選抜5日目も2回戦3試合が行われました。
【第5日目】
▽2回戦
光-彦根総合
常葉大菊川-専大松戸
城東-東海大菅生
WBCの裏で注目度があまり高くないのかも知れませんが、高校生にとってはそれも良いかなと思います。野球が注目される場面は一つではないのですから。
試合結果です。
▽2回戦
光 000 000 011│2
彦根総合 000 000 000│0
(光)升田-福原
(彦)藤田・野下-森田
常葉大菊川 000 000 000│0
専大松戸 300 000 00X│3
(菊)久保-鈴木叶
(松)平野-吉田
城 東 110 000 000│2
東海大菅生 103 000 01X│5
(城)清重・岡-森本
(菅)宮本・島袋・末吉・日當-北島
⚾ロースコアの接戦が続きました。守備から試合を作るのが安定した試合運営に役立つとされます。打ち合いより玄人受けする守り主体の試合は派手な打ち合いよりも面白味は足りないかも知れませんが、見応えがあります。
中国大会準優勝の光がしぶとく勝ったのは良かったと思います。
【第6日目】
▽2回戦
健大高崎-報徳学園
氷見-山梨学院
高知-履正社
天候が不安でしたが、本日は残念ながら試合中止のようです。
WBCの余韻もあるのでそれも良いかな、と思います。
第二試合は初回がすべてを分けた形ですね。出来れば四十九代表制度以降初の千葉県勢の日本一にまでつながると良いのですが、昨年春は外れました(苦笑)。
第三試合は悪い意味で(『愚行枠』と対戦するプレッシャー&トラブル続きの東海大菅生が苦戦する)予想が当たりましたが、それ以上に「徳島女子マネージャー枠」の試合前ノックの記事が2020年の「福島水害枠」のアトラクションを思い出して、私は気持ち悪かったです。「(環境に恵まれない)21世紀枠の公立校が一般枠の学校を倒すことはロマンがあるではないか!」と擁護派は言い立てますが、対戦相手校を「勝って当然、負ければ『末代までの恥』」にまで追い込むこととセットでは悪趣味にすら思えます。もちろん、直近十年で言えば2019年春の富岡西や一昨年春の具志川商のように一般枠補欠校(前者に至っては2003年までならば一般枠)の成績で選出されたならばまだ容認出来ますが。
6日目からは2試合目になる学校が出てきて、7日目にやっと全校が1試合を戦えます。
話は大きく変わりますが、東北のペッパーミル騒動が世界的に広まって、諸外国では高校野球に対する否定的なコメントが殺到しています。あれは相手のエラーによる出塁なので、やる方もやる方だと思いますが、それによって全てが禁じられるとの見解ならば、やはりスポーツとは違う高校野球の姿に違和感を覚える人も多くなるでしょう。
ことさらに派手なことをやれとは言いませんが、何でもかんでも教育の一環では今後の発展もないでしょう。自然にやるのが一番なのだと思います。