります。

さて、日吉神社では天気も良く大勢の子供たちの声が響く中で神楽を奉納しました。

大魔に抱っこされ元気に育つという言い伝えから多くの方が大魔の前に並んでいました。

日吉神社の由緒を分かりやすく記します。

むかしむかし、この神社はとても大事にされてきた神さまをおまつりする場所として作られました。

・およそ1200年前、嵯峨天皇のころ、越智実勝(おち さねかつ)が、今の滋賀県から日吉大神(ひよしのおおかみ)という神さまをここにおまつりしました。

・1338年、河野通政(こうの みちまさ)が田んぼを神さまにささげて、久留島(くるしま)が神社を建てなおしました。

・そのあと、垣生(はぶ)や関谷(せきや)という地域の武士たちも、神さまにおそなえものをしておがみました。

・1603年、松山の城主、加藤嘉明(かとう よしあき)の家来の足立重信(あだち しげのぶ)さんが、川の工事をするとき、神社の近くに水をためる場所を作って、体をきれいにしてから工事がうまくいくように神さまにおいのりしました。

・1870年、それまで「山王権現(さんのうごんげん)」と呼ばれていた名称が、「日吉神社(ひよしじんじゃ)」にかわりました。

 

――

【伊予里神楽 奉納予定】

4月上旬の日曜 朝日八幡神社(南江戸5丁目1569)
4月19日    生石八幡神社(高岡町917)
5月1日    奥土居神社(東垣生町697)
5月2日    日吉神社(南斎院町1224)
5月15日    素鵞社(西長戸町角田788)
5月16日    久枝神社(古三津町1257)
5月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
7月17日    嚴島神社(神田町1−7)
7月28日    住吉神社(西垣生町1369)
10月下旬の日曜 橘若宮神社(立花1丁目10−27)

※日付が固定されている神社は、曜日に関係なく毎年同じ日に行われます。

コメント

毎年5月1日 奥土居神社の春祭りに伊予里神楽を奉納しています

2025年05月01日 | 他神社・仏閣

5月1日に奥土居神社(松山市東垣生町697番地)の春祭りに伊予里神楽を奉納しました。

奥土居神社の拝殿には、由緒が記された社伝が掲げられていましたので、ご紹介します。

今から約1300年前、神亀年間に伊予守・河野玉純が神殿を造営し、
造化の神である
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、
淤母陀琉神(おもだるのかみ)、
阿夜詞志古泥神(あやかしこねのかみ)
をお祀りしたと伝えられています。

一説によれば、伊予国の豪族・河野氏の祖とされる孝霊天皇の第三皇子・彦狭島命(ひこさしまのみこと)が興居島で御子・小千命(おちのみこと)を授かった際、胞衣(あるいは臍の緒)を箱に納め海に流したところ、その箱が今出の海岸に漂着。

それを拾った漁師が家に持ち帰り、机の上に安置した夜、
「この箱を清らかな地に埋め、造化の神をあわせ祀れば、私の霊は人々を見守り、子を授け、安産をもたらすだろう」
との神託があったといいます。

人々はこの地に「臍緒神」としてお祀りし、多くの人々が霊験にあずかったと伝えられます。
相殿には小千命も祀られていたそうです。

その後、河野氏が代々崇敬し、垣生城主・垣生肥前守が、社殿が城の南に位置することから「奥土居神社」と名付けたとのこと。

また、子宝に恵まれない河野家の娘がこの神に祈願したところ、願いが叶って懐妊。
臨月のある夜、神殿内で出産のときを迎え、玉垣に手をかけ立ち上がった瞬間、玉のような男児を無事出産したといいます。

その喜びから、それまでの村名「波生」を「垣生」(読みは「はぶ」)に書き換え、社殿を修造し大社としたとのこと。
現在も「大門の松」という古木がその名残として残っています。

「なぜ『垣生』と書いて『はぶ』と読むのか」という謎の答えがここに記載されていました。

【伊予里神楽 奉納予定】

4月上旬の日曜 朝日八幡神社(南江戸5丁目1569)
4月19日    生石八幡神社(高岡町917)
5月1日    奥土居神社(東垣生町697)
5月2日    日吉神社(南斎院町1224)
5月15日    素鵞社(西長戸町角田788)
5月16日    久枝神社(古三津町1257)
5月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
7月17日    嚴島神社(神田町1−7)
7月28日    住吉神社(西垣生町1369)
10月下旬の日曜 橘若宮神社(立花1丁目10−27)

※日付が固定されている神社は、曜日に関係なく毎年同じ日に行われます。

コメント

石鎚神社夏季山開き大祭 成就社にて奉仕していました。

2024年07月05日 | 他神社・仏閣

毎年7月1日~10日まで行われる石鎚神社夏季山開き大祭
7月2日~4日まで成就社にて奉仕のお手伝いをしていました。

山開き大祭は石鎚山の麓にある本社にて奉斎されている御神像が、頂上社へ御動座奉祀される間がお山開きの期間となるのです。
御神体は見ることができない神社が通常ですが、石鎚神社では見ることができ、
直接触れてご利益をいただくこともできます。

成就社では御祈祷をするとともに、素晴らしい景色を拝むことができます。

朝日から始まり


3日には綺麗に頂上が見えました。

夜には美しい星空も☆

今年も石鎚山の清々しい空気の中、奉仕できたことに感謝いたします。

コメント

金刀比羅神社の春祭りに伊予里神楽を奉納しました

2024年05月27日 | 他神社・仏閣

晴れ空の下、金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)の春祭りにて
伊予里神楽を奉納しました。

神社からは眺めのいい景色を見ることができます。

今年も無事に奉納することができました。
誠におめでとうございます。

伊予里神楽を奉納する神社の一覧をアップします。

四月十九日   生石八幡神社(高岡町917)  
五月 一日   奥土居神社 (東垣生町697) 
五月 二日   日吉神社  (南斎院町1224) 
五月十五日   素鵞社   (西長戸町角田788)
五月十六日   久枝神社  (古三津町1257)
五月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
七月十七日   嚴島神社  (神田町1-7)
七月二十八日  住吉神社  (西垣生町1369)
十月下旬の日曜 橘若宮神社 (立花1丁目10番27号)

※日程の記載があるところは毎年曜日に関係なくこの日に行います。

コメント

日吉神社の春祭りに伊予里神楽を奉納しました

2024年05月03日 | 他神社・仏閣

上天気となった5月2日
日吉神社の春祭りが行われ、伊予里神楽を奉納しました。


曜日に関係なく毎年5月2日に行われています。

沢山の子供達があつまり、伊予里神楽の後は餅まきを行いました。

伊予里神楽を奉納する神社の一覧をアップします。

四月十九日   生石八幡神社(高岡町917)  
五月 一日   奥土居神社 (東垣生町697) 
五月 二日   日吉神社  (南斎院町1224) 
五月十五日   素鵞社   (西長戸町角田788)
五月十六日   久枝神社  (古三津町1257)
五月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜町4丁目乙74)
七月十七日   嚴島神社  (神田町1-7)
七月二十八日  住吉神社  (西垣生町1369)
十月下旬の日曜 橘若宮神社 (立花1丁目10番27号)

※日程の記載があるところは毎年曜日に関係なくこの日に行います。

コメント

山内神社の春祭りにて伊予里神楽を奉納

2024年04月27日 | 他神社・仏閣

山内神社(松山市南江戸5-1506)の春祭りにて伊予里神楽を奉納しました。

山内神社は、朝日八幡神社のそばにあり、
松山藩士・山内與右衛門久元氏の御霊を祀っています。

石碑より↓

山内與右衛門久元氏は、土佐の山内氏の親戚にあたり大変まじめで、心を込めて藩政に勤め、
32才で目付役に抜てきされるほどの英才であった。

享保の大飢饉で餓死者が3000人も出た時、江戸より視察に来た山内氏は、
領内をくまなく見て回り、飢えた人たちを救うための対策を申し出
た。

しかし、江戸の家老たちは、彼の進言を取り上げなかった。
そして
藩主が謹慎となり亡くなった原因は、山内氏の責任だと責め立て切腹をさせた。

1814年(文化11)定通藩主が、山内氏の忠義を知りこの神社を建てたといわれる。

コメント

生石八幡神社の春祭りに伊予里神楽を奉納しました

2024年04月20日 | 他神社・仏閣

4月19日

生石八幡神社(松山市高岡町917番地)の春祭りが行われました。
参道は出店でいっぱいになり、たくさんの子供たちが来ていました。

祭りにあわせて伊予里神楽を奉納しました。

生石八幡神社の由緒↓
往古、神功皇后御駐蹕の遺跡の岡に鎮座し、伊佐爾波の岡の宮と称えたという。 
貞観元年(西暦859年)奈良大安寺の行教和尚が八幡山に八幡宮を勧請し、
岡の宮と合わせて生石八幡宮と称えた。
 延長元年(西暦923年)越智良利が水田を寄進し、高山に鎮座の三女神を合祀した。
その後越智親経は、国司、源頼義の命で社殿を改築、以来河野代々の尊崇があった。

コメント

5月29日 金刀比羅神社 春祭り

2022年05月30日 | 他神社・仏閣

非常に天気が良く夏日となった5月29日

金刀比羅神社(松山市高浜町四丁目乙74番地)にて春祭りが行われ、
伊予里神楽を奉納致しました。

舞手の減少もありコロナ前の半分ほどの演目となりましたが
3年ぶりに奉納することができて、参列者にも喜んでいただきました。

とても景色の良い神社で
綺麗な青空と海が見える中で舞が奉納でき、神様にも喜んでいただけたと思います。

コメント

日吉神社にて伊予里神楽を奉納

2022年05月02日 | 他神社・仏閣

5月2日に日吉神社(松山市南斎院町1224)にて春祭りが行われ
伊予里神楽を奉納致しました。

新型コロナウイルスの影響でここ2年は奉納できていませんでしたので、
3年ぶりに舞の太鼓を叩くことができました。

境内には沢山の子供たちが集まり、
大魔に抱っこされると元気に育つとの言い伝えから、抱っこをお願いされる親御さんも多く

久しぶりに賑やかなお祭りを目の当たりにいたしました。
誠におめでとうございます。

コメント

伊予七福神 お守り袋 新色が追加しました

2021年02月09日 | 他神社・仏閣
「伊予七福神参り」は松山市とその周辺の七つの神社仏閣をお参りして
心願成就を祈願するお参りです。

各霊場にて御朱印と福の神をお受けいただき、最後の霊場にて
お守り袋をお渡ししています。

年明けにリックにて特集が掲載されたこともあり、
何度もお参りされる方もいらっしゃいましたので、

今までの「赤・緑・黄」に追加して
「白・紫」が仲間入りしました。

七福即生、七難即滅。
古来より七福神参りをすると、七つの福を授かり、七つの災いが消滅するといわれています。
お守り袋に福の神を入れて一年のお守りとしてください。
コメント

橘若宮神社 伊予里神楽奉納

2019年10月29日 | 他神社・仏閣
橘若宮神社の秋祭りに合わせて
伊予里神楽を奉納致しました。

宮司さんが代替わりして、初めての秋祭りです。

今年はお神輿が出ないそうで残念ですが、そのかわりに
大魔(だいま)に抱っこしてもらおうと、多くのお子様連れがお参りに来ていました。


次は来年の春に奉納致します。  
今年も無事、神様の前で奉納することができ、感謝致しました。

伊予里神楽は下記の通り奉納される予定です。

四月十九日   生石八幡神社(高岡町)  
五月 一日   奥土居神社 (東垣生町) 
五月 二日   日吉神社  (南斎院町) 
五月十五日   素鵞社   (西長戸町)
五月十六日   久枝神社(古三津町)
五月下旬の日曜 金刀比羅神社(高浜)
七月十七日   嚴島神社(神田町1-7)
七月二十八日  住吉神社(西垣生町)
十月下旬の日曜 橘若宮神社(立花)
コメント

住吉神社(松山市西垣生町)夏祭り

2019年07月30日 | 他神社・仏閣
松山市西垣生町に鎮座する住吉神社の夏祭りにて
伊予里神楽を奉納しました。

こちらの夏祭りではカラオケ大会が行われ

今回からマテラ豚丼も出店

地域の方が色々と盛り上げてくれています。

梅雨明けと同時に続いている猛暑の中
伊予里神楽を滞りなく奉納致しました。
コメント

石鎚神社 お山開き大祭 

2019年07月08日 | 他神社・仏閣
石鎚神社のお山開き大祭の奉仕を致しました。

毎年7月1~10日まで行われるお祭りです。
石鎚神社本社にて祀られている三体の御神像は
6月30日早朝、本社から石鎚山麓の里々で御旅所祭を斎行しながら成就社へ向かいます。

30日は成就社本殿に御仮泊
翌7月1日信徒の背により「仁」「智」「勇」の順に頂上社へと御動座されます。

通常、本社に奉斎されている御神像が頂上社へ御動座奉祀される間が
お山開きの期間となるのです。

標高1450mにある中宮成就社にて奉仕。
7月7日には七夕祭りが行われ、「豊栄の舞」の伴奏をしました。

また、10年の勤続ということで表彰していただきました。
光栄なことです。


見返遥拝殿(みかえりようはいでん)から山頂が見えます。
御神体であるお山を拝することができます。


成就社から見えたご来光

昨年はこの時期に豪雨があり、臨時の祈願祭をしました。
祈願祭後にピタリと雨が止んだのは驚きました。

しかしながら昨年のことを考えると
このご来光は特別なものを感じます。

西日本最高峰のお山の力をいただき、下山しても神明奉仕に励みます。
コメント

金刀比羅神社(高浜) 春祭り

2019年05月29日 | 他神社・仏閣
5月26日 

高浜に鎮座する金刀比羅神社の春祭りが斎行され

伊予里神楽を奉納しました。

拝殿をよく見ると変わった構造をしてますね

こちらの神社からは海が見えて景色が綺麗です。

神社へと続く参道からは
昨年の平成30年7月豪雨被害の爪跡が残っています。

この辺りは道が狭く、重機が入らないので
土砂をかき出すのも手作業で、大変だったそうです。

これから夏を迎えます。
ハザードマップを今一度確認し
防災対策をしっかり行いましょう。
コメント