狐の話題に続いては、今季はまだ初日の出ない連敗続きの鷗のお話です。昨季、チームの崩壊を招く要因となった部分を取り除けたのは良かったのですが、それとは別に及川やタナッチャなど、戦力となっていた選手も退団してしまい地力は落ちる一方です。
このチーム、悪い状況に陥ったときに叱咤激励する存在がないことが最大の弱点です。負のスパイラルにはまり込むと中々抜け出せません。態度で引っ張れる中心選手がいないことが長年の課題ですが、いつまで経っても払拭できませんね。
この日は久光スプリングスとの対戦です。久光と対戦すると西村弥菜美を失った痛手を感じてしまいます。リベロとしての才能を開花させ日本代表まで上り詰めた潜在能力をシーガルズでは上手く引き出してやれなかった悔いが残ります。しかし、彼女の性格上、岡山のチームの雰囲気では力を発揮できないのも仕方ないとの諦めの気持ちもあります。そんな嫌なムードも含めて、試合を振り返りましょう。
この試合のシーガルズのベンチ入りメンバーです。
決定力が根本的に欠けている現状を打破する為の唯一の方策は粘ること以外にありません。相手が根負けしてミスをするまで粘り抜く、薄汚いと叩かれるシーガルズバレーの本質を思い出すしかありません。若い選手たちにはわからないことかも知れませんが。
試合結果です。
🏐第3セットは先行していたのですがデュースの末に落としました。終わってみればストレート負け。セットごとに競り合ったとしても勝ちに結び付かなければ無駄な抵抗です。今後に繋がる光明が見いだせればよかったのですが。
シーガルズのスターティングシックスはどのセットを見てもセオリー通りですね。相手のスタメンを予想してこちらのローテーションを決めているのなら良いのですが、あまり変わり映えしないのは、戦略的にも行き詰っているのか? ここまで連敗が続くと士気も下がってしまわないか心配です。
何かのきっかけが欲しいところです。
次戦は今季V1昇格してきた、プレステージ・インターナショナルアランマーレとの対戦です。さあ、この試合に勝てないようだと覚悟を決めないといけないかも知れません。開幕からの連敗を「5」で止めて、反転攻勢に出られるように頑張ってほしいものです。
近隣の加古川での試合。2日間とも行けないのは口惜しい限りですが、何とか朗報を期待します。