栃木SCの振り返りです。多くを語る気分ではありませんので、淡々と描くかも知れません。
8月後半から9月前半までの勢いはすっかり消え失せ、直近1ヶ月は勝利がないファジです。惜しいとか悔しいと言っていた時期を通り越し、「やっぱり」と思いだすと前向きな気持ちもなくなっていきます。
1万人を超える観衆が落胆のため息を漏らし、ブーイングも出ようというものです。
悔しい気持ちを吐き出すところがここしかないのが辛いところです。
この試合のスコアとスタッツです。
⚽ここまで来て開き直れないチームの弱さを今更嘆いても仕方ないのですが、冷静に試合を進められないのであればせめて開き直ってほしいものです。スタッツに表れるほど試合を掌握していたわけではありません。何とも消化不良のドローで、前向きに振り返ろうとしても良い材料が見つからないのが現状です。
直近の6試合で5試合先制されているという現状、1勝3分2敗で6試合で勝点を「6」しか積めなかったことは大失速と言えます。得点力不足に加えて守備の崩壊、大事な天王山だった千葉戦が「0-5」の惨敗だったことが全ての命取りになりました。
今季の停滞感を象徴するようなゲームが続き、心が折れそうになることがしばしばあった今季も残り試合は2試合になりました。
綺麗ごとは言いません。結果がどうあれ、内容がどうあれ、連勝して今季を終えること。せめて2試合ぐらいは意地を見せてもらいたい。これから先のことなど考えている余裕もないので、目の前の1勝にこだわりたい。それだけです。
自動昇格を決めているのは首位の町田だけ、自動昇格の可能性が残るのは4位の東京Vまでの3チーム。千葉は勝点で並んだとしても得失点差で届きません。プレーオフの可能性が残るのは11位の群馬まで。ただし、大分以下の3チームは非常に微妙な立ち位置、というよりほぼ絶望と言えます。奇跡を信じるよりも現実に目を向けないといけません。
残留争いに関しては、金沢の21位以下というのは決まっています。18位の栃木から21位の大宮までが残留を争いますが、次節で大宮が引き分け以下だと21位以下が決定します。
昇格争いと同様、もっと早くから何とかできなかったのか、という後悔の念がどうしても出てきてしまう時期なのです。秋風が吹くころには毎年繰り返される光景です。
ファジの次節はホームの秋田戦、最終節はアウェーの金沢戦。
笑って終えられるシーズンではないかも知れませんが、せめて連勝して終えましょう。
最終節まで、よろしくお願い申し上げます。