三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

林檎犬さんへのコメント回答

2013年10月29日 | コメント・質問の回答

林檎犬さんコメントありがとうございます。

「広島県の厳島さんと三津の嚴島神社さんはなにかしら関係があるのですか?また何故、馬の銅像が鳥居の近くにあるのですか?」

という質問を頂きました。
実はこの二つの質問はよく聞かれる質問でして、何となく気になっていた方も多いかもしれません。

先ず広島の厳島神社との関係ですが、結論からお伝えすると同じ神様をお祀りしています。

厳島神社に限らず、八幡神社、住吉神社、三島神社等同じ全国各地に同じ社名の神社がありますが、基本的にはお祀りしている御祭神が同じです。

厳島神社は宗像三女神(むなかたさんにょしん)という神様をお祀りしています。

この神様は元々福岡県宗像市に鎮座する宗像大社にてお祀りされている神様で、その地域に住んでいた豪族(宗像一族)が海上安全を祈念して航海をしていくにつれて、別の地域に住みついたり、貿易等を行い信仰が広まっていったのではないかと考えられています。

因みに三津厳島神社は宗像大社、厳島神社両方から神様を勧請しております。

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次の馬の銅像についての質問ですが、

元々神社にお米や穀物をお供えするように馬を奉納する風習がありました。
それが本物の馬が奉納されなくなり、銅像として奉納されている訳です。
その名残が絵に描かれた馬つまり「絵馬」になります。

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ですので、全国各地の神社で馬の銅像を見ることが出来ます。

鳥居の近くにあるのは深い意味はないと思います。

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因みにあの鳥居が当厳島神社では一番古い石の建造物になります。

最近珍しく・・・続けざまにコメントを頂いており、有難い限りです。
更新する側と致しましては、コメントや「ブログ見て来ました。」の一言に多大な喜びを感じています。

ご質問等ありましたら、どうぞお気軽に聞いてください。

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