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糸崎公朗ブログ1・路上ネイチャー協会

写真家・糸崎公朗のブログです。『子供の科学』と『デジカメWatch』で連載をしています。

アブラゼミ

2011年07月25日 | カメムシ目

柏崎市から長岡市を経由して国分寺に朝帰りしましたが、アブラゼミが止まってました。
あちらはセミが鳴き始めていたようですが、こちらではまだのようで、この人も「間違って」出てきたと言えるかもしれません。

GRD3

カメムシの一種

2011年06月30日 | カメムシ目

歩きながら読んでた本に止まった2mm程度の虫。
よく見たらカメムシの一種でした。
読んでたのは小出裕章さんの『放射能汚染の現実を超えて』で、1992年に出された本の復刊です。
チェルノブイリ原発事故から日本の原発の危険性を訴えてますが、我ながら今ごろ読んでるようでは遅すぎだと痛感しました・・・

国分寺市
CX5

アカスジキンカメムシ

2011年05月25日 | カメムシ目

今日は昆虫写真家の尾園暁さんに、湘南のフィールドを案内してもらいました。
アカスジキンカメムシを撮影される尾園さんですが、カメラの構え方がさすがプロ・・・参考になりますw


同じ虫をぼくが撮るとこんな感じに。
いかにもただ撮っただけの凡庸な写真ですが・・・


拡大するとこの通り・・・1920×1200ピクセルのパソコンモニターに等倍表示した画像をスクリーンショットして、さらにそれを縮小して掲載してます。
PENTAX645Dに120mmマクロを装着してますが、恐るべき解像力です。

藤沢市

ケブカキベリナガガスミカメ

2011年05月02日 | カメムシ目

先日アップしたカメムシの一種ですが、ケブカキベリナガガスミカメであることが判明しました。
今日見つけたのはコナラの虫コブを吸っていて、そう言えば以前も同じシチュエーションで撮ったのを思いだし、検索をかけてみたのです。



カメラを近づけたら葉っぱの裏回って逃げ、裏側からも吸ってます。
以前の記事では吸っていたのは虫コブではなく、クモの卵膿だという指摘がありましたが、これは虫コブではないかと思います。

国分寺市
オリンパスXZ-1 + クローズアップレンズ

日本産セミ科図鑑

2011年04月07日 | カメムシ目

著者のお一人である税所さん(Zikadeさん)に献本していただいたのですが、送っていただいた直後に長野に帰ったりして、戻ってきてもアタフタしてて紹介がすっかり遅れてしまいました。
しかしセミの季節はまだちょっと先なので、十分に間に合いますw


ほぼ全ページカラーで写真満載、鳴き声の波形と、付録にCDも付いてます。
ぼくとしては、このページの右下「電線に産卵する♀」が気になりますが・・・
ともかく非常に気合いの入った図鑑で、セミも楽しいけど「セミ好き人間の情熱」もまた楽しい、といった感じの一冊です。

出版社の情報はこちらから。
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=2976

ヨコバイの一種

2011年02月08日 | カメムシ目

4mm程の小さなヨコバイを、リコーCX5の望遠マクロにて・・・


こちら失敗写真ですが、ストロボ発光部に指が掛かってしまいました。
CX5は新機能のAFセンサーを搭載したため、ストロボ発光部がボディ端に寄っていて、持ち方を気をつける必要があります。


日比谷公園に生えていたツワブキの葉裏にいました。
向こうに見えるダヴィンチミュージアムは入場料がせんはっぴゃくえんもしたので今回はパス。
そのあと国立新美術館に行ったら、なんと休館日でしたw

マエムキダマシ

2010年12月31日 | カメムシ目

このブログでの今年最後の写真として、上記のケンコークローズアップシステムでマエムキダマシの成虫を撮ってみました。
もとのレンズが53mmなのでワーキングティスタンスが長めなのはいいですが、被写界深度が浅いのでピント合わせは苦労します。
画質はまぁまぁと言ったところで、あまり倍率を上げすぎない方がシャープな写真が撮れるレンズのようです。

この虫がユニークなところは、このブログで何度か書きましたが「体の前後」を擬態している点です。
写真の右側がこの虫のお尻側なのですが、翅に黒い目玉模様があり、おまけに脚のような筋模様まであって、体の前後を偽っているのです。
虫の捕食者はたいてい頭を狙ってきますから、襲いかかる的が思ったのとは反対方向に、ピョンと跳ねて逃げるわけです。
体長5mm程度の小さな虫で、ヤツデなど常緑の葉裏に止まっていて、なぜか冬によく見かけます。
この時期の天敵はシジュウカラなどの野鳥だと思うのですが、彼らは眼が良いのでこの擬態は効果的かも知れません。

ということでぼくはこの虫を「マエムキダマシ」と勝手に命名したのですが(笑)正式な和名は「クロスジホソサジヨコバイ」と言って非常に覚えにくいのです。
これに限らず虫の名前は覚えにくいものが多くて、ぼくは辟易してるのですが、そのアンチテーゼとしてこういう名前を付けたわけです。
覚えにくい名前というのは「記号の羅列」であって、覚え方のコツを掴んだ専門家以外の、一般の人には取っつきにくいものです。
こんな和名ばかりでは、世間の興味を虫に向けさせることは難しいのです。
だからぼくは記号ではなく「イメージ」に即した名前を付けるべきだと思っているわけです。
つまり、ジャック・ラカンの概念の応用で考えると、<象徴界>の名前は覚えにくく、<想像界>の名前は覚えやすく親しみやすいのです。
ともかく、名前については「日本命名協会」の発足も視野に入れて(笑)考えていきたいと思ってます。

国分寺市
E-P1