新!編集人の独り言

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若かりし頃の話

2008-07-05 06:28:05 | Weblog
「今度の金曜日親睦会でボーリング大会やるから」
課長がニコニコしながらみんなに通達した。
『やっばいなぁ・・・』
というのも自分、当時ボーリングをほとんどやっていない。
さらに基本的に球技は苦手・・・
「今回は優勝狙うからね」
課長・係長と盛り上がってる・・・・

仮病使って休もうかなと思ったんですけどね、それやると月曜日にまた何言われるかわかんないし・・・
「あの・・・自分ボーリング苦手なんです」
「あ?あんなの簡単だよ、ボールをただ転がせばいいんだから」
「いや、あの」
「優勝するからな、編集人君も頼むよ」

・・・頼むよって・・・・
入社して一ヶ月・・・このあたりから胃がキリキリと痛み出してきているんです。

そして、ボーリング大会当日。
課長とってもうれしそう、自分はというと・・・仮病使って帰るかな・・・
終業時間になって、ボーリング場に行く面々・・・
これがね、個人戦だったら笑って済ませられるけど、この日は団体戦。

ボーリング場について再度課長に
「自分本当にボーリングやったことないですから」
「だから、ガーターさえ出さなければいいんだよ」

いや、そのガーターの可能性が高いんだって・・・

ボーリング大会開始
次々とストライクやスペアを連発する課長・係長
んで、自分の一投目・・・

ご想像通りのガーター

あっ、やっちまった!

レーンから戻ってきた時課長が鬼の形相。
「何やつてんだよ」
「すみません」
「あれ、全部とれよ、スペア狙え、スペア」

そんなこと言ったって一発目ガーターだって・・・
二投目・・・6本くらいだったかな?中途半端に終わる。

「お前、いい加減にしろよ、俺たちの努力をパァにしやがって」
「仕事もできない、ボーリングもできない。使えない奴だな、お前」

胃が痛くなってきた・・・

こんな調子で課長・係長の快進撃を自分がブレーキかける状況でゲームは進行。
なんとかそれでも優勝したのが幸いだったか、その後の懇親会は課長はいたくご機嫌ちゃんでした。
自分はというと会場の隅で気配を消してました。
はやく開放されたいなあ・・・という気持ちが強かったですね。

明けて月曜日
出社すると課長たちはボーリングの話題で盛り上がってる
「おはようございます」
「ある意味お前がMVPだったよ」
「えっ」
「他の部署に対するハンディキャップだな。スリリングで面白かったよ」
週の初めにいきなりテンションを落としてくれる発言だ・・・

「編集人くんね、ボーリングも仕事も一緒でね、一生懸命やらないと使い物にならないんだよ。中途半端にやってるからボーリングだってあんなブレーキになっちゃうんだよ」
「・・・・・・」

もうね、これ言われた時「これから一生この人と付き合うんだな」と思うとなきそうになりましたね・・・

次回に続く・・・

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