糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

チャタテムシの一種

2009年06月22日 | チャタテムシ目

高倍率マクロで昆虫を、ということで自販機に止まっていたチャタテムシを撮ってみました。
まずは最大倍率で。


次は同じレンズの最小倍率ですが、長い触角が画面に入り切りませんでした。
このレンズは倍率変化が少ないことが欠点といえば欠点です。

国分寺市
E-3 14-42mmリバースマクロ

オオスズメバチ

2009年06月20日 | ハチ目

八王子市の長沼公園にやってきました。
コナラの樹液を吸うオオスズメバチですが、先日玉川上水沿いで見たのよりふた回りはデカイです。
怖いですが、ハエやカナブンが近づけるなら、カメラも近づけるだろうという判断です。

GX200

新ブログ開設

2009年06月19日 | 告知
性懲りもなく、またしても新しいブログを開設してしまいました。
と言っても自分の活動情報を告知するためのブログで、ホームページでHTMLをいじるのが面倒なのでブログにしたのです。
というわけで「最新情報(糸崎公朗ブログゼロ)」を左のブックマークスペースにも登録しましたので、よろしくお願いします。
とりあえず雑誌掲載とワークショップ開催の告知をアップしました。
ついでながらこちらのブログもちょっとだけ更新しました。

クロオオアリ

2009年06月17日 | ハチ目

クロオオアリが組み合ってケンカしてるのかと思ったら、どうも様子が違います。


くいっと曲げたお尻の先から蟻酸を相手に吹き付け、お互いにコミュニケーションしてるようでした。
十数匹のクロオオアリが獲物に群がるでもなく、行列を作るでもなく、ただ集まって時おり口をくっつけたり蟻酸をかけ合ったりして、ネコの集会ならぬアリの集会といった感じです。

国分寺市
GX200

写真集「FOODCHAIN」

2009年06月17日 | 芸術・哲学・宗教・科学
ハイカロリーの山方伸さんに「糸崎さんに見てほしい、すっごい虫の写真集があるんすよぉ!」と言われ、西荻の居酒屋で見せてもらいました。
いや写真集の所有者は坂本政十賜さんで、「FOODCHAIN」と言うタイトルの洋書です。
その衝撃の内容とは・・・


トマトの皮を突き破って中からイモムシが顔を出し・・・


さらにたくさんのイモムシが群がり・・・


トマトを食いつくしてしまいます。
これに続く次のページではこのイモムシはカマキリに食われ、カマキリはタランチュラに食われ・・・と言う具合に食物連鎖が(FOODCHAIN)が表現されています。
で、実はぼくはこの写真集を数年前に渋谷のパルコブックセンターかどこかで見たことがあるのですが、確かにこのとき「衝撃」を受けてガックリきてしまいました。

と言うのも、このトマトを食い尽くすイモムシと言うシチュエーションは、どう考えても「ヤラセ」だからです。
いや、ぼくに知識がないだけなのかもしれないですが、ぼくの知る範囲ではスズメガの幼虫はトマトの実なんか食べないし、ましての中に潜り込むなんてことはあり得ないことです。

冒頭のトマトを食い尽くすイモムシのシーンが「ヤラセ」だとすれば、「FOODCHAIN」と言う写真集そのものが無意味です。
イモムシに続くほかの「食物連鎖」のシーンはそれほど不自然でもなく、ノンフィクションなのかもしれませんが、しょっぱながヤラセだと全ての写真が「無意味」になってしまいます。

この写真集は「上質なネイチャーフォト」を装ってますから、このようなヤラセはかなり「悪質」な部類に入ります。
それでヒドイことする人がいるなぁ・・・と思って衝撃を受けガックリきてしまったのです。

それであらためてこのブログの読者にお聞きしたいのですが、この「トマトを食い尽くすイモムシ」は本当にヤラセなんでしょうか?
いや、海外に生息するスズメガの幼虫にこのような習性のある種類がいるのだ、と言う事実があるなら、ぼくはスズメガに対して認識を改めなければいけませんし、山方さんにも坂本さんにも謝らなくてはいけません。

しかし自分の「感覚」を信じるなら、このようなシチュエーションは絶対にあり得ないことです。
と言うわけで、コメント欄にて皆さんのご意見お待ちしております。