座れないものですなぁ。

昨日の帰りの話

東西線で珍しく座れたんですよ。
自分としては座ってても立っててもどっちでもよかったんですけど、まあせっかくだから座ろうと。
そっから二駅、茅場町でベビーカーを押して、背中に赤ちゃん背負った女性が乗ってきたんですわ。
となりのオヤジとかはこういうの見ると寝たふりするんだよねぇ。
譲ってやれよなぁ（苦笑）
見るからに辛そうじゃんか。

んで、自分が席を譲ろうと席を立ったんですよ。すると立っている親父が座ろうとしたんですかね、こっちにターゲットロックしてきました。
「どうぞ、座ってくださいな」
女性に声かけてあげました。女性は本当にすまなそうな顔をして
「すみません」
いえいえ、当然の事ですよぉ。
で、その席にすわろうとしていた親父。バツが悪いんでしょう。その場に立って周りの広告に目をやってました（笑）
すると自分のとなりの女性（これまたわかい姉ちゃん）が、
「こっちに座ってください。角だから楽でしょうから」
おっ、譲り合いの精神、いいねぇ。

女性は角の席にすわって席を譲った女性と自分に会釈をしてくれました。
いや、当然でしょお。

で、こっからが不思議現象なんですけど、結局女性は角に座ったから自分が譲った席はまんま空いてるんですね。
自分とか、女性はハナっから譲った訳だから、座るわけないでしょ？
でも、誰も座らないんですねぇ、これが。
やっぱりどうしてこの席が空いているのかという経緯をみんな知ってるから、ここに座ると「なんて奴だ」っていう目で見られるのは必至（笑）

で、駅について乗客が乗ってきますわな。
席空いてるのに・・・座らない（笑）
座ろうとして・・・・辞める奴が続出（笑）
なぜ？経緯知らないのに、座れない奴だらけ。

座りゃあいいじゃんねぇ。

これもねぇ、周りの『座りたいけど経緯を知っている奴』が座るんじゃネエオーラを出しまくっている訳でして、そりゃあ気がひけるわなぁ。
結局女性が駅を降りるまで、その席は空いたまんま。

降りたとたんに席の争奪戦になってました。
つか、そっちのほうがよっぽど浅ましいと思うんだけどねぇ。

まあ、疲れてるのはわかるし、座りたいのもわかるけどさ、プライドは持って欲しいよな。
若い人のほうがその点については絶対しっかりしてるよ。
大人のほうがみっともないです。というより見栄だよね、プライドというよりは。

まあ、時と場合によっては、席は譲ったほうが精神的に疲れないというエピソードでした。

んなこって・・・