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三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

【5月1日の言葉】辻井親子の物語

2025年04月30日 | 今月の言葉

5月11日(五月第2日曜日)は「母の日」です。
日頃のお母さんの苦労をねぎらい、感謝を表す日です。

5月1日の言葉は盲目のピアニスト「辻井伸行」さんと彼をずっと支えてきた
お母さんの「辻井いつ子」さんの心温まる物語をお届けします。

 

辻井伸行

「お母さん僕は目が見えない。でもいいんだ。ピアノが弾けるから」

「僕は目が見えないのに、母さんは美術館にいって、絵の事をたくさん話してくれました」

「美しい空や、うつくしいもの、風のささやきを心の目で感じられるのは、母の影響です」

辻井いつ子

信行が誕生して視覚障害があると分かったとき、私は絶望の淵に立たされました。
この先どうなるのだろう、不安がのしかかる毎日でした。
ある時、一筋の「光」が見えました。信行が生まれて8カ月がたった頃です。
当時我が家ではショパンの曲を良くかけていました。
ある時彼が全身でリズムをとりながら曲に合わせて足をバタバタさせていたのです。
さらに同じ曲であっても演奏家が異なると反応も違う事に気づきました。

「この子には音楽の才能があるかもしれない!」私達親子に一筋の光が差し込みました。

今思えばその時の「わたしの気づき」が信行の才能を開花させる大きな転換点になったと思います。

「人と比べずにこの子の長所だけを思いきり伸ばしてあげることが、母の私の役目でした」
「子供がやってみたいと言ったとき、『あなたなら出来るかもしれないね』と応援してあげることが、親の役目です」

辻井伸行

「ピアノをみんなに聞いてもらえることが嬉しくて、音楽の世界に入り込み、気が付くと弾きながら、泣いていました」

「目は見えなくても心の目は見えているので、満足してるよ。だから、今から見えるようになりたいなんて思わない」

「だけどもし一瞬でも目が見えるなら、お母さんの顔が見たいです」

 

最後の言葉に感動します!

今日も良い一日を!              

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【3月15日の言葉】神の恵みと祖先の恩

2025年03月14日 | 今月の言葉

【3月15日の言葉】神の恵みと祖先の恩

「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、厳しかった寒さも少しずつ和らぎ、過ごしやすい時候になりました。

3月はお彼岸の時期でもあります。
春分の日に太陽が真東から上がり、真西に沈むことからこの時期に先祖供養する事で、
西方浄土すなわち極楽浄土へ行けると考えられたようです。

この時期にご先祖を供養しお墓参りをする習慣は今も広く根付いています。
こういう機会に静かにご先祖を偲び
「代代のご先祖様のお蔭で今の自分があります。これからも私たちを見守って下さい。」
という感謝の気持ちをこめてお祈りしたいものです。

いかに時代が変わろうと私たちには変える事の出来ない自然の摂理というものがあります。

 一つ目「人間は必ず死ぬ」という事です。

この世に生まれて死なない人は一人もいません。

 

二つ目「自分の人生は自分しか生きられない」という事です。

例えば自分の子供が重い病にかかり、苦しんでいる時、親は代わってやりたいと思いますが、その子の人生はその子にしか生きる事は出来ません。人生に代役はないのです。

 

三つ目「人生は一回限りである」という事です。

過ぎ去った過去を変える事は出来ません。人生にリハーサルはないのです。

 

四つ目「この悠久の宇宙の中で、自分という人間は過去にも未来にも一人しかいない」という事です。

人類が誕生してからどれだけの人間が生まれてきたか、計り知れませんが、自分と同じ人間は一人もいなかったし、これからも生まれてこない。私たちは実に奇跡の様な生命を授かっています。

 

神道では「今の自分があるのは、天地自然の神の恵みとご先祖のお蔭である」と考えます。
父母、その父母と連綿と命が続いてきたからこそ、今の自分がある。

自分の命は自分だけのものではなく、この体の中には神様やご先祖様の尊い命、魂が息づいている。

それを思えば、自分自身を愛し、敬い、悔いのない人生を生きて行く事が、神様ご先祖様の御恩に報いる事につながります。

 

お彼岸のこの時期にもう一度自分とご先祖様の尊いご縁、先祖あっての自分の存在というものを考えたいものです。

 

「かけがえのない命を授かったことを感謝致します。」

いつも神の恵みと祖先の恩を忘れずに清らかな気持ちでご神前に手を合わせましょう。

 

心の幸福は感謝の気持ちから始まり、ひたすら祈る事によって、より大きくなっていきます。

 

今日も良い一日を!

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【3月1日の言葉】マザーテレサの言葉

2025年02月28日 | 今月の言葉

早いものでもう、弥生三月になりました。
弥生(やよい)という言葉の由来は「草木がいよいよ生い茂る」という意味の「いよいよおい」「いやおい」がつまって「やよい」になったと言われ、とても生命力にあふれた意味を持っています。

また段々と暖かくなって、気だるさや眠気を感じやすくなる時期でもあるので、「夢見月(ゆめみづき)」というロマンチックな名前も付けられています。

今月は修道女「マザー・テレサ」の言葉を取り上げました。

「マザー・テレサ」は貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯を捧げ、ノーベル平和賞を受賞、人道援助の活動家として、その遺志を継いで活動する聖職者は世界百か国、およそ4千人に上るといわれます。

春になり草木が段々と芽吹くように、含蓄のある言葉を味わって新たな気持ちで生活して行きましょう!

1 この世で一番恐ろしい病気は「孤独」です。

2 愛の反対は「憎しみ」ではなく「無関心」です。

3 この世界はパンで飢えている人より「愛に飢えている人」の方が多いのです。

4 笑いなさい。笑いたくなくても笑うのよ。人は「笑顔」を欲しているの。

5 世界平和の為にできることは何ですか?いますぐ家に帰って家族を愛しなさい。

6 神様は私たちに成功なんて望んでいません。

ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。

7 他人の批判ばかりしていると、自分を愛する時間が無くなりますよ?

8 大切なのはどれだけたくさんの事をしたかではなく、どれだけ愛を込めたかです。

9 人生の99%が不幸だとしても、最後の1パーセントが幸せなら、その人の人生は幸せなものへと変わりますよ。

10 愛されることより愛することを、理解されるより理解することを。人のために生きない人生など、人生ではない。

11 人生とは美しいものです。楽しみなさい。        マザー・テレサ

 

今日も良い一日を!      

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【2月15日の言葉】心と体の健康

2025年02月15日 | 今月の言葉

旧正月も過ぎて、寒い日が続いております。
時節柄、お身体には十分お気を付け下さい。
今月の言葉は心と体の健康について取り上げてみました。

アメリカのハーバード大学の「ハーバード成人発達研究」は75年にわたり、経済的に貧しいグループと豊かなグループ二つを対象に心と体の健康を追跡してきたそうです。
その結果、次のようなことが明らかになりました。

1、周囲と良い関係を築いている人は、身体的にも精神的にも健康で長生きする。
ほしいだけのお金を手にし、仕事で成功し、肉体的に健康な状態であっても、周りから孤立し、愛情に満ちた人間関係がなければ、結局、人は幸せにはなれない。
家族や友人などと良い関係を築き、地域社会とより良い関係を築けている人は身体的に健康で、精神的にも充足して、長生きするそうです。
反対に、周囲から孤立し、孤独を感じている人は、健康が早く衰え、短命である傾向が強いそうです。

2、人間関係で重要なのは量より質
大切なのは、友人の数やパートナーの有無ではなく、心の底から信頼できる人がいるかいないか、一緒にいて安心できる人、ありのままの自分をさらけ出せる人がいることが重要だそうです。
仕事帰りに愚痴を言い合える信頼できる友人や、つらい事があったときに弱音を吐ける家族の存在が幸せな人生になにより不可欠なようです。
家族と一緒に食事をしながら話をするとき、人はリラックスした状態になり、心を開いて会話をすることができます。食事は家族の人間関係を深める重要な役割があります。誕生日や記念日等、何かあるごとに家族の交流を深めて、和やかなひと時を過ごしましょう。

「心の平和は健康への鍵」    
今日も良い一日を!

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【1月15日の言葉】日々是好日(ひびこれこうじつ)

2025年01月15日 | 今月の言葉

早いもので新年を迎えたと思ったら、もう2月がそこまできております。

今月15日は松下電器(現パナソニック)の創業者「松下幸之助」の言葉を取り上げました。
一代で「パナソニック」を日本を代表する企業に育て上げた方の含蓄のある言葉を肝に銘じて毎日を送りたいものです。
(以下引用文)

年があらたまれば、心もあらたまる。心があらたまれば、おめでたい。

正月だけがめでたいのではない。心があらたまったとき、それはいつもめでたい。

昨日も今日も、自然の動きに何ら変わりはない。照る陽(ひ)、吹く風、みな同じ。

それでも心があらたまれば、見るもの聞くものが、みな新しい。

 

年の初めは元日で、一日の初めは朝起きた時。

年の初めがおめでたければ、朝起きた時も同じこと。
毎朝、心があらたまれば、毎日がお正月。
あらたまった心には、すべてのものが新しく、すべてのものがおめでたい。

 

きのうはきのう、きょうはきょう。
昨日の苦労を今日まで持ち越すことはない。

「一日の苦労は一日にて足(た)れり」というように、今日はまた今日の運命がひらける。
昨日の分まで背負ってはいられない。
毎日が新しく、毎日が門出である。

 

「日々是新(ひびこれあらた)なれば、すなわち日々是好日(ひびこれこうじつ)」

素直で謙虚で、しかも創意に富む人は、毎日が明るく、毎日が元気。

さあ、みんな元気で、新しい日を迎えよう。

                              松下幸之助

 

今日も良い一日を!

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【1月1日の言葉】何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし

2025年01月01日 | 今月の言葉

新年 明けまして おめでとうございます。

冒頭の和歌は「石川啄木(たくぼく)」の「正月のうた」からの抜粋です。

昨年は「今年の漢字」で「金」が選ばれたように、パリ五輪で多数の金メダルを獲得した日本人選手の活躍など日本中が沸いた話題もありましたが反面、政治資金の裏金問題や家計を圧迫した物価の高騰、あいつぐ自然災害や凶悪犯罪など重苦しい話題もたくさんありました。

今年こそは良い年であって欲しいと、冒頭の歌のような思いで新年を迎えられた方も多いことでしょう。

今年は「乙巳(きのとみ)年」

「乙」「いまだ発展途上の状態」を表し「巳」は「植物が最大限まで成長した状態」を意味します。この組み合わせは「これまでの努力や準備が実を結び始める時期」を示唆しています。

すなわち「努力してきたことが実を結び、才能が一気に開花することが期待できる年」でもあります。

本年が皆様方にとって良い事の重なる年となりますよう、お祈り申し上げます。

神道では「神様の恵みを受けるには、ひたすら祈ることが第一で、ご加護を戴くには心の中が正直で清らかである事が大切である」と考えます。

 

ご神前ではこの気持ちを忘れずに、新しい年を迎えて、より深い祈りを捧げましょう。

本年が皆様にとって希望に満ちた穏やかな一年となりますことをお祈り申し上げます。

 

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【12月15日の言葉】「月参り」と「厄除け祈願」

2024年12月15日 | 今月の言葉

今月の言葉は「月参りと厄除け祈願」です。

当社では「月参り御朱印帳」を社務所に準備しております。

これは毎月お参りをして、神様に祈りを捧げて「参拝の印」を押して頂きます。そして一年間連続して毎月参拝されましたら、願い事を記入して社務所にご持参ください。

御朱印帳をご神前に奉納して、毎月一日にそれぞれの願い事をご祈願致します。

毎月神様にお参りをして、清らかな気持ちで、神恩感謝の真心を捧げれば、より一層神様の御加護を頂いて、必ずや心願成就されることでしょう。

新しい年が始まるこの機会に是非月参りを始めて戴いて、嚴島の大神様のご加護を頂きますよう、ご案内申し上げます。

また、当社は前厄、本厄、後厄の三年間お祓いを受ける「厄除三年祈祷」で知られています。

厄年は人生の中でも大切な節目の3年間です。

お祓いを受けると同時に、自分の生活や健康等を今一度見直すいい機会だと、前向きに考えてお祓いを受けましょう。

また、厄年でなくても何か良くないことが続いたり、心配事があって厄祓いされる方や「八方塞がり」(どの方角も塞がっていて、不幸が起こりやすい年)で方災除けのご祈祷を受けられる方もいらっしゃいます。

 何か気になる方は、お祓いを受けてすがすがしい気持ちで一年を過ごしましょう!

 

「神は人の敬により威を増し、人は神の徳により運を添う」

(人はひたすら祈ることにより、神様からありがたいお恵みを受け、益々繁栄、発展するのである。)

 

今日も良い一日を!

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【12月1日の言葉】正月事始めと初詣(恵方詣り)

2024年11月30日 | 今月の言葉

12月1日の言葉は「正月事始め」「初詣(恵方詣り)」です。

今年も正月三が日の混雑を避ける為に、12月13日の「正月事始め」の日より来年のお札や縁起物を頒布致します。

「正月事始め」は文字通り「元旦を迎える準備」すなわち「神様をお迎えする準備を始める日」とされています。

正月を迎える前に神様をお迎えする準備を12月13日から始めるわけです。

神様をお祀りするにあたり、まず家庭の中心に神棚をお祀りしましょう。

日本全国の守り神である伊勢の神宮のお札「天照皇大神宮」
地域の守り神である氏神(うじがみ)様のお札(当社では「嚴島神社御璽(ぎょじ)」)をまずお祀りし、
ほかに崇敬する神社のお札があれば一緒にお祀りします。

そのほかに、玄関には門神(かどのかみ)、台所には水神(みずのかみ)、竈神(かまどのかみ)、トイレには厠神(かわやのかみ)、庭の祠(ほこら)には大地主神(おおとこぬしのかみ)をお祀りします。

そして日々の暮らしの中で感謝の祈りを捧げるとともに、新たに迎える年の幸せをお祈りしましょう。

初詣の起源は「恵方詣(えほうまい)り」といって、その年の「恵方」の方角にある社寺に参拝してその年の幸福をお祈りした事から始まります。

「恵方」というのは陰陽道(おんみょうどう)でその年をつかさどる神様(年神様(としがみさま))がいらっしゃる方角です。
恵方は毎年方角が変わりますが、令和7年の恵方は「西南西」(真西より少し南)です。

恵方詣りの方法は

  • 自宅から見て、「西南西」の方角にある社寺にお参りする。

目的の神社が自宅から見て、西南西の方角にない場合は

  • まず西南西に向かって少し歩いてから、方向を変えて目的の神社へお参りする。
  • 目的の神社の位置が自分から見て西南西の位置になる所まで歩いて、そこから西南西に方角を変えてお参りする

今年はどちらかの方法で「初詣(恵方詣り)」をされてはいかがでしょう!

今日も良い一日を!

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【11月15日の言葉】子供は親の鏡

2024年11月14日 | 今月の言葉

11月に入り、七五三のお詣りが続いております。

この時期、着飾ったお子様の無邪気な歓声とご家族の幸せそうな笑顔が境内にあふれています。

今月15日も七五三にちなんで、子育てに関しての言葉をお送りします。

世界的に有名な教育コンサルタント「ドロシー・ロー・ノルト博士」の

「子供が育つ魔法の言葉」からの抜粋です。

 

「子供は親の鏡」

 けなされて育つと、子供は人をけなすようになる。

とげとげした家庭で育つと、子供は乱暴になる。

叱りつけてばかりいると、自分は悪い子だと思ってしまう。

子供を馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる。

励ましてあげれば、自信を持つようになる。

広い心で接すれば、キレる子にはならない。

誉めてあげれば、明るい子に育つ。

愛してあげれば、人を愛することを学ぶ。

認めてあげれば、自分が好きになる。

見つめてあげれば、頑張り屋になる。

分かち合うことを教えれば、思いやりを学ぶ。

優しく思いやりを持って育てれば、やさしい子に育つ。

守ってあげれば、強い子に育つ。

 

最後に帰ってくる場所。どんな時でも温かく迎えてくれる場所。
それが家庭であり、家族なのです。
そこにしっかりとした自分の居場所があればこそ、人は安心して生きていけるのです。

単純なようですが、博士の長年の経験に裏打ちされた言葉です。

 

「子供は親の鏡」 子供を見れば親が分かると言われます。

じっくりと味わって、実行に移しましょう!

    

今日も良い一日を!       

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【11月1日の言葉】子育てを楽しむためのコツ

2024年11月01日 | 今月の言葉

11月は七五三の月です。七五三詣りは、平安時代に始まり室町時代頃に定着したといわれる習慣です。

男女3歳の「髪置(かみおき)の儀」(それまでそっていた髪を伸ばし始める)

男児5歳の「袴着(はかまぎ)の儀」(袴を着け始める)

女児7歳の「帯解(おびと)きの儀」(ひもで着けていた着物を帯で締め始める)

それぞれの儀式の名残りが七五三詣りです

七五三に因んで今月の言葉は「子育てを楽しむためのコツ」を挙げてみました。

1 今を楽しむ

子供を産む前は「元気に生まれてくれさえすればいい」と心から願っていたのに、いざ子供が生まれて成長すると、周りの子供と比較したり、言うとおりに出来ないとイライラしてつい感情的になってしまう事もありますが、出来ないことばかりに目を向けるのではなく、子供と一緒に過ごす時間をありのままに受け入れて、楽しむように心がけましょう。

 

2 こうすべきと決めつけない

子育てで過度に「こうすべき」と決めつけると、自分を追い込みやすくなり、ストレスがたまり、心が折れやすくなります。時には手を抜いたり、周りの力を借りたりと、適度に力を抜くと良いでしょう。

 

3 心に余裕を持つ

心の余裕は、時間、体力、気力がバランスよく満たされることで生み出せます。一つでも欠けているとストレスを感じやすくなります。

子供は大人より活気に満ち溢れており、一緒に遊ぶだけでも疲れてしまいがちです。

心に余裕を持って、親自身が無理しすぎないように心がけましょう。

 

4 自分の時間を作る

特に小さな子供がいる親は自分の時間がとりにくく、イライラを募らせやすいものです。

我慢しすぎて親がストレスを感じていると、言葉にしなくても自然とそのストレスが子供に伝わり、かえって手が掛かることもあります。両親や兄弟に頼ったり、保育園の一時保育等を利用しながら、たまには自分の時間を作るように意識しましょう。

 

子育ては夫婦が協力してするものです。不満をためないように夫婦間で話す時間をしっかりと取り、お互いのコミュニケーションを深めるよう意識したいものです。

 

今日も良い一日を

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【10月15日の言葉】秋の健康法

2024年10月14日 | 今月の言葉
「天高く馬肥ゆる秋」(秋の空は澄み渡っていて、馬も肥えるくらいに過ごしやすい)
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋と言われる良い時候になりました。
 
同時に秋は寒暖の差が大きく自律神経のバランスが崩れて、体調を崩しやすい季節でもあります。
10月15日の言葉は自律神経のバランスを整える「秋の健康法」について取り上げてみました。
いずれも幸せホルモンと言われるセロトニン、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィンが増えて心身を安定させ、ストレスが軽減し、満足感、幸福感が高まります。
 
1 朝起きたら太陽の光を浴びる
2 起床後、白湯を飲む(体が活動モードに切り替わります)
3 ウォーキングなどの軽い運動をする
4 ビタミンB1を多く含む食品(豚肉、レバー、紅サケ、玄米、豆腐、サツマイモ
そば、ほうれん草やグリーンピース等)を摂取する(神経を正常に機能させます)
5 ぬるめのお湯(38~40度)にゆっくり入る
6 深呼吸やストレッチ、ヨガなどのリラックス法を取り入れる
7 一日7~8時間の質の高い睡眠をとる(ホルモンバランスが保たれます)
 
健康が気になる方はこのうちどれか一つでも習慣にして下さい。
 
ちなみに今、炭酸水がはやっていますが、毎日炭酸水を飲み続けると
1 胃の働きが活発になり消化が良くなる
2 血液中の二酸化炭素が上昇し血行が良くなる
3 腸の働きが良くなり便秘が解消する  
4 体内にたまった老廃物が排出される
5 ミネラルの吸収率が増え骨の健康維持を保つ
6 炭酸が脳に刺激を与えストレスを解消させる
7 肌の新陳代謝をあげ、ハリのある肌に促す
 
以上の効果があるそうですので、是非自身の体で効用をお試し下さい。
今日も良い一日を!
 
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【10月1日の言葉】初代松山城主加藤嘉明(よしあき)と「虎舞(とらまい)」

2024年10月01日 | 今月の言葉

秋祭りの季節がやってまいりました。

10月朔日(ついたち)の言葉は秋祭りに奉納される古三津地区の「虎舞」を取り上げました。

 

今からさかのぼる事400年ほど前の1597(慶長2)年、豊臣秀吉の第二回朝鮮出兵に、当時伊予郡松前(まさき)城主の加藤嘉明(かとうよしあき)が出征しました。

そして翌年春、朝鮮の山中で虎狩りを行い、その頭と皮を秀吉に献上して大変喜ばれたという言い伝えが虎舞の元になっており、

古文書の「加藤家文書」にも記録が残っています。

虎狩りに参加した兵士に古三津出身者が多く、その勇敢さを虎退治の舞で表現したのが「虎舞」です。

毎年秋祭りの宮出し前に露払いとして奉納されます。

黄色の胴体に虎特有の茶色の縞が描かれた虎が、笛や太鼓の音色に乗って所狭しと踊り狂うなか、最後は勢子が鉄砲をもって登場し、死闘の末に虎を退治します。

松前城主だった加藤嘉明はその後、東軍の一員として「関ヶ原の戦い」や地元「苅谷畑(かりやばた)の戦い」で西軍を撃破した功績で徳川家康から松山城築城の許可を得て、初代松山城主となります。

そしてその時「勝山」と呼ばれていた地名を「松山」と改めたのが、松山の始まりです。

当社も「苅屋畑の戦い」で社殿が戦火にあって消失、現在地に社殿を建立しました。

今月の御朱印は虎舞の虎をモチーフした「切り絵御朱印」です。

黒字に金色の印を押しました。

迫力ある虎に元気をもらえそうです。

 

無事を祈って「いってらっしゃい」 愛情をこめて「おかえりなさい」

   今日も良い一日を!

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【9月15日の言葉】「暁(あかつき)の宮出し」と「けんか神輿(みこし)」

2024年09月15日 | 今月の言葉

今年も秋祭りが近づいて参りました。
神社では、春、神様に「五穀豊穣や地域の発展、住民の幸せ」などをお祈りします。
すなわち「神様にいろいろとお願いする」のが「春祭り」です。
それに対して「おかげさまで五穀豊穣、地域も順調に発展し、住民も幸せに暮らしております」「神様に感謝申し上げる」のが「秋祭り」です。

まず「祭典(さいてん)」(10月6日 午前10時)神様に感謝の祈りを捧げ、その後
「神輿」(みこし)に乗り、町内をお回り戴き、より一層のご加護をお願いします。

神様が神社を出られるのが宮出し(7日午前1時)です。

宮出し前(午前零時半)には初代松山城主の加藤嘉明の朝鮮での虎退治にちなんだ「虎舞」が奉納され、祭りムードが一気に高まります。

宮出しは夜明け前に行なわれることから「暁(あかつき)の宮出し」と呼ばれます。

薄暗い中、提灯の明かりと共にかき手が一斉に社殿に走りこんでいく様子は、当社独特の勇壮で幻想的な雰囲気があります。

そして宮出しの際に行なわれるのが「けんか神輿」(はち合わせ)です。

これは私たちも飛んだり跳ねたりすると体が熱くなってくるように「神様も豪快に練ったり、激しくぶつけ合うことで、神様の力がより大きくなり、ご利益を戴ける」との信仰から行なわれる神事です。

「けんか神輿」で、何度も神輿をぶつけることによって、ご神威をよりパワーアップして町内を回って頂き、ご利益を戴くために行なうわけです。

そして各地区をお回りになった神様が、神社にお帰りになるのが宮入り(7日午後9時頃)です。

宮入りでも再び豪快な鉢合わせを行い、再びご神威を高めて本殿にお戻り頂きます。

今年も秋祭りに是非お参り頂き、よりパワーアップした神様のご利益をお受け下さい!
多数のご参拝をお待ちしております!

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【9月1日の言葉】「あいさつの言葉の意味」と「会話のコツ」

2024年09月01日 | 今月の言葉

早いもので今年も一年の三分の二が終わりました。

古くから正月、五月、九月は「正、五、九月」と言って大事な月とされてきました。

農業社会においては、年の初めの正月田植えの時期の五月収穫の時期の九月が節目とされていましたが、
今でも一年の三分の一ずつの節目の月という事で、大切にされています。

こういう節目、節目にまた新たな気持ちを奮い起こして、
明日からの生活を高めていこうというのが、昔ながらの生活の知恵でもあります。

9月朔日(ついたち)の言葉は普段何気なく使っている「あいさつ」の本来の意味と好印象を与える会話のコツについて取り上げてみました。

1「おはよう」は「お早くからご苦労さまです」の意味

2「こんにちは」は「今日はご機嫌いかがですか」の意味

3「こんばんは」は「今晩は良い晩ですね」の意味

4「すみません」は「謝らないと自分の気が済まない」の意味

5「ありがとう」は「有難し」から「めったにない事 貴重なこと」の意味

6「ごちそうさま」は「御馳走様」から、その昔走り回って食材を準備してくれたことに感謝を表す言葉

あいさつは言葉のスキンシップ、コミュニケーションの第一歩ですが、
それぞれの意味や由来を知っていると、あいさつする時の気持ちも変わりますね!

また相手との会話では、

・正しい事を言う人よりも「否定しない人」 

・話題が尽きない人よりも「話の腰を折らない人」

・アドバイスが的確な人よりも「余計な一言を言わない人」

・気遣いができる人よりも「余計なお世話をしない人」

・話が面白い人よりも「聞かれていない自分の話をしない人」 

が好かれるようです。 

思い当たる節がずいぶんありますが、お互い気をつけましょう!

今日も良い一日を!

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【8月15日の言葉】大切な瞬間

2024年08月15日 | 今月の言葉

相変わらず猛暑が続いておりますが、夏休みに入り子供やお孫さんと一緒に楽しい時間を過ごしている方も多い事でしょう。

今月15日の言葉は子供(孫)さんと触れ合う中で、普段はあまり意識しない大切な瞬間を取り上げてみました。

 

子供(孫)を抱っこしてぬくもりを感じた瞬間

子供(孫)と目が合ってニコッと笑った瞬間

子供(孫)ができることがまた一つ増えた瞬間

子供(孫)がお手伝いしようとしてくれた瞬間

子供(孫)が目を輝かせて話をしてくれた瞬間

子供(孫)がじゃれて足にしがみついてきた瞬間

子供(孫)が無事に帰ってきておかえりを言った瞬間

家族みんなで楽しく笑って過ごした瞬間

子供(孫)と過ごした一日を振り返ってみて、大切な瞬間を思い返してみる。

そうすると、子供(孫)と過ごした時間のかけがえのなさに気が付きます。

そして明日も子供(孫)のために、元気で生きて行こうと思えることでしょう。

あっという間に過ぎていく子供や孫との触れ合いの時間、自分の愛情を伝えられる時間は限られています。

この夏休み、ご家族で心に残る素敵な瞬間、大切な時間、楽しい思い出をたくさん作って、お過ごし下さい。

 

今日も良い一日を!

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