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ゆっくり行きます。

不運も含めて至極妥当。(JEF2-0京都@フクアリ・J1第24節)

2006-09-24 21:09:42 | フットボール
 当初は書くのをやめようかとも思っていましたが、行ったからにはやはり書くことにします。


 聖地国立での試合を終え、千駄ヶ谷駅から移動します。ただし、行き先は千葉方面。


 事前に調べたところ、千駄ヶ谷からは1時間と少しで蘇我に行けることが分かったため、折角の機会だから・・・と、今まで足を踏み入れたことのなかったフクアリに行ってみようと思った次第なのです。錦糸町駅で乗り換え、横浜な同行者と共に草津戦の悔しさを少しでも晴らすべく缶ビール片手にバカ話をしているうちに蘇我駅に到着。そこから歩いて10分ぐらいでフクアリに到着しました。


 スタジアムの第一印象は仙スタを若干小さくして無理やり2層式にしたような感じ。けれど、周囲にはフクアリ以外に目立つ建物がないため、秋の夕暮れの中で光り輝いてた様には荘厳さをも感じます。ピッチまでの近さや観客席の近さもなかなか。これは偶然でしょうが、タイミングを図れば、アウェーのサポーターでもしっかりとコールが反響される構造にも好感を抱けます。JEFのサポーターが増えるのも分かる気がします。
 

 さて、試合なのですが、終わってみれば予想通りのJEFの快勝。マリオ・ハースの代わりに水野を投入し、巻の1トップだったJEFですが、そんなことはお構いなしに、「いつも通りの全員サッカー」で勝ちを収めました。

 
 で、モチロン、初フクアリと同じくらいの重要な目的として、今の京都サンガがどうなのかを生で見ておきたかったというのがあります。序盤はボールを持った相手に複数でプレスを掛け続け、積極的に守っていましたが、いかんせん、攻撃の組み立てにおいて、中盤が存在していません。ボールを奪うと左ハーフの中払を経由してパウリーニョに渡すだけというシンプルなもの。

 中払の調子が良かったのでパウリーニョにまでボールは届くものの、昨年のJ2で見せたほどの存在感がなく、また、選手紹介時にJEFサポから喝采の拍手を受けていた林は全然機能せず、京都から得点の香りがしません。パウリーニョの相方FWに同じブラジル人選手がいれば面白いことになりそうだなぁと思わないでもありません(笑)。で、そうこうしているうちに、山岸の絶妙なクロス(※訂正済)に巻の足が入り、JEFが先制。

 後半はより一層、中払経由でサイドからのカウンター攻撃を徹底させ、それなりにリズムを掴んできた京都。ところが、客観的に見てJEF選手のキーパーチャージだろうと思った京都ゴール前での京都GKとの接触が、得点機会阻止ということでPK。これを阿部勇樹がしっかりと決めて2-0。我々の身も含め、よくあることではありますが、あまりにも不運すぎます。さらに攻撃の基点となっていた中払が接触プレーで足を痛めてアウト。これで試合は完全に決まりました。


 今年のGWに等々力でセレッソの試合を見たので、それなら京都も・・・という目的が自分の中にありました。正直な感想として言わせてもらえば、真ん中からの組み立ては殆どなく、思っていたよりも・・・(以下略)となりますが、それでも今のJ2よりはスピードがあり、パウリーニョへのプレスを少しでも手を抜くと昨年と同じようにやられてしまうでしょう。また、終盤に投入された田原が機能していたことも備忘として書いておきます。
 

ミイラ取りが、大人になって、ミイラになった。(横浜0-2草津@聖地国立・第41節)

2006-09-24 00:36:54 | フットボール
 三ツ沢の神戸戦の後、3試合の欠席を挟み、久々(私にとって)の横浜の観戦と相成りました。


 で、個人的には連敗となりました。


 「今の横浜が負けるとしたらこれしかない」というぐらいの、ほんの一瞬の隙をモノの見事に突っつかれての2発&赤紙1枚での敗戦。虎視眈々と相手の隙を突こうと冷静沈着に戦っていたハズの横浜が、草津に逆にやられてしまいました。ま、これはこれで仕方がないと思います。



 ただ、3週間ぶりに横浜の現場に戻ってきたわけですが、先制されても精神的に動じず、冷静に戦い続けた選手。不利な判定にいつまでも引きずらず、試合が終わろうとも決して手を休めずに選手・スタッフ全員がいなくなる最後の最後まで精一杯声を出し続けていたサポーター。


 自分がいなかった僅かな間に、このクラブを取り巻く全てという全てが本当に大人になったよなぁとしみじみと実感し、その様に驚きました。



 今日はザスパがお見事でした。けれど、今の横浜FC、しっかりと「メイク・プログレス」が出来ていると思います。何も間違ってはいません。