Jリーグ2023シーズンが開幕します。J1の「川崎F-横浜M」の試合で今季が始まります。
1993年5月15日に産声を上げた日本初のプロサッカーリーグ、Jリーグが「V川崎-横浜M」の対戦カードで開幕してから30年。10クラブでスタートした黎明期の紆余曲折を経ながら、JクラブはJ1・J2・J3の各カテゴリーを合わせて60クラブにまで拡大しました。今季新たに加わったのが、FC大阪と奈良クラブの2つ。現在、47都道府県でJクラブのないのは、三重・福井・滋賀・和歌山・島根・高知の6県のみとなりました。J不毛の地と言われ、唯一準加盟チームのなかった宮崎にテゲバジャーロ宮崎が誕生しJ3に昇格が決まった時にJの全国的広がりを強く感じました。
現状でJクラブのない6県でJFLに参戦しているチームは以下の通りです。
- 福井県
- 三重県 ヴィアティン三重,鈴鹿ポイントゲッターズ
- 滋賀県 MIOびわこ滋賀
- 和歌山県
- 島根県 ※FC神楽しまね→JFL退会を発表
- 高知県 高知ユナイテッドSC
JFL参戦クラブのない福井と和歌山、FC神楽しまねの退会が決まった島根に関しては、まだまだ厳しい道程になります。また、問題山積で存続すら危ぶまれる鈴鹿ポイントゲッターズなど、現状のJFL参戦クラブも不安定な経営状況ですから、J3との入替制が始まったとしても、相当厳しい紆余曲折がありそうで中々大変そうです。
さて、本題です。
2023シーズンのJ2に参戦するファジアーノ岡山には、県内各所から「今年こそJ1昇格」という期待の声が殺到しています。専門家’やファン、サポーターの予想でも多くの方が昇格候補に挙げてくれているというのは嬉しいですね。ただ、冷静になれば今年も『魔境』J2はまさに群雄割拠、抜け出せない『底なし沼』の恐怖が続きます。「世界一面白い2部リーグ」とissanが勝手に銘打った混沌としたJ2から抜け出すのは、冗談抜きで至難の業なのです。
勿論、夢があります。一つは夏の甲子園での岡山勢の優勝を見届けること、もう一つがJ1で躍動するファジアーノ岡山が日本一になるのを現地で確認することです。難度がとめどなく高い夢ですが、M-1でウエストランドがグランプリを取ったり、新春の高校サッカーで岡山学芸館が日本一になることなど、微塵も考えてないことが現実になるのを目の当たりにすると、強ち遠い夢でもないのかなと感じます。ファジと共に歩む未来が自分にどれだけ残されているのかは、この年齢になればそれほどないのかなとは思いますが、ファジと共に歩んで行くことができれば、その時間は未来永劫続くのではないかと感じられるので、瞬間瞬間を見逃さずにその風景の中に同化したいと思います。
今季の開幕を間近に控えて、2023シーズンのJ2で対戦する21クラブとの昨年までのJの舞台での対戦成績を確認したいと思います。今季、初めてJ2を戦ういわきFCと藤枝MYFCの2チームに関しては今季が初顔合わせになりますが、あとの19チームとは多かれ少なかれ過去に対戦がありました。
【ファジアーノ岡山 J2対戦成績】
◇vs ベガルタ仙台
5試合 1勝2分2敗 5得点5失点
◇vs ブラウブリッツ秋田
4試合 2勝1分1敗 4得点3失点
◇vs モンテディオ山形
20試合 13勝2分5敗 28得点20失点
◇vs いわきFC
0試合 0勝0分0敗 0得点0失点
◇vs 水戸ホーリーホック
29試合 7勝8分14敗 30得点37失点
◇vs 栃木SC
25試合 11勝6分8敗 29得点22失点
◇vs ザスパクサツ群馬
25試合 8勝3分11敗 27得点33失点
◇vs 大宮アルディージャ
12試合 3勝5分4敗 12得点14失点
◇vs ジェフユナイテッド千葉
26試合 7勝5分14敗 21得点34失点
◇vs 東京ヴェルディ
29試合 11勝5分13敗 25得点35失点
◇vs FC町田ゼルビア
16試合 5勝7分4敗 20得点21失点
◇vs ヴァンフォーレ甲府
17試合 7勝4分6敗 18得点18失点
◇vs ツエーゲン金沢
16試合 5勝7分4敗 19得点16失点
◇vs 清水エスパルス
2試合 0勝1分1敗 3得点4失点
◇vs ジュビロ磐田
8試合 0勝6分2敗 7得点9失点
◇vs 藤枝MYFC
0試合 0勝0分0敗 0得点0失点
◇vs レノファ山口FC
14試合 8勝4分2敗 17得点11失点
◇vs 徳島ヴォルティス
25試合 12勝6分7敗 33得点32失点
◇vs V・ファーレン長崎
18試合 7勝7分4敗 23得点21失点
◇vs ロアッソ熊本
23試合 7勝11分5敗 28得点20失点
◇vs 大分トリニータ
16試合 5勝5分6敗 10得点15失点
苦手チームに対する戦い方が難しいのがJ2。チームの色が極端に出るリーグなので、必ずしも理想的な形と思っていたことがそうならないことも多くあります。
それでは、J2リーグの2023シーズン開幕カード11試合を再確認しましょう。
【2023明治安田生命J2リーグ第1節】
*2/18(土)
13:05 甲府-山形
14:00 いわき-藤枝
14:00 群馬-秋田
14:00 清水-水戸
14:00 磐田-岡山
14:00 山口-大宮
14:00 長崎-千葉
*2/19(日)
14:00 東京V-金沢
14:00 町田-仙台
14:00 徳島-大分
16:00 栃木-熊本
開幕カードのアウェー、ジュビロ戦、ホーム開幕カードのエスパルス戦。序盤の降格2チームである静岡勢との連戦の結果が今季を占う大切な試合になります。自らが自信を深めることにもなりますし、更には他チームに「岡山強し!」をアピールできる相乗効果があります。
共に目指しましょう。頂点を!
そして、共に行きましょう。J1へ!!
よろしくお願い申し上げます。