糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

KIRON 105mm F2.8 MACRO

2009年06月04日 | カメラ網

またしても無駄な買い物をしてしまいましたが、もう買いません、当分は・・・
OMマウントの古いマニュアルフォーカスレンズなので、E-3に装着してもAFはもちろん自動絞りも利きません。
KIRONはキノ精密工業のブランドで、輸出専門の交換レンズメーカーだったので日本ではあまり知られていません。
しかしその性能はピカイチといわれて惹かれたのですが・・・


レンズ先端は引き出し式のフードが内蔵され、内側には植毛までしてあります。
レンズ名や距離表示などの文字は印刷で安物の印象ですが、鏡筒自体はしっかりした金属製で、高級感もあります。
そのかわり重量は最新のシグママクロ105mmF2.8よりもかなり重いです。


最大の等倍撮影時まで繰り出すとこんな感じ。
フードは邪魔なので引っ込めてあります。
後群分離式フォーカスなので、意外に繰り出し量は少ないです。
等倍でのワーキングディスタンスは約13cmで、E-3の内蔵ストロボがけられないのが便利です。
いや、基本的に不便なレンズなので趣味の自己満足の世界でしかありませんが・・・

ホタルブクロ1

2009年06月04日 | 植物界

KIRON 105mmでホタルブクロを撮ってみました。
花全体を深度に収めるためにF8に絞ってますが、かなりいい感じの描写です。


花の入り口部分の毛を、等倍で撮影してみました。


次はその奥のメシベです。


さらにその奥のオシベ。
キキョウ科なので、同じ科のキキョウソウと花の構造が似ています。

カメラはE-3ですが、内蔵ストロボだけでこれだけ撮れてしまうのは、大したもんだと思います。
等倍での描写もかなりいい感じです。

国分寺市

ホタルブクロ2

2009年06月04日 | 植物界

ホタルブクロの「4×3mmの世界」です。
まずは花の内側に生えている毛です。


毛の生え際ですが・・・この毛はひとつの細胞がニューッと長く伸びたもののようですが、どうなんでしょう?
同じように見える毛でも、植物によってそれぞれ構造が違って面白いです。


メシベはキキョウソウのものに似ています。
全体に白いので構造が分かりにくい写真になってしまいました。


実際はこのように道端にさりげなく咲いているわけです。
このシリーズは、望遠マクロより広角マクロと組み合わせたほうがいいでしょうか?

国分寺市
E-420 14-42mmリバースマクロ
GX200