三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

熟田津三社詣り守護玉 入魂式

2019年12月29日 | 日々のできごと
当厳島神社にて
伊佐爾波神社、愛媛県護國神社、当厳島神社の宮司が集い
熟田津(にぎたつ)三社詣り守護玉の入魂式が行われました。


熟田津(にぎたつ)三社詣りは熟田津に所縁のある三社
「伊佐爾波神社」「愛媛縣護國神社」「三津嚴島神社」を参拝し
守護玉を頂くお参りです。


熟田津(にぎたつ)とは「古代の港」のことです。

熟田津尓 船乗世武登 月待者 潮毛可奈比沼 今者許藝乞菜
読み方:にきたつに ふなのりせむと つきまてば しほもかなひぬ いまはこぎでな
意訳:熟田津で船に乗り込み月を待つ。潮も頃合、さぁ出陣だ。

万葉集(7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集)に額田王(ぬかだのおおきみ)がこの歌を詠われています。

この歌は遥か万葉の時代、白村江の戦い(663年)の折に斉明天皇が百済救援の為、
飛鳥から朝倉宮(福岡県朝倉郡朝倉町-博多湾からは約40㎞離れて内陸部にある)に向かう際、
伊予の国に立ちより、石湯行宮(いわゆのかりみや)に長期滞在し力を蓄えて熟田津から出発する際に詠まれて歌です。


斉明天皇が白村江の戦いの際に上陸され、
長旅の疲れを癒された道後の石湯の地である「伊佐爾波神社」
途中お休みになられた地である「愛媛縣護國神社」
九州へとご出陣された地である「三津嚴島神社」

喜びの玉「奇魂(くしみたま)」(伊佐爾波神社)
安らぎの玉「和魂(にぎみたま)」( 愛媛縣護國神社 )
繁栄の玉「幸魂(さきみたま)」( 三津嚴島神社 )
の特別・守護玉(御初穂料 各500円)を新年に頂き、三社の御利益をお受け下さい。
お参りの順番に決まりはありません。
自由に三社詣りしてください。
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正月飾り

2019年12月28日 | 日々のできごと
総代さんの協力により
今年も立派な正月飾りが完成しました。
藁を使った正月飾り
農業に携わる方も減り
昔は当たり前のように作られていた縄等も
今となっては特殊な技術になってきています。
総代さんに協力していただき
お飾りや注連縄の作り方も
伝承していただいています。
誠にありがとうございます。
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清掃奉仕

2019年12月27日 | 日々のできごと
いよいよ年の瀬がせまってまいりました。
正月に向けて
お参りの皆様が気持ちよく参拝できるよう
敬神婦人会、老人会の皆様により
境内清掃が行われました。
お蔭様で神様のお庭が綺麗になりました。
誠にありがとうございます。
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令和2年の厄除け三年祈祷について

2019年12月24日 | ご祈祷について

問い合わせが増えてきました厄除け三年祈祷について説明致します。
当厳島神社でお祀りされている
宗像三女神は外難防御の神
として古より信仰されており、
すべての災難を防ぎ、福を招く御利益があるとされています。

年明けから厄祓いのご祈祷を受けに来られる方が多くなっています。
また、宗像三女神は別の御名を「道主貴之神」(みちぬしのむちのかみ)と言い、
陸上・海上・航空の安全を守る神様としても信仰され
一般の方の車祓いは勿論のこと
海上保安部の方々等も安全祈願に毎年来られています。


本厄に該当する方は
男性が25、42、61歳
女性が19、33、37、61歳の方です。
本厄の前年が前厄、次の年が後厄の年となり
三年続けて御祈祷を受けにに来られる方が多くいらっしゃいます。

上記の画像では数え年で表記しています。
数え年とは生まれた時の年齢を0歳ではなく、1歳として数え、それから年が迎える度に1歳を加えて数える年齢です。

つまり、その年に誕生日を迎えてない人は年齢に2歳加え、誕生日を迎えている人は1歳を加えると数え年になります。

この年齢の数え方は、赤ちゃんが生まれた時ではなく、
身ごもったときに既に生命が誕生していると考え、
生まれた時には1歳になっているという考えからきているとされています。


1月中は予約なしで受付けしています。
受付時間は
1月1日は0時~2時まで
それ以降は
9時~16時半まで
お越しいただき受付け次第、随時ご祈祷します。


ご祈祷の時間は20分ほどです。
平日・土日・祝祭日も執り行っています。
駐車場もございますので、お車でお越し頂いても大丈夫です。
祈祷料は
5千円、7千円、1万円、1万5千円
と御札の大きさが変わって参ります。

前厄、本厄、後厄の3年間は人生の分岐点となる大事な時期です。
神様に見守っていただき、実りの多い一年をお過ごしください。

三津 嚴島神社
愛媛県松山市神田町1-7
電話:089-951-1471


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新年の限定御朱印

2019年12月23日 | ニュース
年の瀬迄1週間ほどと迫ってきました。
今年の松山は温暖な気候が続いていましたが
当時も過ぎ、さすがに寒い日が続くようになってきました。
とうぞ風邪などひかぬよう、体調管理にお気を付けください。

さて、
令和2年1月1日~1月13日まで
正月限定御朱印を頒布致します。

当厳島神社の御朱印
末社でお祀りしています寿老神の御朱印
がございます。
初穂料は各500円になります。

初詣の記念にどうぞ。
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松山西中等教育学校美術部 特大絵馬 奉納

2019年12月21日 | 三津嚴島神社祭典
松山西中等教育学校美術部より
来年の干支「子」が描かれた特大絵馬を奉納されました。

このところ恒例となっている絵馬の奉納
最近はモチーフの干支がリアルに描写された絵馬が続いていましたが
今回の絵馬には浮世絵に使われている寄せ絵の技法で制作されており、
40匹以上のネズミで1匹のネズミが描かれています。

受験を迎える生徒の合格祈願や在校生の学業成就の願いが込められています。
部員数が少ない時期もありましたが、今年は多く
皆さん楽しそうにしていたのが印象的でした。


また、今年は松山青年会議所が愛媛マラソンの際に使用した
「言葉溢れる絵馬」も合わせて奉納されました。

既に来年の愛媛マラソンに向けた願い事も多く記入されています。
拝殿左側にありますので、どうぞご自由にお書きください。

皆様の願いが叶いますように
滞りなく祈念致しました。
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次回えひめオーガニックマーケット

2019年12月19日 | 日々のできごと
このところ雨の多い松山
気温はそう変わらずとも、陽が照っていないだけで、非常に寒く感じます。
お日様の偉大さを改めて感じます。
さて、
12月22日(日)10時〜15時
に行われる
いよいよ日が近づいて参りました。
無添加、天然酵母といった
身体に良いものばかり集めたマーケット
色々と説明を聞いているだけでも面白いです。
この機会に是非お越しください。
次回は1月5日に開催予定です。
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天皇陛下御即位奉祝 愛媛県民大会 萬歳楽(まんざいらく)

2019年12月12日 | 雅楽

天皇陛下御即位奉祝愛媛県民大会にて

舞楽 萬歳楽 四人舞
を演奏いたしました。

舞台を大きく使ったおごそかな舞は優美で、変化に富んだ曲調と溶け合い
鳳凰が舞う姿を思い起こさせます。
即位の礼をはじめ、祝賀の際には必ず用いられるおめでたい演目です。

式典に先立ち奉演させていただきました。
満員の会場で緊張感のある中、陛下の御即位を祝い
演奏させていただきました。

※画像はリハーサル時のものです。


次回は12月26日(木)17時~
飛鳥乃温泉(松山市道後湯之町19番22号)中庭にて

飛鳥乃温泉2周年記念イベントにて演奏いたします。
その他にも催しが行われます。

即位の礼にて萬歳楽が演奏されるということもあり
今年は雅楽演奏をする機会が非常に多い一年となりました。

これに満足することなく更に吹き込んで
上達を目指してまいります。

また、演奏依頼などございましたら
下記までご連絡ください。

三津 厳島神社
松山市神田町1-7
089-951-1471
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大嘗宮(だいじょうぐう)見学研修旅行

2019年12月06日 | 神道青年会
愛媛県神道青年会主催の大嘗宮見学研修旅行に参加致しました。

11月14、15日と行われた大嘗祭(だいじょうさい)
陛下が即位後はじめて行う新嘗祭(にいなめさい)を大嘗祭と呼び
御一代に一度しか行われない、大変重要な儀式とされています。

その大嘗祭が行われた大嘗宮が3週間だけ公開されるということで
見学研修を企画しました。

丁度、乾通の公開と重なり
雲一つない好天気に恵まれたこともあり
物凄い人でした!

普段は目にすることのない、皮の付いた木材を使用した鳥居や鰹木
壁に椎の枝がさしてありました。

ここで天皇陛下自らが奉仕されていたと思うと感動いたしました。

その後は下谷神社へ向かい参拝

東日本大震災以降、50以上の仮社殿や鳥居などの施設を支援している
阿部宮司さんに会い、お話を聞かせていただきました。

以前にブログで社殿の奉納先を探していましたが
阿部宮司さんの紹介で福島県いわき市久之浜町に鎮座する
見渡神社に奉納することが決まりました。
人の縁は様々なものを結んでくれるものと実感しています。


翌日は防衛省見学
ここでは三島由紀夫・森田正勝の最後の場所となった
市ヶ谷駐屯地の東部方面総監室や
東京裁判が行われた場所などが移設復元された市ヶ谷記念館
も案内してくれます。

尚、愛媛県神道青年会では毎年命日である11月25日に
三島由紀夫・森田正勝慰霊祭を奉仕しています。


最後に国宝である迎賓館赤坂離宮を見学

特別公開されている即位パレードに使用した
センチュリーオープンカーもしっかりと見ることができました。

内容の濃い研修旅行の中
神主として「祭り」を行うことが本分
ということを改めて感じた研修旅行となりました。
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月次祭 師走

2019年12月03日 | 三津嚴島神社祭典
毎月1日9時半~
恒例の月次祭(つきなみさい)を執り行いました。

早いもので、今年も残るところ一月です。
神社では正月の準備を始めました。

忘年会が始まる方も多いと思います。
一年の苦労を労い、年を忘れる為に行われることが多いですが

年を取っていることを忘れて、上下関係なく懇親を深める意味もあったそうです。

良い年を迎えられるよう
残る一月も充実した時間をお過ごしください。
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