おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

第106回全国高校野球選手権 対戦組合せ

2024年08月05日 22時33分06秒 | 高校野球

第106回全国高等学校野球選手権大会は8月7日(水)に開幕します。

大会に先立って組合せ抽選会が4日(日)に行われ、初戦の対戦カードが決まりました。

 

早速、初戦の対戦カードを確認したいと思います。注目はその試合開始時間もあります。

第1日 8月7日(水)

▽1回戦

10:00 有田工-滋賀学園

16:00 英明-健大高崎

18:30 岐阜城北-智弁学園

第2日 8月8日(木)

▽1回戦

08:00 大阪桐蔭-興南

10:35 明豊-小松大谷

17:00 京都国際-札幌日大

第3日 8月9日(金)

▽1回戦

08:00 花咲徳栄-新潟産大附

10:35 金足農-西日本短大附

17:00 南陽工-菰野

第4日 8月10日(土)

▽1回戦

08:00 中京大中京-宮崎商

10:35 木更津総合-神村学園

13:10 聖カタリナ-岡山学芸館

15:45 掛川西-日本航空

第5日 8月11日(日)

▽1回戦

08:00 鳴門渦潮-早稲田実

10:35 聖光学院-鶴岡東

13:10 大社-報徳学園

15:45 創成館-白樺学園

第6日 8月12日(月)

▽2回戦

08:00 熊本工-広陵

10:35 富山商-東海大相模

13:10 鳥取城北-明徳義塾

15:45 北陸-関東第一

第7日 8月13日(火)

▽2回戦

08:00 長野日大-青森山田

10:35 石橋-聖和学園

13:10 霞ヶ浦-智弁和歌山

15:45 花巻東-有田工滋賀学園の勝者

 

毎回苦言を呈するのは心苦しいことですが、組合せ抽選会のやり方で言えば、今でも「東西対抗」をやめたことに拘りたいと思います。今回は初戦での同地区対決は「聖光学院-鶴岡東」の1試合にとどまっていますが、「掛川西-日本航空」の隣県同士の対戦が起こりました。それに対して、北海道同士、東京同士の対戦は初戦で起きない配慮だけはします。東西対抗を廃止して同地区対決を容認するなら、北海道と東京だけを特別視する必要も感じないというのが常識的な考え方ではないでしょうか? 

勿論、東西対抗にしたとしても隣県の対戦は発生します。「奈良-三重」や「滋賀-岐阜」のような対戦が起こる可能性があるからです。しかし、それは不可抗力としても、同じ地区の対戦が発生するのを避けることはできます。

何が言いたいかというと、「わざわざ甲子園まで来て地区大会をしなくても良いだろう!」という単純な発想すら高野連にはないのかという疑問です。

更に東西対抗にすることで隣県同士の対戦はかなりの頻度で避けることができます。例えば今回のような「静岡-山梨」の初戦での対戦は起こりません。

選手は勝利を目指して戦っているので対戦相手がどこになろうとも拘りなく全力で戦うのですが、応援する立場の方や純粋に高校野球を楽しみたい方々に不要な気遣いをさせるようなことには寛容ではなくなります。

 

今回試合開始時間を変更して3試合日の第3試合を夕方の試合開始としました。暑さ対策としての実施とはいえ、あまりにも中途半端です。選手の体調面を考えることは悪いことではありませんが、観戦する人の都合は無視していませんか? 甲子園に行きたいのは近隣の方だけではありません。応援団も宿泊を余儀なくされたり、観戦に行くにも宿泊が必要となるのであれば観戦を断念する人も出てくるでしょう。そして、4試合日になると以前のままというのには疑問というより呆れを感じます。高野連のダブルスタンダードは今に始まったわけではありませんが・・

暑さだけを考慮するなら、開催時期を変更するか、開催場所を変更する方が合理的です。「高校野球は教育の一環」と主張するなら10月辺りの土日に試合を行うことで選手の健康面にも良いことだと思いませんか? 京セラドームを使用すれば、全てが解決できませんか? あくまで「8月開催」「甲子園での開催」に拘るから、現状のような諸問題が出てくるのです。

「昭和の頃は今ほど暑くなかった」というのは詭弁です。気温が5℃違えば確かに体感は多少変わるかも知れませんが、暑いものは暑いのです。何が当時と変わっているかというと、今では時代錯誤と酷評される「努力」「根性」「辛抱」「我慢」「忍耐」が選手を鍛えていたことへの軽視です。例えば、練習で100球続けてストライクを投げなければ練習を終えないという規律を実践していた松山商とか、「牛若丸」と称してボール球を1球投げるごとに眉の上を硬球で軽くコツンとやられる為、度重なるとその箇所が晴れてきて「牛若丸」になってくるという大商大の練習とか、今ならパワハラですぐに問題視されて中止させられるような練習によって精神力が鍛えられるという状況は今の野球部では絶滅してしまったので、選手自身の体力や精神力が足りていないという意見は批判されるでしょうが的を射ていると思います。我々がやっていた頃の部活では一滴の水も飲まずに長時間の練習に耐えることが良しとされていました。確かに科学的根拠は存在しないかも知れませんが、確実に忍耐力をつけるとともに、どうにかして顧問や先輩の目を盗んで水を飲むか、というような狡猾な世渡り術も身につけたものです。「指が折れた」「顎が割れた」は怪我ではないというのは流石に認められないでしょうが、当時のスポ根を根底から否定するのは如何なものかと、時代錯誤親父は感じる訳です。1000本ノックや500球投球練習がパワハラ呼ばわりされるのはどうなのでしょう。1000本のノックを受ける為には1000本のノックを打つノッカーが必要ですが、1000本のノックを打つ努力をパワハラと言われたら納得できないところでしょう。

科学的トレーニングが悪いとは言いません。昔より今の選手がプレッシャーや緊張と無縁になって来たのもメンタルトレーニングの成果と思います。今の良い点と昔の良い点の歩み寄りというのは必要なのではないでしょうか?

論点がずれてきたので整理しますが、酷暑対策に固執し過ぎること、選手の健康面・体調面に集中し過ぎることは大会や野球の根本を否定してしまうことに繋がらないかという危惧があります。延長タイブレークをMLBが採用するのと日本の高校野球が採用するのとでは、目的が大きく異なっています。同等に取り扱うにはかなりの無理があります。選手の健康面を主張するならタイブレークではなく、サスペンデッドの継続試合ではないですか? 日程面や興行面を考えてそれを否定するとしたら高野連に未来はありません。甲子園が私企業の持ち物であり自由な運営が制限されるなら甲子園を離れる勇気も必要です。

100周年の甲子園でなければ高校野球が開催できないと言い張るなら、阪神タイガースから奪い取るぐらいの意欲と資金力を発揮しないといけません。金儲けに狡猾な高野連なら可能なのではないでしょうか? 自由に使用できる甲子園で思う存分に信念を貫いてください。

高野連の中途半端過ぎる酷暑対策に疑問を抱いたので長くなりました。ご容赦ください。

大会が無事に運営されるとともに、今大会を終えた時点での反省と今後の方針をよく考えていただきたいものですね。


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