ある親子の会話

先に書いておきましょう

「フィクション」です「フィクション!」

ある日の夜、会社から帰った主人公の携帯に電話がなった。
電話は母親からだった
「ねぇ、ちょっと教えて欲しいんだけど」
「何?」
「目覚ましかけたいんだけどさ」

はぁ、何言ってるんだろ、ついに『始まったか?』
「うん、目覚ましが何?」
「あのさ、ＯＮとＯＦＦって何?」

・・・あんだって???

「いや、ＯＮは入れるでＯＦＦは切る・・・だろ」
「うん、そうなんだけどさ、目覚ましかけるときはＯＦＦかねぇ」
「いやいや、目覚ましという機能を使うんだから、ＯＮだって」
「だって、ＯＮだとなんかいきなり音鳴りそうだし、ＯＦＦにしとくかねぇ」
「いや、それは意味ないっしょ」
「大体何で最近の機械は横文字使うのかねぇ、こちとら英語わからないから困っちゃうよ」

いやいや・・・ＯＮとＯＦＦくらい普通にわかるだろ・・・

「いや、目覚ましかけるんだったら、ＯＮにしないと音鳴らないし」
「うーん、困ったねぇ」
「いや、何がしたいの？？」
「えっ、目覚ましかけたいのよ」
「だったらツベコベ言わずにＯＮにして寝ろってば」
「そう・・・やっぱり目覚まし辞める。大体、その時間より早く起きるんだろうし」

・・・・何・・・何なの？？

言うだけ言って母親は電話をガチャッと切った。


虚しさだけが残った・・・



これ「フィクション」だからね。くどいようだけど
んなこって！