3ヵ月後も落ち着かなければ最悪です・・・
2月のコンビニ売上高、4.7%減 9カ月連続の前年割れ
3月23日16時49分配信 産経新聞
日本フランチャイズチェーン協会が23日発表した2月の主要コンビニエンスストア11社の既存店売上高は、前年同月比4・7%減の5258億円と9カ月連続の前年割れとなった。消費者の低価格志向の高まりから、既存店の来店客数は同2.1%減と8カ月連続で減少した。加えて商品の購入点数の落ち込みもあり、客単価が同2.6%減と15カ月連続でマイナスとなったことが響いた。
新店を含む全店売上高も同2.0%減の5712億円と8カ月連続の前年割れ。全店の来店客数は0.%増とかろうじて2カ月連続で前年を上回ったものの、客単価が同2.1%減と落ち込み、来店客数の微増を補えなかった。
所得や雇用不安を背景にした消費者の低価格志向に加えて、家庭内で食事をとる「内食化」の広がりがコンビニ各社を直撃し、主力の弁当類などの販売の伸び悩みが売上高を押し下げた格好だ。
原因は色々ありますけど、去年の今頃当たりから「タスポ景気の終了」があって、3月辺りから『激しい落ち込み』が始まったって言われていたじゃないですか。
自分もここで指摘してましたけど、一昨年、タスポで神風が吹いたコンビニ業界なんですが、このチャンスをモノにせず浮かれていたところが去年の3月からタスポ効果がなくなり、物凄く落ちてしまったと。
ちょうどそれが今年の7月くらいまで続くんですよ。
これが多分一番大きいはず。
つまりこの7月以降、落ち込んでしまうと、ちょっとコンビニ業界は深刻ですね。
他にもあります。
デパートや色々なところで激安弁当を始めた事。
コンビニからすれば弁当は命みたいなもので、その命といえるものに他業種が本格的に力を入れてきた訳だし、スーパーなんかは自家惣菜をうまく使った手作り弁当や規模を利用した激安弁当を導入してきた訳でしょ。
300円以下の弁当なんて、まさにそれだもんね。
コンビニは配送費とか色々かさむからどうがんばっても400円くらいはないと厳しいですからね。さらにそこから本部負担や子会社負担で値引きキャンペーンをやったわけですからね。
これって一時的なカンフル剤としては有効なんだけど、頻繁にやった事でお客さんがマヒしちゃっちたんですよ。
つまりこの一年間はどうあがこうが売上は落ちる仕組みなんですよ。
問題は8月以降。
タスポによる売上減は落ち着くので、それでも落ち込むとなると、その会社の本部力だったり努力不足だったりすると思います。
さあ、どーなっちゃうんでしょうか・・・