新横綱が休場です。この事態を協会幹部がどれだけ真剣に考えているか? あまり考えていないのでしょうね。横審も何も考えていないと思います。ただ、多くの良識ある人々にとっては「やっぱり」と納得できることではないでしょうか? 「横綱は成績が上がらなければ辞めるしかない」地位です。休場で誤魔化しながら体調がよい時だけ頑張るというのは、白鵬が植え付けた悪しき伝統です。それで積み上げた優勝回数に何の価値もない。まあ、白鵬の場合にはそれ以前の問題でしたが・・ 多くは語りません。
1敗同士の相星決戦は高安が大の里を破って単独トップに立ちました。2敗で追うのが、大の里・尊富士・美ノ海の3力士です。十両は草野が全勝で走り、2敗までの力士がいなくなったため独走状態です。角界に入って1年、新十両に全勝を許すとあっては、既存の力士たちは情けないと感じないといけません。
では、10日目の三段目取組結果です。
【10日目】
東 | 決まり手 | 西 | ||
小城ノ正 | 〇 | 突き落とし | ● | 白竜 |
木瀬の海 | 〇 | 寄り切り | ● | 旭大龍 |
朝心誠 | ● | 突き倒し | 〇 | 泉翔鵬 |
関本 | ● | 寄り切り | 〇 | 富士泉 |
浜田山 | ● | 押し出し | 〇 | 絢ノ富士 |
石東 | ● | 押し出し | 〇 | 欧翔山 |
寅武蔵 | ● | 寄り切り | 〇 | 天風 |
山根 | ● | 下手投げ | 〇 | 関塚 |
今村 | ● | 寄り倒し | 〇 | 鈴ノ富士 |
克乃富士 | ● | 寄り切り | 〇 | 多良浪 |
西大司 | ● | 寄り切り | 〇 | 小滝山 |
雷鵬 | ■ | 不 戦 | □ | 北勝龍 |
桑江 | ● | 小手投げ | 〇 | 朝大洞 |
濱ノ海 | 〇 | 寄り切り | ● | 朝乃丈 |
大雷童 | ● | 押し出し | 〇 | 狩野 |
栃登 | 〇 | 上手出し投げ | ● | 悠錦 |
旭水野 | ● | 叩き込み | 〇 | 東照山 |
西御許 | ● | 送り出し | 〇 | 琴翼 |
藤乃若 | ● | 寄り切り | 〇 | 旭天道 |
照寶 | ● | 叩き込み | 〇 | 清乃海 |
旭将里 | 〇 | 押し出し | ● | 藤宗 |
和気乃風 | ● | 引き落とし | 〇 | 丸勝 |
大畑 | ● | 足取り | 〇 | 朝氣龍 |
古田 | 〇 | 足取り | ● | 出羽ノ城 |
安芸乃山 | 〇 | 押し出し | ● | 鳩岡 |
天惠 | 〇 | 突き倒し | ● | 須山 |
大新海 | 〇 | 押し出し | ● | 若輝元 |
村山 | 〇 | 上手投げ | ● | 神谷 |
富豊 | 〇 | 押し出し | ● | 林龍 |
小城ノ浜 | 〇 | 押し倒し | ● | 昂輝 |
穂嵩 | ● | 押し出し | 〇 | 納谷 |
小力 | ● | 寄り切り | 〇 | 清田 |
幸乃富士 | ● | 叩き込み | 〇 | 隆嵐 |
白旺灘 | 〇 | 押し出し | ● | 琴ノ藤 |
豪聖山 | 〇 | 押し出し | ● | 毅ノ司 |
寒風山 | 〇 | 叩き込み | ● | 諒兎馬 |
若雅 | 〇 | 引き落とし | ● | 豊翔 |
徳之武蔵 | 〇 | 掬い投げ | ● | 清の花 |
西大司は小滝山に敗れ、3勝2敗となりました。勝ち越しはお預けとなりましたが、大事なのは次の一番です。勝つ為の努力を惜しまず、全力で勝ち越しを目指して欲しいと願っています。
【11日目の取組】
東 | 西 | |
藤雄峰 | - | 香富士 |
小城ノ正 | - | 剛士丸 |
幹希の里 | - | 朝阪神 |
白竜 | - | 龍司 |
誠道 | - | 木瀬の海 |
旭大龍 | - | 浜田山 |
新屋敷 | - | 琴江頭 |
流武丸 | - | 山根 |
東華山 | - | 大海 |
東輝龍 | - | 滑翔 |
泉翔鵬 | - | 豪の湖 |
今村 | - | 天風 |
柏葉 | - | 永田 |
栃満 | - | 北勝就 |
鈴ノ富士 | - | 小滝山 |
桑江 | - | 佐田ノ国 |
西大司 | - | 朝大洞 |
赤虎 | - | 朝天舞 |
北勝龍 | - | 栃登 |
醍醐山 | - | 狩野 |
悠錦 | - | 東照山 |
西御許 | - | 千代大和 |
魁佑馬 | - | 羅漢児 |
照寶 | - | 藤乃若 |
錦国 | - | 流馬 |
豪白雲 | - | 朝玉勢 |
福津海 | - | 龍成山 |
琴大龍 | - | 藤宗 |
須山 | - | 出羽ノ城 |
鳩岡 | - | 高馬山 |
太秦 | - | 朝乃山 |
川村 | - | 安芸乃山 |
碇潟 | - | 風栄大 |
大新海 | - | 小城ノ浜 |
佐田ノ輝 | - | 昂輝 |
穂嵩 | - | 富豊 |
鋼 | - | 諒兎馬 |
矢後 | - | 白旺灘 |
竜勢 | - | 大昇龍 |
寒風山 | - | 毅ノ司 |
若雅 | - | 豪聖山 |
西大司は11日目に高砂部屋の朝大洞と対戦します。お互いに勝ち越しのかかった相撲ですからガチンコの勝負が期待できます。朝大洞は令和2年3月初土俵の20歳、最高位は三段目23枚目です。西大司とは初顔合わせとなります。長身で体重もある取りにくい相手ですが、気持ちで負けずに勝ち越しを決めましょう。全力で勝ち切ってほしいと思います。
場所はあと5日。優勝争いは佳境を迎えます。
豊昇龍の師匠、立浪にしても元々は大島部屋の力士でしたが、分家の出身が本家の親方なるという当時としては暴挙に近かった(自分の師匠の上に立つ)のですが、協会内での立場は危ういのではないかと推察します。
そういう協会内での綱引きがあるのか、ないのか、よく分かりませんが、何かがありそうですね。
相撲協会と高野連、ほんとによく似ています。